原作への愛と読者への感謝がたっぷり詰まった、ファン必訪の展覧会! 原作35周年記念「スレイヤーズ展」潜入レポート‼

ファンタジア文庫が誇るライトノベルの金字塔『スレイヤーズ』。2025年は記念すべき原作35周年イヤーということで、作品初の大規模展覧会が9/13(土)~9/28(日)の期間で、スカイツリーのお膝元である東京ソラマチにて開催中!
今回、メクリメクルでは開催前の内覧会の様子を特別に突撃レポートしてきましたので、ぜひ来場をお悩みの方に現場の雰囲気をお伝えする一助となれば幸いです。
ファンタジア文庫編集長と往く 会場スペシャル潜入レポート!③
そして、いよいよイラスト展示ゾーンへ突入! あらいずみるい自らセレクションしたという珠玉の複製原画が並ぶエリアは、雰囲気的には絵画のギャラリーかのよう。ほとんど全ての展示イラストに、あらいずみるいの一言コメントパネルが添えられており、じっくりと読んだり眺めたりしているうちに時間があっという間に溶けていくのを感じます。一部、複製原画ではなくオリジナル原画を展示しているゾーンもあるのですが、そこではアナログ原画ならではの「塗りの厚さ」だったり「経年変化の跡」だったりを楽しむことが出来て、玄人目にもばっちり楽しめる内容だと思いました。
今回、同行したファンタジア文庫の編集長も生粋の「スレイヤーズ」ファンなのですが、「見たことないイラストがある……!」とテンションが上がっており、その展示のレアっぷりに太鼓判を押してくれました。






楽しい時間はあっという間に過ぎて、展示を巡り終えると最後のゾーンにはMR展示ゾーンが待っています。MRとは「複合現実(Mixed Reality)」のことを指しており、専用のデバイスで覗き込むと目の前になんとリナが現れるという仕掛けが……! もはや技術もここまでくると科学というか魔法というか、とにかく驚きと感動の体験です。これまでリナの旅路を様々な展示で振り返って来たからでしょうか。デバイスを通じて見る、拡張現実の中でリナがぴょこぴょこと動きながらこちらに語り掛けてくれるメッセージは、じんと沁み渡って最高の満足感をプレゼントしてくれました。
リナMRグリーティングは500円(税込)の有料で、しかも全日日付指定ありとちょっとだけ体験ハードルはあるのですが、間違いなく今回の展示で一番感動するポイントだったので、ぜひ体験してみて欲しいと思います。
そして、最後はお待ちかねグッズゾーンに帰ってきました。様々な『スレイヤーズ』グッズがずらりと並ぶ商品棚は、まるでお宝の山。展示を見て回って手に入れた、興奮や思い出が褪せないうちにパッションのまま商品をかごに詰め込んでください。もちろん、お財布に無理ない範囲で。



35周年という記念すべき節目に相応しい、とっても素敵な展覧会でした。ライトノベルはキャラが命、とはよく言われますが、これだけ愛されるキャラクターを生み出してくれた様々なクリエイターには本当に感謝です。そして何より、『スレイヤーズ』という作品をここまで支えてきてくれたファンの皆様にも、最大級の感謝を。願わくば、また次の周年で更なる感動と出会えますように。
ファンタジア文庫編集部 竹林編集長より 『スレイヤーズ』ファンへのメッセージ
私がリナ=インバースという魔道士に初めて出会ったのは、小学校高学年のころでした。生命力に満ち溢れたキャラクターたちの掛け合いや、派手に繰り出される呪文の数々に、たちまち夢中になったことを昨日のように覚えています。
会場では、本作が誕生してから35年の歴史の中で生み出された数々の魅力が一堂に会しています。懐かしいイラストや、私も初めて見るような原画・設定資料の数々。それを前に作品への興奮が蘇り、また時代とともに進化していく作品の新たな魅力も発見できました。
このスレイヤーズ展に細部に至るまで「作品愛」で込められた演出を目の当たりにして、応援してくださっている皆様も、現在スレイヤーズに携わる私たちも、この長い歴史の中で作品に魅了された仲間たちなのだと改めて感じています。
ぜひ皆様にも会場にご来場頂きまして、思い出に浸り、新たな魅力を見つけ出し、周りの皆様に語って頂けますと幸いです。
その熱量が新たな仲間や出会いを生み、この先40周年、50周年、そして100周年へと、「スレイヤーズ」の伝説がまだまだ続いていくことを心から願っております。
ファンタジア文庫編集部
編集長 竹林慧
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