ヴァルプルギスの後悔 fire 1.
発売日 :
2008/08/10
上遠野浩平が描く “炎の魔女” の物語。
霧間凪──彼女は炎の魔女と呼ばれている。人知れず人のために戦う正義の味方。だが彼女の気持ちは誰も知らない。その心の痛みを、そして秘められた宿命を。
日常に潜む悪と、そして世界を裏から監視する統和機構の合成人間たちと凪が死闘を続けている間にも、さらなる邪悪が彼女に迫りつつあった。かつて凪に救われた少女、織機綺が奇妙な影と遭遇するとき、その悪夢は幕を開ける──すべてを呑み込む魔女戦争が。
「正義なんてものは、ただの戯言だわ。真の存在はそんなものを超越しているものよ。善を嘲笑し、悪を弄ぶ──それが我が愛しの宿敵、魔女ヴァルプルギス。じきに私たちは未来を賭けて戦うことになるわ……」
闇の中で微笑むいまひとりの魔女は、凪の運命をどう導いていくのだろうか……?
日常に潜む悪と、そして世界を裏から監視する統和機構の合成人間たちと凪が死闘を続けている間にも、さらなる邪悪が彼女に迫りつつあった。かつて凪に救われた少女、織機綺が奇妙な影と遭遇するとき、その悪夢は幕を開ける──すべてを呑み込む魔女戦争が。
「正義なんてものは、ただの戯言だわ。真の存在はそんなものを超越しているものよ。善を嘲笑し、悪を弄ぶ──それが我が愛しの宿敵、魔女ヴァルプルギス。じきに私たちは未来を賭けて戦うことになるわ……」
闇の中で微笑むいまひとりの魔女は、凪の運命をどう導いていくのだろうか……?
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048671712
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みんなのレビュー
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眠る山猫屋2018/12/2228再読。ビートの試練を受けて同時進行的に始まる〝炎の魔女〟の物語。ビートの物語から弾き出されたランダバウトやパールたちを巻き込みながら、統和機構を監視(?)する謎の魔女アルケスティスと、人間離れした能力を持った人間・霧間凪。アルケスティスはブギーポップが云うところの〝世界の敵〟じゃないの?とも思うが、まずは読み進めよう、再読だけど。色々忘れてるなぁ。
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神太郎2015/10/3019遂に語られる霧間凪の物語。今まで脇役ながら重要キャラで立ち回っていた霧間凪が主人公となる。時間軸は前後するが前回の連載作「ビートのディシプリン」からのほぼ地続きである。「ビート~」で登場した「魔女」という存在。凪もまた「炎の魔女」と形容されていたがそのルーツが明かされるということになる。アルケスティスと霧間凪とそのとりまきがどう物語を展開していくのか。起承転結の起の部分。今回は早々にブギーポップは自分の出番はないということを告げている。正真正銘霧間凪の物語だ!
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じお2021/08/0114★★★☆☆ 再読。ブギーポップシリーズのキーパーソン、霧間凪をメインに据えたストーリー。体裁としてはビートと同じくスピンオフのようなもので、ビートのラストより少し前から始まる、おかげで今作から読み始めても…いや設定キャラ等で問題あるか。異名である「炎の魔女」が持つ意味がここで明らかになる。相変わらずシリーズ未修了者置いてけぼりの既出キャラ設定が出まくるストーリーと、かどちんの語る深いんだか深くないんだかの話が古のオタクには刺さる、この“いかにも”な感じがすきなのよね。
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眠る山猫屋2011/12/1413いよいよ凪の核心へ。普通の人間と言うには強すぎる凪。ブキーポップ・シリーズの主人公ともいうべき彼女の本当の姿が描かれるのかな?凪のディシプリン(試練)がどんな形になるのか、とにかくまとめ読みしたくて、完結するまで我慢してましたw 統和機構の内紛・再生も収まらないまま、魔女戦争の幕があがったけれど、初期のノリが感じられて、ちょいと期待しちゃいます。
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=emy=2019/04/0210炎の魔女霧間凪と氷の魔女アルケスティスの物語。『ビートのディシプリン』を絡めて始まる。file1は導入編。
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