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アニメや漫画にハマったことが人生の分岐点。タレント・十味の「今」を創り上げた作品たち【あなたの #チャレ活】

2025/07/31
アニメや漫画にハマったことが人生の分岐点。タレント・十味の「今」を創り上げた作品たち
メクリメクルの創刊から平日に毎日お届けしている『あなたの #チャレ活 メクリメクル創刊記念「日メクリ」インタビュー!』。
本日は、ところざわサクラタウン・角川武蔵野ミュージアム内にある「マンガ・ラノベ図書館」のリニューアル記念セレモニーにご登壇され、モデルにアイドル、女優と様々な分野で活躍する十味さんです。
12月には惜しまれつつもアイドル活動を終了する十味さんが、新たにチャレンジしたいこととは? 十味さんの学生時代を彩った作品についても伺います!

全然プライベートで青春してこなかったので、アイドル活動で青春をやり直した感じです

──今回の『メクリメクル』の共通テーマは“新しいチャレンジ”です。十味さんは、最近新しく挑戦したことはありますか?

十味:私は今、#2i2(ニーニ)っていうアイドルグループをさせていただいているんですよ。そのグループは今年の12月で解散するんですけど、その後も私個人としてはお仕事を続けていきたいと思っているんですね。YouTubeチャンネルや公式のLINEを作ろうかなって思っているので(編集部注:2025年7月現在いずれも開設済み)、今はそういう新しいチャレンジのための準備をしているところです。それと私はアニメや漫画が好きで、そちら方面のお仕事も最近いろいろお話をいただくようになったんですね。それはすごく嬉しいんですけど、ポッと出てきた人って、本当にアニメ好きなのか? わかってるのか? って思われがちだと思うんです(笑)。だから、普段からアニメを見たり、自分がいただいたお仕事に対してちゃんと勉強するっていうことも少しずつやっています。

──アニメが好きだったら、声優にもチャレンジしたいとは思わないですか?

十味:声優さんもやりたいです。でも、これも自分がオタクだからかもしれないんですけど、中途半端にはやりたくないんですよ。ちゃんとレッスンや学校に通わせていただいて、小さな役から経験を積んだ上でストーリーにしっかり関わるような役をいただけるようになりたいなって思っているんです。自分がアニメが好きだからこそ、見ている方たちに違和感を抱いてほしくないですから。

──アイドル活動に関しては、#2i2の解散と同時に終了ですか?

十味:はい。アイドルをやる予定はないです。でも、最初は苦手だった歌もアイドルをやるうちに好きになってきましたし、踊るのは元々好き。だから、アイドルのお仕事も好きなんです。ただ、私、すごく緊張しいなのでひとりは無理なんですよ(笑)。今はメンバーがいるのでステージでもいっぱい表現できていますけど、たぶんひとりになったら緊張や不安に押しつぶされちゃうと思います。

──アイドル活動はやりきりましたか?

十味:上を見ると限りがない世界じゃないですか。だから、アリーナとかドームでやっているアイドルさんを見ると、私もやってみたかったなっていう気持ちになりますし、応援してくださっているみなさんも、たぶん行かせたかったなとか一緒に行きたかったなって思ってくださっていると思うんですね。そういう点では、ちょっと悔しい気持ちもありますけど、ライブひとつひとつを振り返ると、どれも楽しかった。自分でも輝いていたなって思えるので、それはとても良かったです。

──青春の思い出っていう感じでしょうか。

十味:そうですね! 私、全然プライベートで青春してこなかったので、アイドル活動で青春をやり直した感じです(笑)。

十味

人生1回だから、なかなか経験出来ないことをいっぱいやりたいって思って(芸能界に)入った

――十味さんは女優業もやられていますが、そこでチャレンジしてみたい作品や役柄はありますか?

十味:これまで映画とドラマで大きな役をやらせていただいたんですけど、どちらも自分に近い役だったんですね。一番最初は根暗でしゃべるのが苦手っていう本来の私に近い役でしたし、今年やったドラマのちょっとあざといけど、わざとやっているわけではないっていう役はアイドルとしての自分に合っていたんです。だから、正反対の役は、あまりやったことがなくて。でも、一度ショートドラマで殺人鬼の役をやったら、それが結構楽しかったので、またそういう自分とは全く違う役をやってみたいですね。ただ、今の段階では自分が出た作品を後から見て、ああ、ここはもっとこうしておけば良かったって感じる課題点がめっちゃあるんですよ。それだけに、まずはそれを克服していくところからかなって思っています。

――一歩一歩進んでいきたいんですね。

十味:そうなんです。それと私は写真を見てスカウトしていただきましたし、写真から興味を持ってくれて#2i2のライブに来てくれた人も多いんですね。だから、被写体というかモデルのような活動もすごく好き。特に最近は雑誌のグラビアやフォトブックの撮影のときに表情が良くなったね! って褒められることも増えてきたので、そちらの活動も頑張りたいなって思っています。

――十味さんって、実はやりたいことが多いタイプなんですね。

十味:そうなんです。私、芸能界に入るときも女優さんになりたい! とか、モデルさんになりたい! って思っていたわけじゃないんですよ。人生1回だから、なかなか経験出来ないことをいっぱいやりたいって思って入ったんです。だから、これからもいろいろなことに挑戦していきたいと思っています。

オタクが覇権を握っているクラスだったので、みんな堂々とラノベを読んでましたね

――そして、先ほどアニメや漫画が好きだとおっしゃっていましたが、それはいつ頃からですか?

