第9回 ほっこりあたたか「シチュー」|ごゆるり絵師めし ~イラスト仕事はガチでやるんで料理は手抜きで許してほしい~
第9回 ほっこりあたたか「シチュー」
とんでもない猛暑の長い長い夏が、もう終わらないんじゃ? と疑い始めた頃にようやく涼しくなってきて、ずーっと常備していたアイスの買い足しも、もういらないかな~と思いだしたら、いきなり寒くなってきましたね。
あんまりな温度変化に体が追い付かないよ! 衣替えもしなきゃですし。あ、私は基本自宅引きこもりの自営業者で、買い出しくらいしかお外に出ない日常なので、見た目気にしないです。ほぼ年中、麻の服を重ね着することで温度調節して暮らしてます。
麻、リネン。いいですよ。夏は風通しが良くて涼しくて、冬は重ね着すると保温性がとても良い。ちと高いが着まわしまくるので、元はしっかり取れるしね。一年中同じような服を着ているので、衣替えは上着と下着くらいしかしないので、衣替えが楽でいいです。
そして、いきなり寒くなったのに耐えられず、何年振りかでこたつ、出しました! 喉が弱くて、冬はエアコンを使いたくないので、例年は石油ストーブで暖を取るのですけど、こたつもいいかな?と。いやーやっぱりこたつ、いいですよね。人をダメにするよね。ぬくぬく。
さて、部屋と服を温かくしたら、次はお腹の中から温まろう。そろそろシチューとか、食べたくなってきましたよ。
ここでたびたび出てくる重くて大きなホーロー鍋に、本領を発揮してもらいましょう。なんでこんなでっかい鍋なの? それはね。半額でお安かったから。そしてお鍋いっぱいに作ると、大量に料理が作れて3日分は炊事が楽になるから。まさにごゆるりで手抜きの象徴なんですよ。ふふっ。
【シーフードクリームシチュー】
白菜⋯⋯1/3個
じゃがいも⋯⋯3個
かぼちゃ⋯⋯1/4個
にんじん⋯⋯1本
冷凍かき⋯⋯10個程
冷凍ほたて⋯⋯10個程
ソーセージ⋯⋯5、6本
クリームシチューのルー⋯⋯1箱
コンソメ⋯⋯適量
ローレル⋯⋯2、3枚
ちょうど、ふるさと納税で送られてきた冷凍のかきとほたてがあったので、シーフードでクリームシチューを作ろう! 貝類はいいお出汁が出てほんとに美味しいですからね。でも煮込むと縮んじゃうので、ボリュームを足すために今回はソーセージも追加していきましょう。
私はつい、鍋にいっぱい材料を入れて、たっくさん作りがちなんですよね。よく家族に呆れられてます。だって、どうせ作るなら色んな材料を入れたくなるんだもん。その方が美味しいんだもん。
今回はハロウィンの時期だったので、かぼちゃを入れちゃおう。そろそろお安くなってきた白菜もたくさん。
お鍋に油を入れて熱して、大きめに切った野菜と貝類、ソーセージをどんどん入れて炒めていきます。野菜がある程度しんなりとしてきたら、ひたひたになるくらい水を入れて、コンソメとローレルを投入して煮込んでいきましょう。
鍋が大きいので、蓋をして強火で10分ほど、しっかり煮立ったらルーを入れて弱火で15分、コトコト煮ます。煮込み時間は鍋の大きさや食材の量で調節してくださいね。
タイマー設定したら、お仕事コーナーでお仕事。材料を切って鍋に入れて、あとはタイマーにお任せで完成、なんて手抜きできて楽なお料理。
美味しい海鮮とほくほくかぼちゃのクリームシチューを堪能したら、翌日はちょっと具が寂しくなったところにお肉を追加して食べたり、最後はトロトロに煮込まれたシチューでスープパスタ!
こんな感じで食べきります。はー旨かった。
寒い時期は、他にもいろいろなシチューをたくさん作ります。
ありものの野菜たっぷりに、肉団子を入れてトマト缶と煮込んで、お野菜たっぷりトマトシチュー。作り方は上記のルーとトマト缶を入れ替えて、塩こしょうで味を調えるだけ。かんたん。
アレンジとしては、耐熱容器にバターを塗って、ごはん、シチューの上に冷凍ハッシュドポテトを乗っけてチーズ、パン粉を乗せ、200度のオーブンで20分。マッシュポテトを作るのがめんどくさいのでハッシュドポテトで代用した、お手軽ポテトドリアの完成~。あつあつホッカホカで温まります。
寒い時期は大鍋と、それから石油ストーブが大活躍するので、まだまだ語りたい料理がありますよ。和洋中、なんでもイケる!
それは次回以降でご紹介していこうと思います。お楽しみに。
あるときはイラストレーター、あるときは主婦。「フルメタル・パニック!」「バトルスピリッツ」「異世界迷宮でハーレムを」「傭兵団の料理番」「モンスターコレクション」etc.
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