食欲の秋のおいしい小説特集【3】 四季折々を味わう「ちどり亭にようこそ」シリーズなど豊作!
食欲の秋にぴったりな作品をチェックしてみませんか?
古都の四季折々のお食事、下町の和菓子屋さんの逸品、異世界の一風変わった一皿……。
本特集の作品を読めば、秀逸な食事風景とそれにより変化していく登場人物たちのエピソードで、胸がほっと心地よい温かさでいっぱいになるはず。
……けれど、おなかは空いてしまうかも!?
- 1冊目▶ ピュアな恋心と四季折々の文化を味わう「ちどり亭にようこそ」シリーズ
- 2冊目▶ おにぎり専門店の新米店長が大奮闘!「おにぎり処のごちそう三角」シリーズ
- 3冊目▶ 甘いお菓子と優しいストーリーについ手が伸びる「下町和菓子 栗丸堂」シリーズ
- 4冊目▶ 「転生厨師の彩食記」シリーズは、真心こもった手料理で生きる希望が湧くストーリー!
- 5冊目▶ 「森のほとりでジャムを煮る」シリーズは穏やかなスローライフと主人公の有能さが魅力!
- 6冊目▶ 「地味で目立たない私は、今日で終わりにします。」シリーズは、日本料理がもてはやされる描写ににんまり!
- 7冊目▶ 北海道のご当地小説としてもおいしい! 「弁当屋さんのおもてなし」シリーズ
- 追加の1冊!▶ 2025年10月アニメ2期放映開始!「かくりよの宿飯」シリーズの見所は? アニメ情報もチェック!
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ピュアな恋心と四季折々の文化を味わう「ちどり亭にようこそ」シリーズ
京都の片隅に、素敵なお弁当屋さんが!
京都のお弁当屋を舞台に繰り広げられる美味しくて心温まる人情ドラマ!
ここは、昔ながらの家屋が残る姉小路通沿いに、こぢんまりと建っている仕出し&弁当屋「ちどり亭」。
店主の花柚さんは二十代半ばの美しい人で、なぜか毎週お見合いをしている。いつも残念な結果に終わるらしいんだけど、どうしてなんだ?
「結婚したいんですか?」と尋ねると「お見合いがライフワークなの」と答える彼女。
うーん、お茶目な人だ。
そんな花柚さんが作る最高に美味しいお弁当は、とても人気で、花柚さんもバイトのぼくも毎日、朝から仕出しや弁当販売で大忙し。
あ、いらっしゃいませ! どのお弁当にしますか?
おすすめポイント
もう花柚さんがかわいらしくて、魅力的で。彼女の生み出すお料理も、とびきり素敵です。
京都の四季折々に合わせたお食事は、いい香りが紙面の向こうから漂ってきそうな描写がされています。
そして、実は花柚さんには長年つかず離れずの距離感を保った幼馴染がいて……?
その幼馴染との関係は、読者としては「くっついちゃえよ!」ともどかしくて背中を押したくなるもの。けれど二人にはその気がないのかと思う瞬間もあるし……。
さらにちどり亭で働くアルバイトの彗くんも、実は大学に想い人が。彼女を好きになった後で気づいた「好きな理由」がまた素敵なんです。
――父子家庭だから飲み会がどんなに遅くなっても心配をかけないように21時半には帰ること。家事をするから、見た目は今時なのに爪を短く切りそろえているところ。――
そういったささやかな、けれど彼女が大切なもののために払う気遣い。それらを見つけて好きだと思う彗くんの目線もまた、読んでいて心地よいのです。
季節を感じられるお料理だけでなく、大人の甘酸っぱい恋模様も必見の一冊。ぜひ手に取ってみてください。
登場人物紹介
二十代半ばの美人。昔ながらの家屋が残る姉小路通沿いで、仕出し&弁当屋「ちどり亭」を営む。なぜか毎週お見合いをしている。
京都の大学生。19歳で、うっかり花柚の車に轢かれかけたことをきっかけに、ちどり亭でアルバイトをすることに。花柚に料理を習っている。
シリーズ1巻
シリーズ最新刊
イラスト/イシヤマアズサ
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おにぎり専門店の新米店長が大奮闘!「おにぎり処のごちそう三角」シリーズ
悩みのタネを優しく結び、ひとくち頬張れば、ほろりとほどける!
