第6回 飽きたら美味しく変身マン「豚肉の常備菜」|ごゆるり絵師めし ~イラスト仕事はガチでやるんで料理は手抜きで許してほしい~

第6回 飽きたら美味しく変身マン「豚肉の常備菜」
私、仕事場をどこに置いているかといいますと。リビングの一角だったりします。
みんながテレビを見てるすぐ横にどーんとデスクを置いて、モニターを2つ並べて、なんなら作画用デスクの上にもう一つ液晶タブレットをモニターアームで重ねて、アナログもデジタルも作画作業ができる体制を整えてたりします。
家族にはちょっと邪魔かも? と思いつつ、会話しながら作業したり、料理を煮込んだりレンジやオーブンでタイマー調理している待ち時間を有効利用できて効率的。仕事中欠かせないお茶やコーヒーもすぐに淹れられますしね。
そんな感じで、家の中心であるLDKのど真ん中に、主のごとく巣を構えております。

タイマーを駆使してお任せ調理で手を抜くのも常習ですが、一度にたくさん作り置きして、何日かに分けて食べる常備菜もよく作ってます。旬の野菜をもらったり、安くたくさん手に入ったときとか、業務スーパーやメガドンキでお徳用お肉をキロ単位で買ってきたり、とにかくたくさん材料をゲットしたときは常備菜のチャンス。
生のまま冷蔵庫に入れておける期間は知れてますけど、調理して小分けにしておけば何日も持つし、なんなら冷凍しておけばもっと日持ちするので、忙しいときのために作っておくのだ!
【豚肉の常備菜】
豚こま肉⋯⋯1kg
玉ねぎ⋯⋯3個
にんじん⋯⋯2本
しめじ⋯⋯1パック
油⋯⋯大さじ1
酒⋯⋯50cc
みりん⋯⋯50cc
塩こしょう⋯⋯適量
フライパンに油を熱して、お肉を丸ごと投入!中火で炒めます。固まっちゃいそうですが、火が入るにつれてバラけてくるので、菜箸で裏返しながらまんべんなく焼き色が付くまで炒めてね。完全に火が入ってなくてもOK。
玉ねぎ、にんじんを串切りにし、しめじと一緒に投入。酒、みりん、塩こしょうを入れて、水分を飛ばすように炒めます。野菜がしんなりして火が通ったら、出来上がり。お肉の旨味がしみしみの、そのまま食べても美味しい肉野菜炒め。
その日に食べる分を残して、タッパーなどに取り分けて、粗熱が取れたら冷蔵庫にしまっておきましょう。当日はそのままおかずにしても良し、醤油を加えて豚丼にしてもいいですよね。次の日は、お鍋に常備菜を入れてトマト缶を加えて煮て、洋風・豚肉のトマト煮込みにチェンジ。ご飯でも合うし、バゲットを添えてオシャレにしてもよし。
その次の日は…さすがに飽きてきたな…と思ったら、別の料理でいいのです。なんせ日持ちする常備菜。なんなら晩ご飯は別のものを作るとして、お昼ご飯にちょこっと使ってもいい。
なすを乱切りにしてオリーブオイルとにんにくで炒めて、常備菜を追加。ケチャップで味を調えて。パスタにかければイタリアンなランチ。平日の昼間、一人分のご飯を作るのがめんどくさい時に重宝します。
ん? パスタをゆでるのは面倒でないか?

ふふふ、今は便利なものがあるのですよ。百均で売ってる、レンジでパスタを茹でられる容器がうちの定番。一人分から作れて、水とパスタを入れた容器をレンジでチンするだけなので超簡単。最近の百均は、便利な調理グッズがいっぱいあるので、見ているだけでも楽しいですよね。
それでもまだ残っていたら?
最後はカレーにするのです!
じゃがいもやお好きな野菜を追加して、ちょっと水を加えてカレールーを入れて一煮立ちさせれば、カレー。そう、残ったおかずは最終的にカレーがすべて解決してくれるのですよ。
さすがは国民食、頼りになりすぎ!


あるときはイラストレーター、あるときは主婦。「フルメタル・パニック!」「バトルスピリッツ」「異世界迷宮でハーレムを」「傭兵団の料理番」「モンスターコレクション」etc.
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