第5回 揚げ物「から揚げ&かき揚げ」|ごゆるり絵師めし ~イラスト仕事はガチでやるんで料理は手抜きで許してほしい~

第5回 揚げ物「から揚げ&かき揚げ」
いくぞ、王道!
これがキライな人がいるか?
いや! いない(断言)!!←個人差はあると思います
からあげ! 鶏のから揚げですよ。みんな大好き、特に子供たちにはこれを出しときゃ間違いない! 黙って吸い込むように食べまくりますよね。
我が家でも、大定番。揚げ物は暑いわ、油が飛び散るわ、たまにはねた油でやけどするわで作るのは大変ですが。たくさん揚げて大きなお皿に山盛りのから揚げを出すと、家族の目がキラキラして、瞬く間に減っていくのを見るのは至福。なので定期的に作っちゃう。

【鶏むね肉のから揚げ】
鶏むね肉⋯⋯2枚
塩麴⋯⋯大さじ1
にんにくチューブ⋯⋯5~6cm
片栗粉⋯⋯適量
揚げ油⋯⋯適量
我が家ではから揚げと言えば鶏むね肉。硬くなるのでは?とのご心配は無用。
塩麴~~~!(ド〇えもんのあの曲)
これを一口大に切った鶏むね肉にまぶして、冷蔵庫で半日から1日放置するだけで、塩の塩気と麹の甘味で美味しく、そしてお肉がやわらかしっとりになるんですよ。とっても簡単に美味しくなるのでおすすめですよ。
塩麴は、瓶詰やチューブ状の既製品がたくさん売られているので、それを使うのが便利ですけど、私は作り置いてよく使ってます。ついでなので、塩麴のレシピも書いちゃおうかな?
【塩麴】
食塩⋯⋯100g
水⋯⋯300cc
まあ、簡単に米麹1に対して塩1/3、水1と覚えていただければ。
フタのある容器に材料を入れてまぜまぜして、フタをゆるく載せて1週間ほど常温放置するだけ! 季節によって時間は変わりますが、麹がふっくらして崩れてきたら完成です。あとは冷蔵庫で半年くらいは持ちますよ。
放置多いですね私。放置はいいぞ。すべて時間が解決してくれる。
さて、話はから揚げに戻りますが、塩麴がなかったら、第1回のサラダチキンの回の、酒とみりんに漬けておいたお肉でもやわらかく作れます。こちらもよく作ります。
ではでは塩麴の解説をしているうちに、お肉がいい感じに柔らかくなったところで揚げていきましょう。
ジップロックに入れて冷蔵庫で寝かせておいた鶏むね肉に、にんにくチューブをちゅるっと入れてジップを閉めて、ぶん回す!
私の暴力により、肉がにんにくまみれになったら、片栗粉をさらに入れて、ジップを閉めて、さらにぶん回す!!
私の暴力により、いい感じに衣が付きます。手も汚れません。すてき。
揚げ油(うちは米油)を170度に熱して、いよいよ揚げていきましょう。よく、2度揚げするとか聞きますが、めんどくさくなくて時短の方法があるんですよ。程よく衣が固まってきたら、フライ返しなどでお肉を鍋から持ち上げて、10秒ほど空気にさらして表面温度を下げてから、ひっくり返しながら鍋に戻す。これを順に全部のお肉にやってやり、きつね色になったら完成です。2度揚げに使う容器やペーパーもいらず、時間もかからないし片付けも楽なんです。
揚げるのは暑いししんどいですけど、揚げたてをごはんやビールといただくのは幸せですよね(ごっきゅごっきゅ…ぷはあ)!

揚げ物といえば、から揚げに次ぐのは天ぷら。フライも奥が深いので。それはまた後日。今日は天ぷらのかき揚げをご紹介。
【小エビと玉ねぎのかき揚げ】
玉ねぎ⋯⋯1個
小エビ⋯⋯1パック
てんぷら粉⋯⋯250g
水⋯⋯250cc
塩⋯⋯少々
玉ねぎを薄切りにして小エビと一緒にてんぷら粉(分量外)を少し入れて和えておきます。今回は小さい小エビだったので、丸ごと入れますが、大きめだったら皮を取り除いてくださいね。
てんぷら粉と水と塩を混ぜて衣を作ります。衣に具材を入れて、ざっくり混ぜ、180度の油に投入します。おたまに一杯分をスライドさせるように鍋に入れるとバラバラになりにくいです。ある程度固まってきたら、ひっくり返して両面揚げます。なるべく触らないように!
1~2分でふわふわさっくりの美味しいかき揚げの出来上がり! 醤油や塩でいただきましょう。
他にも、お店で見かけたメヒカリや、釣ってきたキスやハゼなんかの、小さい魚も丸ごと片栗粉をまぶして揚げればとても美味しいから揚げに。季節ごとに楽しんでおります。
ヘルシーばっかりじゃ干からびちゃいそうなので、たまにはこってりしっかり、揚げ物でテンションアップしていこう!


あるときはイラストレーター、あるときは主婦。「フルメタル・パニック!」「バトルスピリッツ」「異世界迷宮でハーレムを」「傭兵団の料理番」「モンスターコレクション」etc.
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