十味:中学生の頃です。それは本当にアニメや漫画が自分を救ってくれたから。実は私、小学生の頃はちょっと変な子で、結構落ちこぼれ系だったんですよ。それでクラスの輪から外れちゃうみたいなこともあったので、4つの小学校から生徒が集まってくる中学校が不安だったんです。でも、そのときいとこからもらったiPod touchにアニメやキャラソンがめっちゃ入っていたんですね。それがきっかけで深夜のアニメを録画して見るようになったら、中学にも意外とアニメ好きな子がいて、友だちが出来たんです。しかも、中学2、3年生のクラスは、なぜかオタクが覇権を握っている状態だったこともあって(笑)、そこで人と関わる楽しさを知りました。

――共通の話題で盛り上がれますよね。

十味:そうなんです。そういう友だちが出来たことで、より楽しみが増えました。でも、高校は家から片道2時間くらいかかるところに行っちゃったので、遊ぼうって言われても帰らなくちゃいけなくて。それで、だったらアニメや漫画を自分の趣味にしたいなと思って、ニコニコ動画の『踊ってみた』に投稿を始めたんです。そしたら、そこでも友だちが出来ましたし、踊ってみた活動や被写体活動をする中でスカウトをしていただいた。それが今に繋がって、アニメとかのお仕事もさせていただけるようになったので、アニメや漫画にハマったことが本当に人生の分岐点なんです。

――人生が変わった感じがありますよね。

十味:はい。アニメや漫画は自分ひとりでも楽しめますし、みんなとも楽しめますから。それに『踊ってみた』をやって思ったのは、ネットの繋がりには謎の信頼感があること(笑)。みんな、いろんなところに住んでいるのに、同じ趣味があるだけで距離が近くなるんです。それは魔法だなって思いますね。

――そのiPod touchを手に入れた当時、特にハマったアニメはありますか?

十味:『Angel Beats!』です。ストーリーにも感動したんですけど、そのアニメの中にガルデモ(Girls Dead Monster)っていうガールズバンドが出てきて、その曲もよく聴いていたんですよ。そしたら、つい先日お仕事でガルデモの曲を歌わせていただいて! めちゃくちゃ嬉しい! って思いましたし、報われた気がして、さらに思い出が深まりました。

十味

――ちなみにライトノベルにハマったことはありますか?

十味:やっぱり中学のときに、めっちゃ読んでました。ラノベ読むときって、表紙や挿絵がちょっと恥ずかしかったりするんですよ。オタバレしちゃうから(笑)。でも、私がいたのはオタクが覇権を握っているクラスだったので、みんな堂々と読んでましたね(笑)。

――どんな作品が好きでしたか?

十味:『とある魔術の禁書目録』(著:鎌池和馬 イラスト:はいむらきよたか/電撃文庫)とか『バカとテストと召喚獣』(著:井上堅二 イラスト:葉賀ユイ/ファミ通文庫)とか『デュラララ!!』(著:成田良悟 イラスト:ヤスダスズヒト/電撃文庫)とかが好きでした。図書館にあったんですよ。その中でも私がめちゃめちゃハマったのは『バカテス』。私、単純なラブコメはあまり読まないんですけど、その中に別の要素が入っているところが好きだったんです。『バカテス』は簡単に言えば落ちこぼれクラスが他のクラスと頑張って戦っていくお話なんですけど、その中に友情や戦うときのシリアスさがあったりしたので、そこが面白かったですね。

――映画やドラマの原作にもアニメや漫画、ラノベがたくさんあったりしますよね。

十味:普通だったらアニメでしか表現できない世界を頑張って実写化している。そういう作品はすごい! って思いますね。『るろうに剣心』はワイヤーアクションに圧倒されましたし、『キングダム』もスケール感にビビりました(笑)。それに『はたらく細胞』は、この中のひとりになってみたかったと思いましたね(笑)。その作品のファンだったら、実写化した作品に出るのって、ガチ聖地巡礼みたいな感じだと思うんですよ(笑)。

――#2i2に関しては、ラストに向けて、どんな活動を考えていますか?

十味:#2i2って、自分たちで動かすことが多いグループなんですよ。セットリストやライブで何がやりたいか、照明をどうしたいかとかもメンバーが決めているんです。そう考えると、これからバタバタになりそうな予感がしているんですけど(笑)、応援してくださっている方たちに“良かったね”って言ってもらって終わりたい。だから、いいラストライブにできるように頑張ります。

十味

十味(とーみ)●1999年2月8日生まれ。長野県出身。血液型A型。身長149cm。2018年10月、『週刊ヤングジャンプ』にて表紙モデルを務める。「平成最後の奇跡の原石」として一躍人気を集め、モデル、バラエティなど活躍の場を広げている。

公式Xアカウント
公式YouTube  

取材・文●髙橋栄理子
撮影●中山かつみ
ヘアメイク●鈴木智枝(JULLY)
スタイリング●野田陽子(ミタケイショウ)


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