愛する妻に先立たれ、二人の思い出が詰まった店を畳んだ元料理人の秋宗。
傷心を癒やそうと料理から離れ、見知らぬ土地で一人暮らしを始めることに。
だけど、引っ越し先の御石荘に「おにぎり処 バーベナ」という看板が……。
最近になって経営者が年若い女性に変わったらしく、歪なおにぎりが並ぶこの店は潰れかけていて――?
ひと口頬張れば笑顔になれる、三角の形に結ばれた幸せの物語――はらぺこの心でお召し上がりください。
おすすめポイント
愛する妻・雪美が自分たちの店で突然倒れ、その後彼女を失ってしまった料理人・秋宗の悲痛さは、キリキリと胸が痛むような共感を覚えます。そんな彼だから、少年・夏樹から、姉・桜子が倒れてしまったと助けを求めたとき、すぐさま行動を起こします。
気風のいい彼の親切さと行動力、けれど、顔見知りになったばかりの桜子や夏樹との距離は、急に縮めようとしない距離感にも好感がもてます。きっと、江戸っ子気質だったという雪美の影響もあるのでしょう。
しかし、そんなきっかけを通じて、最初は魅力のなかった「おにぎり処 バーベナ」のおにぎりが、料理人だった秋宗の関わりでおいしい一品になっていく。
本作の登場人物たちの関わりも同じように、読み進めるごとに心温かなやさしさが重なっていきます。
登場人物紹介
妻と二人で営んでいた店を、彼女の死をきっかけに畳んだ元料理人。傷心を癒やそうと料理から離れ、見知らぬ土地で一人暮らしを始めた。
年若い女性。「おにぎり処 バーベナ」を営む。偶然にも、秋宗が引っ越したアパートのオーナーでありお隣さんだった。
シリーズ1巻
シリーズ最新刊
イラスト/イナコ
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甘いお菓子と優しいストーリーについ手が伸びる「下町和菓子 栗丸堂」シリーズ
下町の和菓子はあったかい。泣いて笑って、にぎやかなひとときをどうぞ。
浅草の一角で、町並みに溶け込むかのように佇む栗丸堂。若い主人は最近店を継いだばかりらしく、栗田仁という。精悍にすぎる容貌で、どこか危なっかしいが腕は確か。
店を応援しようと顔馴染みが紹介したのが、和菓子のお嬢様こと葵だった。可憐な容姿だが、怪しすぎる通り名に警戒する栗田。出会いはいまいちだったが、彼女との出会いが栗田の和菓子を大きく変えることになる。
思いもよらぬ珍客も訪れるこの店では、いつも何かが起こる。和菓子がもたらす、今日の騒動は?
ここでは変わらぬ温かい下町の風景が残っている。
おすすめポイント
どんな物語が待っているのだろう?とトキめくような素敵なプロローグ。
「あなたはこの店で心和む幸せな一時を過ごすかもしれないし、驚くようなできごとに遭遇するかもしれない。」との一文で締めくくられたその先のページをめくるのにワクワクします。
そして、その店――「栗丸堂」は実際に訪れたくなる雰囲気ある描写です。亡き両親の跡を継いだ栗田仁は、以前の豆大福の味と自分の作る豆大福が違うことに気づいており、ある人からの指摘でもう一度その課題を突きつけられます。
味を伝えてきた父はもういない。尋ねる相手も他にない。けれど、なんとかあの味を再現したい……。
そんな難題に向き合った仁が、どうやって乗り越えて店を支えていくのかも注目です。
登場人物紹介
親が急逝したため、老舗和菓子屋を継ぐことになった四代目。かつては道をそれてしまい、不良だった時期もあったらしい。だが、なにげに努力家で子供の頃から技術を叩き込まれていたこともあり、和菓子職人としての腕はかなりのもの。
和菓子に詳しい不思議な雰囲気の美人。見た目はちょっと幼く見えるが、栗田よりも年上らしい。のんびりした喋り方とは裏腹に芯は強く、和菓子のことになると一歩も引かないところもある。
シリーズ1巻
シリーズ最新刊
イラスト/わみず
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「転生厨師の彩食記」シリーズは、真心こもった手料理で生きる希望が湧くストーリー!
「美味しい」――その一言がわたしを幸せにする。中華転生お料理譚。
主婦、香織。異世界で食堂を開店!
