マリシャスクレ-ム 2
発売日 :
2010/10/01
凶悪なクレーマーVSクレーム処理の天才、息苦しいほどの対決が再び!!
エマージェンシーカスタマーセンターを攻撃目標とする謎の集団。電話回線はパンク状態となるが、その裏にはセンターに精通している裏切り者がいると常光は睨む。 さらに、その集団の中には凶悪なIPBCが紛れていた。出雲源一郎と名乗る男の声、話す内容は常人には耐えがたい生理的嫌悪をまき散らす。唯一、対等に戦えるはずの常光だったが、出雲にはなぜかいつものクレーム予測が通じない。 出雲たちの執拗な攻撃、裏切り者の存在、その裏に隠された意外な真実が明らかになったとき!?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 737円(本体670円+税)
- ISBN: 9784048700559
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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すみの2015/09/2620ネタバレあり非人間的な悪質クレーマー・IPBCによる常光潰しとも思える仕業。敵もさるもので裏を掻く常光たちの活躍に思わずホッとする。しかし対応できるのはIPBCの特性を知る常光だからこそ。彼もまた同様にIPBCとなり得る気質があるが、それだけに「信じる」ということを始め人間的な面にどこか欠ける彼が周囲の影響を受けどれだけ温かな思いやりのある人間になるのかが気になる。それにしても本当にあのようなクレームはあるのだろうかと・・・。恐ろしい。
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しぇん2023/01/1016KindleUnlimitedで再読。ここから続編出なくて残念でした。最後にipbcの正体とか明かされたので、まだまだ続くと思っていたんですけどね。今、範乃秋晴先生はどうしてるのか
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フリスビー2014/02/0212言葉は人を救うことも出来るが、同時に殺すことも出来る――。主人公・榊原の放つ台詞はどれもキマっていますが、「好きという感情が解らない」と言う欠落した人格が複雑で魅力です。クレーム自体は、前作の方が怖かったかな。しかし悪意を持ったクレームは人を破壊し、死に至らしめるということはより深く解りました。続きそうな感じなので、続編お願いしたいですね。
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naolog2015/11/035クレームそれ自体が目的であり手段。日常生活でもそれに近いことはないでしょうか。ストレス社会って何だろうと思いますが、目一杯頑張りすぎて余裕がない気がしますね。のどかなところに行きたいものです。
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さっち2011/12/264日常パートも楽しめたアカウントがこちらになります。いじましい宮ノ下さんかわいいっす。いつも通りの読みごたえ。ただ、もっと文を短くしないと読みにくいかなと思った。
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