バッカ-ノ!1705 The ironic light orchestra

発売日 : 2007/07/25
全ての事が始まる六年前。中世を舞台に“馬鹿騒ぎ”の序章が始まる──。
1705年、イタリア地方都市。15歳の誕生日を迎えたヒューイ・ラフォレットは人生に退屈し、同時に絶望もしていた。
 全てに無関心で世界の破壊のみを考える少年が住むこの街では、奇妙な連続殺人事件が起こっていた。噂されるのは白い仮面を纏った『仮面職人』という怪人の存在。目撃者は次の被害者になるという。 街が不穏な空気に包まれていく中、ヒューイの身辺に新たな異分子が入り込む。錬金術を教える学舎の同窓であり、ヒューイに恋心を抱くモニカ。『仮面職人』を目撃して殺されることを諦観しているニキ。そして、全ての人の幸せばかりを願うエルマー。彼らと連続殺人事件が絡み合う時、ヒューイの「世界」は変わるのか──。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784840239103

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みんなのレビュー

  • まりも
    2016/07/03
    裏社会の住人達によるバカ騒ぎな群像劇の外伝。ヒューイとエルマーの出会いとある事件を描いた話。いやはや、色々と新鮮で斬新な感じがして面白かったです。ヒューイの子供時代ってこんな感じだったんだなぁという気持ちになったり、エルマーは子供の頃から既にヤバかったんやなぁと確認出来たりと、いい具合に初期の不死者達のことが知れて非常に良かったです。みんなこの頃から既に頭のネジイカれてたんだね。本編ほどのバカ騒ぎではなかったけど、色々驚かされることもあったし外伝ならではの楽しみ方もあったので満足。次巻も期待してます。
  • スケキヨ
    2012/12/06
    シリーズ11作目。10冊を一気に読んだのでそろそろ息切れし始めたかな、という感じで手に取りましたが、テイストがガラリと変わって読みやすく結局一気読みでした。過去編で謎が解けるかと思いきや、なんだか謎が増えた感じです。ヒューイとエルマーはもちろんですがニキとモニカも好きです。なんか作者に好きにならせられたって感じです。
  • 星野流人
    2011/09/10
    ヒューイが振り回されている……だと!? バッカーノの1700年代のスタートとなるこの巻は、様々な物語の始まりを予感させるおもしろい一冊だった。今までに登場していた錬金術師たちの若かりし姿を見ることができたり、某人物の驚きの過去が垣間見れたりと、楽しく読めた。そしてこの巻は、ヒューイとエルマーの出会いの物語である。ていうかモニカかわいすぎてヤバい。でもそれ以上に、冷めた目で世界を見ながら、でもエルマーやらモニカやらのドタバタに巻き込まれて精神を乱すヒューイがかわいいなって。
  • Saiid al-Halawi
    2013/10/16
    エ ル マ ー 最 強 だ な
  • 2015/06/29
    ネタバレあり
    再読。青春ミステリの1705年。痛くていたたまれない気分になるヒューイの青い日々を覗いていると、どうにも彼が愛らしく思えてきてしまう不思議。エルマー、モニカがクレイジーすぎて気付けば常人ツッコミしてるぞ、ヒューイ。…うん、ちょっとクールなだけの普通の男の子だったのね。一方、笑顔中毒者は初っ端から振り切れていて清々しい。薬と偽金のミステリっぽい部分は描写が足りなくて若干モヤモヤする。