蟲と眼球とチョコレ-トパフェ

発売日 : 2006/04/01
鈴音が生ける屍となってしまった。鈴音を救う方法を探し続けるグリコはある人物の言葉を信じて、観音逆咲町へ戻ってくる。
エデンの林檎の不思議な力で人知を越えた存在となった少女がいた。眼球抉子――通称グリコである。不死身の彼女は、千余年の時の中で初めて、「大切な存在」宇佐川鈴音と出会ったが、林檎を狙う者たちとの戦いのなか、鈴音は意志のない生ける屍――肉人形となってしまった。鈴音、賢木、グリコの三人で過ごした幸せな日々を取り戻そうと、鈴音を救う方法を探してさまよい続けるグリコは、ある人物の言葉を信じて、ここ観音逆咲町へ戻ってくる。おりしも町には怪しげな人物が集結しはじめており……はたしてその目的とは何か?大切なものを守るため心を閉ざすグリコ。その優しさが胸を打つ、シリーズ第三弾登場!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 638円(本体580円+税)
  • ISBN: 9784840115322

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みんなのレビュー

  • Yobata
    2015/05/01
    鈴音を元に戻す方法を探しに出たものの途方に暮れるグリコの前に現れた謎の男の助言に従い再び観音逆咲町へ。そこは化け物が増加しており、殺菌消毒も妹の蜜姫こと不快逆流と共に行動していて…。不快逆流,姫ちゃん回。今回は竜ゑ,御貴と殺原姉妹を軸に物語が進み、鈴音を戻す為に何でもすると化け物になる決意をしたグリコとは1,2巻と立場が逆転。常に愚龍と比較され認められなかったが愛を知り,幸福を知った竜ゑに目的を見失ったものの取り付いた御貴の意識に引っ張られ、守る目的を得たヘビを前にスプーンが出せないグリコは擦り切れてる→
  • ソラ
    2006/09/17
    *エデンの林檎の不思議な力で人知を越えた存在となった少女がいた。眼球抉子―通称グリコである。不死身の彼女は、千余年の時の中で初めて、「大切な存在」宇佐川鈴音と出会ったが、林檎を狙う者たちとの戦いのなか、鈴音は意志のない生ける屍―肉人形となってしまった。鈴音、賢木、グリコの三人で過ごした幸せな日日を取り戻そうと、鈴音を救う方法を探してさまよい続けるグリコは、ある人物の言葉を信じて、ここ観音逆咲町へ戻ってくる。おりしも町には怪しげな人物が集結し始めており…はたしてその目的とは何か?
  • ねね
    2014/03/31
    再読。「何のために生きるのか」「なぜ、死にたくないと思うのか」それは、あたたかな手に触れられる一瞬、やわらかな笑顔に出会える一瞬、その暖かさのためだ。と、どストレートな愛の話なんだが相変わらず血生臭い人体実験やら、殺し合いやらが絡んでくる罠。聖書を元に様々な役割の林檎たちが絡んでくるけど、まあその辺の設定は微妙なので、キャラ追いするほうが楽しめると思う。今回グリコたちは脇役。梅ちゃんが迷いながらも人を助けるほうがずっといいって思えるようになったのが嬉しい
  • ソラ
    2010/10/19
    *エデンの林檎の不思議な力で人知を越えた存在となった少女がいた。眼球抉子―通称グリコである。不死身の彼女は、千余年の時の中で初めて、「大切な存在」宇佐川鈴音と出会ったが、林檎を狙う者たちとの戦いのなか、鈴音は意志のない生ける屍―肉人形となってしまった。鈴音、賢木、グリコの三人で過ごした幸せな日日を取り戻そうと、鈴音を救う方法を探してさまよい続けるグリコは、ある人物の言葉を信じて、ここ観音逆咲町へ戻ってくる。おりしも町には怪しげな人物が集結し始めており…はたしてその目的とは何か?
  • くろり - しろくろりちよ
    2013/02/06
    <蟲と眼球>シリーズ3冊目。神の七つの大きな欠片の概要が出揃う。前回の殺菌消毒の妹・天使と堕天使の二重に人格を併せ持つ不快逆流の視点から進む。絡む他の欠片の陰謀、賢木財閥の関係。絡まり合い、それぞれが『神』に玩ばれるように奔走する。竜ゑや蛇のキャラクターも良。それぞれが自分らしさを求めて奔走する、アイディンティティの在り処を求めるストーリーとなっている。現代にまで掘り下げた一種のイデア論。ラノベらしいキャラ設定と人間らしさが好印象。