「私には何の価値もない」
家庭でもパートでもすっかり自信を失っていた43歳の主婦・織田川香織は、仕事からの帰り道に交通事故に遭う。――気が付くと、そこは中華風の異世界だった! しかもなんだか若くなっている!
玉ねぎのおひたし、粉ふきイモ、甘めの卵焼き、おにぎり。食堂を開いた香織の真心こめた手料理は周囲の人々の心身を満たしていく。そこに、美しき術師の青年が現れ……。
生きる意味を見失った主婦が、料理の力で生まれ変わる、中華転生お料理譚。
【第9回カクヨムWeb小説コンテスト・プロ作家部門《特別賞》受賞】
おすすめポイント
「言い訳するなよ。家にいるだけなんだからアイロンくらいかけられるだろう」
香織と同じ立場で、もしそんな言葉を自分が投げかけられたとしたらと想像すると、ゾッとして鳥肌が立ちます。パートタイムとはいえ、誠実に働きながら二人の子どもの世話と料理の支度、掃除、買い物、家計管理……。あらゆる家庭内の作業を引き受けている香織が、家族からも職場でも軽んじられている冒頭が胸に刺さる分、彼女が転生先で次第に変化していく様子にはグッと胸を掴まれます。
たとえば、キャンプの経験を活かし、転生先でかまどの火加減を調整したシーンで、
「あんた、手早いね。すごいや」
そんな一言に香織がくすぐったくも喜びを感じている場面では、「もっと褒めてあげてよ!」と言いたいくらいです。
次第に、これまで香織がやって当然とされていた普段の料理があらためて評価されていくと、彼女に代って「どうだ! 彼女がやっていたことは、こんなに素晴らしいものなんだぞ!」と勝ち誇りたくなるほど。
さらに、この世界で彼女は新たな出会いを重ねていくのですが……? ぜひその先は本編を手に取ってみてくださいね!
登場人物紹介
家庭も仕事も深い悩みを抱えていた40代の主婦。仕事からの帰り道に交通事故に遭い、中華風の異世界に若返って転生した。
香織が転生した中華風の世界で出会った青年。彼女の手作りご飯に魅了される。実は、いずれ朝廷に上がる身分の高い家の出身で……。
シリーズ1巻
シリーズ最新刊
イラスト/藤小豆
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「森のほとりでジャムを煮る」シリーズは穏やかなスローライフと主人公の有能さが魅力!
異世界で待っていたのは――美味しいご飯とスローライフでした!
勤務中に事故に遭い、異世界転移したアラサー女子のマーガレット。
瀕死なところをご隠居貴族の老婦人・アデレイドに助けられ、居候させてもらうことになったのだが――そこで待っていたのは、多忙な前世とは真逆の田舎生活(スローライフ)だった!
そんな中、マーガレットは『精霊の招き人』という特別な存在として召喚されたと判明。
だけどそんなことはお構いなし! 美味しいご飯を食べられるならそれでよし!!
温かな人々に囲まれて陽気で美味なスローライフ、はじめます!
おすすめポイント
ハードな仕事や学業、部活で疲れていると、ゆったりした生活への憧れがつのるもの。
本作の主人公は、まさに多忙な化粧品売り場で働く、職場歴8年のアラサー女子。彼女は祖母に育てられたようなもので、だからこそ礼儀作法や手仕事、四季折々の文化にも通じている様子が感じ取れます。その安心感と信頼からか、後輩からも担当営業からも、来店するマダム達からも頼りにされる存在です。
とはいえ、仕事ができる人に仕事が集まってしまうのは、古今東西を問わない現象で、ややお疲れ気味。イチゴのジャムを煮ようとわくわくしていた久しぶりの休日のはずが、11連勤の翌日に追加で出勤……なんてことまで。
そんな彼女が、異世界に転生して声を失い、穏やかな生活の中で癒やされていく流れには、読者側までほっとする心地を味わえます。
イチゴの収穫からはじまり、念願のジャムを作ることができるとなったときの彼女のはしゃぎっぷりも、ぜひ本文で読んで頂きたい可愛らしいシーンです!
登場人物紹介
百貨店で化粧品の販売員をしていたアラサー女子。「精霊の招き人」という特別な存在として、異世界の田舎町・ミーセリーに召喚された。北国出身のおばあちゃんっ子で、流行り遅れの田舎生活も問題なし。
伯爵家の庶子だが家庭環境に問題があり、家を出た青年。現在はミーセリーで唯一の医師・ダニエルの助手を務める。
シリーズ1巻
シリーズ最新刊
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「地味で目立たない私は、今日で終わりにします。」シリーズは、日本料理がもてはやされる描写ににんまり!
