扉の外

発売日 : 2007/02/25
〈受賞情報〉電撃大賞金賞(第13回)
修学旅行に行くはずだった高校生・千葉紀之が目を覚ましたとき、そこは密室で、しかもクラス全員が同じ場所に閉じこめられていた。 訳もわからず呆然とする一行の前に、“人工知能ソフィア” を名乗る存在が現れる。 ソフィアに示される絶対の “ルール”。 だが、紀之は瞬間的な嫌悪感から、ソフィアからの庇護と呪縛を拒否してしまう。 紀之以外のクラスメイトは全員そのルールを受け入れ、ルールが支配する奇妙な日常がはじまった。 孤立した紀之はやがてひとつの決心をするが……。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 583円(本体530円+税)
  • ISBN: 9784840237178

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みんなのレビュー

  • まりも
    2015/09/22
    修学旅行に行くはずだった主人公たちがクラス単位で閉鎖空間に閉じ込められてしまう話。土橋先生のデビュー作なだけあって、中々興味深いお話になっていたと思います。閉ざされた狭い世界の中で徐々に人間関係が変化していく過程は面白かったし、先も気になりました。説明文が下手な点や、序盤が退屈といった所は残念ですがストーリー展開そのものは興味を惹かれるモノになっているので、最後まで楽しめるのが良いですね。こういった群集心理を用いた巧みな展開が作者さんの最大の持ち味なんだよなぁ。2巻はどんな話になるのか楽しみです。
  • 芳樹
    2024/08/18
    【読放】『ソフィア』と名乗る人工知能によって密室に隔離された高校生たちが、ソフィアが示すルールの下に日常を送ることになる物語。隔離した真の狙いは全く明らかにかにされませんが、「環境に人がどう適応し対応するのか」という実験の観察記録という点で興味深い作品でした。早々にルールを拒否してクラスメイトという”サークル”から逸脱する主人公・紀之のスレた言動と痛々しさを受け入れられるかが、この作品を楽しめるかどうかのキモでしょうね。きれいに纏まっていますが第3巻まであるようなので、続きを追いかけたいと思います。
  • miroku
    2017/01/19
    ありがちな設定。ありがちなラスト。謎は謎のまま。されど緊迫感あり。読み応えあり。
  • とら
    2011/04/20
    本当に作者はこの頃の学生の心情を描くのが上手いと思う。本の内容の前知識無しで読んだけど、凄く世界観にのめり込めた。ただ、オチだけはよく分からなかった。続巻もあるそうなので期待。
  • そら
    2014/03/26
    目覚めると突然世界が終わっていて、クラス全員がシェルターに閉じ込められて、わけのわからない支配者にここは平和だと嘯かれると、確かに腕輪は外したくなるかも。でもそんな勇気、たぶんあたしにはないんだろうけどね。笑 終始薄暗い雰囲気だし、主人公はクズなのに女の子にモテモテだし、万人受けはしなさそう。ある人から見た天使は他の人から見たら悪魔でありただの傲慢な支配者だっていう構図はよくあるよね、というお話でした。和泉ちゃんはツンデレ。