嵐の予感
発売日 :
2006/12/01
「フジミ」流夏休みの過ごし方とは……?
定期演奏会を間近に控え、音のまとまりに不安を抱える「フジミ」の面々。それを打破するため、飯田は悠季と圭にある「秘策」を提案するが!? その一方で、悠季は夏休みを返上して学生のレッスンに努めるも「指導者」としての己の姿勢の甘さに直面。圭も、エージェントの副社長・ディビッドと方針の違いから対立する……。二人をめぐるさまざまな困難の予兆を描いた表題作のほか、短編『雪嵐』『こよなき日々』を収録。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 503円(本体457円+税)
- ISBN: 9784044346485
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角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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ハル2021/10/0517ネタバレありシリーズ㉘第六部❺ 新人講師の悠季の夏休みは予定でいっぱい。エミリオのレッスンに学校関係、8月末のフジミの定演。自宅でフジミの人た達の自主練や休みに入った生徒達にレッスンする事に。悠季の受け持つ生徒たち皆厄介だけど、杏奈が一番大変そう。自分の体たらくに凹む悠季。エミリオの言葉で目が覚めこれからは悠季も少し力を抜いて教える事ができるんじゃないかな。そして圭が持ち帰ったM響との共演。福山先生が目論んだ通り圭と悠季がバチバチにやり合う。圭の失言はムカッとくるね。最後は上手くいったようだけどハラハラした。
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rabbit2018/06/2717ネタバレあり第6部5作目、相変わらず生徒指導で四苦八苦している悠季、富士見の本番やM響ソリスト、イタリア行きなど大忙しでした。福山教授視点での語りが良かったです。ソリストとしての悠季が圭を前にしても自分の音楽を主張する姿に成長を感じました。できれば、M響本番までのやりとりをもっと読みたかったです。
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MM2016/05/0610ネタバレあり悠季のバイオリン科の教え子にはいろんなタイプの子がいるようで指導が大変そうな様子。でも悠季は丁寧に教えている方だと思うけどな。私のような素人からみた限りでそう感じたのやけど。新刊で出てきたシュウトくんへの教え方も上手いと感じた。個人教室みたいに自宅で面倒みるというスタイルの方が悠季には合っているのか。師匠の福山先生の思惑通り悠季はめきめきと実力をつけていき音楽を進めていく中で圭と衝突してしまう。でも質の良い音楽を作っていく上でそれも必要なことなのか。
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雨蛙2017/11/079ネタバレあり第6部-5。悠季はM響の演奏会の出演を打診されるが、忙しくて出演は無理だと言って圭と喧嘩になる。それをさらりと納得させた福山先生はすごいな。その後本番までの作品を仕上げる二人のバトルを飯田視点で見る事が出来る。 「こよなき日々」にて五十嵐の50年後の妄想がリアルだった。
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MM2019/04/015☆★★★★。
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