悪役令嬢として追放⇒第二の人生を”おいしく”スタート!
聖女を苛めたとして、第二王子から婚約破棄された公爵令嬢ラナ。
無実の罪を着せられ追放されるが――「これからは自由に生きるわ!」
実はラナは転生者。
前世のコスプレ趣味を活かして「幽霊のように色が薄く地味」だと揶揄された見た目も大変身!
下町の宿屋『妖精の宿木亭』の女将として、第二の人生をスタート!!
すると、この国では珍しい日本料理は評判なうえ、体力回復の効果があると噂になる。
だが、自分を裏切った幼馴染みが宿にやってきて……!?
書籍限定の書き下ろし短編「衝撃のドライカレー」を収録★
おすすめポイント
冤罪によって追放された公爵令嬢・エレイン。彼女が「ラナ」として下町で経営する宿屋&食堂が大繁盛していく展開には、それまでの扱いへの不満が反転して、思わずわくわくと胸が躍ります。
そして、なによりラナとして生きるエレインの清々しい生き方と逞しさ。見ていて気持ちが良い働き方です!
一筋縄ではいかない経営も、彼女の腕に掛かれば思いがけない形で良い解決策が見つかっていき、ハラハラしつつも先のページが気になって次々めくってしまうスピード感にあふれています。
さらに気になるのは、エレインが作る「おにぎり」の特別さ。下町では、疲れていてもこのおにぎりを食べると体力が回復すると話題になっています。さらに、物語が進むにつれて、彼女が作る日本料理はある重大な問題に変化を与え……?
おいしくて特別な食事と、主人公の気っ風のよさに魅了される本作、必見です!
登場人物紹介
宿屋&食堂『妖精の宿木亭』の女将。正体は第二王子の元婚約者で、無実の罪で悪役として追放されたエレイン・ラナ・ノリス公爵令嬢。実は転生者なので、前世のコスプレ趣味を活かして変身し、身分を隠して下町の宿屋の女将になる。
チヨは和の国からやってきた女の子。ラナと出会い、一緒に『妖精の宿木亭』を経営することに。シンは『妖精の宿木亭』の料理長。タキはシンの弟。
シリーズ1巻
シリーズ最新刊
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北海道のご当地小説としてもおいしい! 「弁当屋さんのおもてなし」シリーズ
あなたが本当に食べたいものはなんですか? 願いが叶うお弁当、召し上がれ。
「あなたの食べたいもの、なんでもお作りします」恋人に二股をかけられ、傷心状態のまま北海道・札幌市へ転勤したOLの千春。仕事帰りに彼女はふと、路地裏にひっそり佇む『くま弁』へ立ち寄る。そこで内なる願いを叶える「魔法のお弁当」の作り手・ユウと出会った千春は、凍った心が解けていくのを感じて――?おせっかい焼きの店員さんが、本当に食べたいものを教えてくれる。おなかも心もいっぱいな、北のお弁当ものがたり!
おすすめポイント
北海道を舞台にした本作は、HTB開局55周年の記念ドラマとなった人気シリーズ。
赤いひさしと漆喰の壁に蔦がからむ、お弁当屋さん『くま弁』。日替わり弁当はなんと500円! ただでさえおいしいものがたくさんある北の大地で、お弁当にそれらが詰め込まれているなんて、ワクワクせずにはいられない!
しかも、そのお弁当を売ってくれるのは、少しおせっかいな青年店員・大上ユウ。悩みがありそうなお客を見つけると、放っておけません。
たとえば、主人公の千春がフラフラの青い顔をしているのに、うっかり注文してしまったザンギ弁当(揚げ物)。それが彼女には重そうな様子を見て取ると、大上ユウは驚くような気遣いに加えて、内科のクリニックを紹介する紙を同封してくれるほど。
そんな彼が口にした「新しいことたくさんできますよ」「きっと、そのために新しい土地に来たんですよ」というセリフには、千春と一緒に胸を突かれます。相手を思いやった手のひらが差し出してくれる品だからこそ、余計においしくて、読んでいて心まで満腹になれます。
登場人物紹介
コールセンターに勤務する25歳のOL。最近札幌に転勤してきた。
弁当屋「くま弁」で働く店員。ミステリアスな雰囲気の好青年。
シリーズ1巻
シリーズ最新刊
要チェック!
