神様のおきにいり 4(ねこまたの巻)
発売日 :
2007/03/01
智宏の近所では黒衣の麗人が珠枝を訪ねてまわっているという。どうやら珠枝が小さくなったのは、この女性から逃げるためらしい。
最近、智宏の近所では黒衣の麗人が珠枝を訪ねてまわっているという。どうやら珠枝が小さくなったのは、この女性から逃げるためだったらしい。珠枝はネコのマロニャーに霊力を分け与えて放し、追っ手の目を眩ませているというのだが、このままではまた零落の危機。智宏が真剣にマロニャーを捜して霊力を取り戻すことを提案しても、珠枝の意見とはまた平行線。しかたなくヤマイヌに協力を頼みにいくのだが、なぜか話は妖怪町内会主催・流しそうめん大会へとそれてゆき……???――人と妖怪の不思議な対話の物語。智宏、ゆっくり夏の成長物語編。
- レーベル: MF文庫J
- 定価: 638円(本体580円+税)
- ISBN: 9784840118255
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みんなのレビュー
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ソラ2010/07/164内容(「BOOK」データベースより) 最近、智宏の近所では黒衣の麗人が珠枝を訪ねてまわっているという。どうやら珠枝が小さくなったのは、この女性から逃げるためだったらしい。珠枝はネコのマロニャーに霊力を分け与えて放し、追っ手の目を眩ませているというのだが、このままではまた零落の危機。智宏が真剣にマロニャーを捜して霊力を取り戻すことを提案しても、珠枝の意見とはやはり平行線。しかたなくヤマイヌに協力を頼みにいくのだが、なぜか話は妖怪町内会主催・流しそうめん大会へとそれてゆき…―人と妖怪の不思議な対話の物語。
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家守2010/08/040ちがうモノ、異質なモノとのかかわり方を考えさせてくれる。オオヒロが言うことも確かなんだろうけど、私は智宏が選んだ道が好きだ。
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ぽむい@バンド結成2010/03/180神様のおきにいりシリーズは確か、これが最終巻ですね。何かを築くために何かに犠牲になってもらう、というのは本当に真理で、でもそれが本当に正しいかどうかは誰にもわからない。結局はその人しだいなんですよね。どうしてもなにかを犠牲にするのがイヤで、何か他の方法がないかと探していたら、どうしてこんなことに気づかなかったんだ!って考えに出会うこともありますし。。。やっぱり、こういう発見もあるからこそ、小説はおもしろいのでしょうね。
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misui2010/01/240人間の立場や妖怪の立場など、様々な立場からのものの見方はあっても、流されず自分を貫くこと。そんなあり方が人間と妖怪との新しい関係を形作っていくのでしょう。しみじみと良いシリーズでした。新章も期待。
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彩雲2009/12/250智宏とオオヒロとの問答が印象深い。他者の意見を鵜呑みにせず、自分で考えられる主人公は好ましい。智宏、成長したなぁ。
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