第6回ドラゴンノベルス小説コンテスト大賞受賞作『乙女ゲー戦記』特集！ “唯一無二の快作”と評された、本作が生まれた背景とは？
まずはどんな作品かチェック！
イントロダクション
乙女ゲームを1ミリも知らない元・日本人男性が、田舎の領主代行を務める女騎士・エレウノーラに転生!? 鍛え上げた筋骨隆々の肉体と、現世である社畜時代に培った鋼のメンタルで、そこが乙女ゲームの世界であると知らないままに八面六臂の大活躍を見せる。
やがて彼女が王都の学園に進学すると、波乱の学生生活は決闘三昧。男友達とは拳で語り合う一方で、学園で同じく現世から転生してきた悪役令嬢と出会ったり、お茶会では恋の相談に合理主義で回答したりと様々なイベントをこなしていく。
そんな華麗なる乙女ゲーム世界で、世界観を無視した言動は図らずも本来迎えるはずだった原作シナリオを逸脱させていってしまい……!?
登場人物
辺境のカミタフィーラ騎士爵領当主代理を務める孤高の女騎士。前世の記憶はあるが、ここが乙女ゲームの世界だとは知らない。運命に振り回されながらも、我が道を行く！
乙女ゲームの世界に転生したと知り、原作改変に励んでいる悪役令嬢。破滅を回避するため、エレウノーラを味方につけようと画策する。
王太子にして、原作乙女ゲームのメイン攻略対象。原作ではヴィットーリアと婚約破棄して聖女と結ばれるはずが、転生者たちに翻弄されることに。
選考講評
乙女ゲームの世界に弱小貴族令嬢として転生した主人公は、原作を知らない元日本人男性。その言動は、世紀末感漂う“ザ・漢”。そんな出オチとも思われそうなコメディ感ある設定に、本筋の乙女ゲー展開、歴史、群像劇、バイオレンスと様々な要素がぎっしり詰め込まれた作品。どんどん転がっていくお話は疾走感があり、読者をいい意味で裏切ってくれます。そして何より、荒唐無稽なストーリーを一本筋が通ったものとし、しっかり読ませる構成力に感服！ この唯一無二の快作を大賞といたします。
『乙女ゲー戦記』著者・うっかり一兵衛スペシャル突撃インタビュー！
見事〈大賞〉を受賞しドラゴンノベルスよりプロ作家デビューをはたした本作著者、うっかり一兵衛。作家になる前の意外な経歴や、受賞当時の思い出、改稿のポイントなど貴重なお話をたくさん伺ってきました。
※本インタビューは本編の内容の一部ネタバレを含みます。予めご了承ください。
いかがでしたか？ 今回は『乙女ゲー戦記 乙女ゲームを1ミリも知らない男がTS転生した結果』の作品紹介特集をお届けいたしました。気になったらまずは試し読みから読んでみてください。
第6回ドラゴンノベルス小説コンテスト受賞作
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