2025年10月アニメ2期放映開始「かくりよの宿飯」シリーズの見所は? アニメ情報もチェック!
あやかしが経営する宿に「嫁入り」することになった女子大生の細腕奮闘記!
祖父の借金のかたに、かくりよにある妖怪たちの宿「天神屋」へと連れてこられた女子大生・葵(あおい)。宿の大旦那である鬼への嫁入りを回避するため、彼女は得意の料理の腕前を武器に、働いて借金を返そうとするが……?
おすすめポイント
現代日本からあやかし達の世界に連れ去られてしまった主人公・葵。
彼女があやかし達のために作る料理シーンは、まるで目の前で調理してもらっているかのように、五感を刺激するような描写! 匂いやじゅうじゅうと音を立てて焼けていくお肉や魚の描写は、ついゴクンと唾液を飲み込んでしまうほど魅力的です。
そして大旦那との関係性も見逃せません。
葵を借金のカタとして「花嫁にする」と公言したかと思えば、それを拒否する葵を試すような素振りも。
その実、陰ながら葵を見守っている様子には、ときめきを感じるとともに、なぜそこまで彼女でなければならないのか――というシリーズを通じた気になるポイントもあって……。
おいしそうな料理に、二人の関係、あやかしたちの事情、そして葵が料理の腕だけを頼りに借金を返せるのかと、見所もりだくさんの作品です。
編集担当によるアニメおすすめポイント
アニメ『かくりよの宿飯 弐』の放送がいよいよスタートしました!
小説1巻刊行から10周年の節目に、7年越しに待望の第2期が実現。
いかに多くの方に、長く愛されているシリーズなのかということが伝わると思います。
アニメ第2期の1話では美しい秋の風景が堪能できます。いつもの面々が葵の料理を楽しんでいる様子だけでもう胸がいっぱいに……まるで旧友に再会できたようなうれしさがあります。
各話の見どころは、なんといってもお料理と食事のシーン。ビーフシチューハンバーグの上で半熟目玉焼きの黄身がとろーっと流れ出したりなど、おいしそうなお料理描写はもちろん、食べているキャラクターたちの幸せそうな表情がたまりません。日頃の疲れが癒やされ、心が満たされること間違いなし!
今こそ触れたい、あやかしファンタジーの金字塔的な作品です。小説・コミック・アニメ、ぜひお好きな形でお楽しみください。
登場人物紹介
“あやかしが見える”こと以外はごく普通の大学2年生。亡き祖父の影響で、料理は作るのも食べるのも大好き。負けん気が強くどんな相手にも物怖じしないが、お腹を空かせたあやかしに自分のお弁当を与えてしまうような優しい一面も。
隠世の老舗宿「天神屋」の大旦那。葵の祖父・史郎とは知り合いであり、史郎の借金のかたに葵を貰いうける約束をしていたらしい。嫁入りを拒む葵の態度にムッとしながらも、彼女の言動全てを楽しんでいるようである。
シリーズ1巻
シリーズ最新刊
コミカライズ
アニメ情報
■原作:友麻 碧
株式会社KADOKAWA/富士見L文庫「かくりよの宿飯」シリーズ
■キャラクター原案:Laruha
■監督:吉崎 譲
■シリーズ構成:金春智子
■キャラクターデザイナー:桂 英未
■オープニング主題歌 「とおりゃんせ」 東山奈央
■エンディング主題歌 「涙のレシピ」 東山奈央
■アニメーション制作:GONZO×マカリア
■製作:かくりよの宿飯 弐 製作委員会
■キャスト
津場木葵:東山奈央 / 大旦那:小西克幸 / 銀次:土岐隼一 / 暁:内田雄馬 / お涼:加隈亜衣 / 白夜:田丸篤志 / 春日:中恵光城 / サスケ:井上雄貴 / 静奈:上田麗奈 / 乱丸:石川界人 / 葉鳥:寺島拓篤 / チビ:石見舞菜香 / 津場木史郎:井上和彦
アニメ「かくりよの宿飯」2期公式サイト
■テレビアニメ1期「かくりよの宿飯」は各配信サイトで好評配信中!


