大人気ミリタリーアクション『フルメタ』新シリーズ3巻に、ついにテッサが登場! テッサ役の声優・ゆかなに突撃インタビュー!!
ますます盛り上がりを見せる本シリーズ、そしてその第3巻のキーパーソンとなるテレサ・テスタロッサ――通称テッサ役をアニメやPVなどで演じている声優・ゆかなさんに突撃インタビューを敢行しました。ゆかなさんから見た、彼女の魅力を徹底紹介しちゃいます。
声優・ゆかなスペシャルインタビュー(下)
フルメタを、テッサを好きでいてくださってありがとうございます
―――改めて「フルメタル・パニック!」という作品について、どんなところに魅力を感じていらっしゃいますか。
ゆかな:とんでもスキルを日常に応用して無茶なミッションを完遂するようなジャンルというのがあるとするならば、実際賀東さんから視聴を勧めていただいた古いタイトルの中にもそういうのがあって、とても面白かったんです。フルメタも、日常生活があって、そこに非日常の組織だったり思惑だったりが介入してきて、日常を維持しつつ(?)対処したり解決したりというリアル感とアンバランスさに魅力を感じます。
―――現在は「フルメタ Family」が進行中ですが、この新シリーズの面白さはどのあたりにあると思いますか。
ゆかな:フルメタ本編の時よりさらに単位が小さくなっているところではないでしょうか。ミスリルも世界的に小さい組織でしたし、 テッサは大佐で〈トゥアハー・デ・ダナン〉の中ではトップでも組織の中では中間管理職なので、そこで葛藤したりままならないことがあったり。限られたリソースの中で知識や能力を使ってどう戦うかというのはワクワクしますよね。
それが「フルメタ Family」ではさらに「家庭」という単位でより小さくなりました。より限られた人数の中で、知識や経験を含めたスキルというサイズに依存しないリソースがあって、更にかなめというチートな人がいるから資金が潤沢で高価な道具が使用できる、というのがまた素敵なところです。そもそも道具といえば以前の宗介は効率的な武器(物騒な意味)を選んでいたところがテーザー銃(スタンガンの一種)になって敵をビリビリさせるとか、「無力化」という言葉の意味が宗介にとって「恒久的に無力にする(物騒な意味)」だったのが「今、この場の無力」という意味に変わっているところが、最大の違いともいえますよね。
そういえば「Invisible Victory」を収録しているときに、賀東さんが「ナミにこんなひどいことをした〇〇ヤローは誰だ! ……俺だ!」と仰っていて。
―――ナミは宗介が東南アジアの AS 闘技会で出会った整備士兼オーナーの女の子でしたね。ポニーテールの可愛い子でしたが、アマルガムの殺し屋クラマに殺されてしまいますね。
ゆかな:賀東さんはあの展開をすごく後悔していらっしゃったように見えました。もちろん悲しいエピソードでしたが、でも、あの時はあれがあったから、より作中での重い決断も選択もできたのだと思います。「フルメタ Family」を拝見した時、その時のことをすごく思い出しました。娘さんの名前も、無力化の意味が変わったことも、個人的になんだかとても沁みました。
―――興味深いお話をうかがうことができました。 それでは最後に、今回のテッサが登場するPV を見てくれているファンの方々にメッセージをお願いします。
ゆかな:フルメタを、テッサを好きでいてくださってありがとうございます。いまだに大切に思っていただけていることを実感する瞬間もたくさんあって、本当に嬉しい気持ちです。私を含めてその後「こうなってるかな」「こうだったらいいな」という長い時間を過ごされてきた方もいらっしゃるかと思うのですが、今回の「フルメタ Family」という世界で再会を果たせるキャラクターたちのことを嬉しく見守りたいと思います。第3巻! 読める日を一緒に待ちましょう♪
―――どうもありがとうございました。
取材・文●中島泰司
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