嘘つきみ-くんと壊れたま-ちゃん 5 欲望の主柱は絆
発売日 :
2008/05/10
ぼくは、僕を取り戻す。 またみーくんと呼ばれるために。
閉じこめられた(継続中)。 まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。 わはは。…… さて、それはさておき。 依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時…… ついに伏見の姿まで消えた。いよいよ、華の全滅に向かって一直線、なのかなぁ。うーむ、まーちゃんが恋しい今日この頃である。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 561円(本体510円+税)
- ISBN: 9784048670593
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みんなのレビュー
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とら2013/03/2274後編。まあミステリなのだけれど、解答はほぼ無意味なもので。ただの捻くれた人間たちの遊戯である。嘘だけど。でもみーくんにとってこの一連の流れはまーちゃんのためであって、みーくんを取り戻すためであって、いつか見た夢は自分を納得させるためなのかまーちゃんと共感覚になって与えられた本当の想いなのかどうかは分からない。けれど、結果良い旅だと感じられたならそれで良いんじゃない?あとがきで入間さんが『人はすぐ側で生きている』と言う話を書いてみたいと言っていた。読みたいというかもう書いているのではないかと思ったのは内緒。
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散桜2014/02/0747ゆずゆずかわいいいいいいい(//∇//)wwみーくんは、無事まーちゃんのもとに戻れたのですかね?!何はともあれ、監禁のはてに、取り戻せたのならよかったと思います。(*^▽^*)大江家のメンバーもやっぱり異常で、狂ってる人ばっかで面白かったです!!!!いやー、読みづらいけど、次が気になる!
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チアモン2018/07/1645そっか。クローズドサークルの破りかたはそうくるか。ちょっと人としての禁忌をおかしてまで・・・。この小説は何でもありなのね。まーくん復活おめでとう。まだ、続きがあるから、意地でも読み終えないとね。ふうっ。
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Yobata2010/10/2131「ぼくは、僕を取り戻す。またみーくんと呼ばれるために。」地下室に閉じ込められる…まるで八年前の様に。頭を殴られ気絶させられ両腕を折られた状態で扉は開かない為、まーちゃんや妹の母親の夢をみていた。すると何故か鍵が開く。地下室から出ると潔が行方不明で伏見が部屋に監禁されていた。菜種が所持していた拳銃でドアを破壊し、解放する。そして僕は事件を終わらせる為に謎解きを披露する。しかし事件は解放しても問題は解決しない…。解決編…というかこれは解決なのか?クローズドサークルミステリとしては出来はさすが。大変良かったと→
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ℳℯ2021/02/0928ネタバレあり★★★★★ 前巻に続く大江家後編。「行ってらっしゃい」の言葉が身に染みるみーまー第五巻。大江家六人プラス使用人二人のうち、五人が死亡し二人が無事脱出し一人が逮捕された。犯人予想が大きく外れて吃驚。耕造は死んでもしょうがないと思うところがあったが、桃花や潔さんは明らかになんの非もないので可哀想な部分もある。それにしても菜種さん恐ろしい……食事係が妙に主張されていたのはそういうことか。その欠如した論理観で娘と夫を巻き込んだのだから、牢屋でしっかりと罪を償って貰いたい。→
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