美食学者 朝倉の崇高なる推論

発売日 : 2025/06/13
新人編集と料理科学者が、利害一致で料理(の謎)に奮闘――!
編集三年目の四葉は、突然の異動に憂鬱だ。異動先はTABEYO編集部。料理がからきしな四葉は活躍できる気が全くしない。
けれどお遣いなら、と原稿回収で「癖の強い監修者」在籍の研究室へ向かうと、血まみれの白衣を纏った異質な人物がいて――その人こそ癖つよ准教授・朝倉だった。
四葉は動揺しながらも出されたマドレーヌ20個を簡単に完食。すると朝倉はその底なし胃袋に眼をつけ、自分の担当になるよう迫ってきた。
料理科学で作った料理を平らげてくれれば仕事も捗り利害一致だというけれど……?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 792円(本体720円+税)
  • ISBN: 9784040759289

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みんなのレビュー

  • ひぬ
    2025/08/08
    ネタバレあり
    【電子】突然グルメ雑誌部に異動になった新人編集・四葉。原稿回収のために大学の研究室へ赴いたら料理科学の准教授・朝倉に底なし胃袋を買われ、彼の担当につくことになりますが…繊細な味の差が分かる舌の持ち主でありながらマドレーヌ20個を一気に食べられるパワータイプな四葉と自分の作った食べ物をほとんど食べないクセ強な朝倉のまさに凸凹っぷりのコンビが面白かったです。色々な意味で面白い二人だと実感。これは続刊希望。四葉の体質が欲しいな…
  • お涼
    2025/08/11
    ネタバレあり
    出版社に勤めて3年目の佐々木四葉。3年目恒例の一斉異動でコミック部門から料理部門へ配属となり、レシピを監修している大学の准教授、朝倉の元へお使いを頼まれる。そこで大食漢+繊細な味覚+それを言語化出来る才能を評価され担当にならないかと誘われる。料理は科学っていうのはすごく良くわかる。温度、時間、分量からの反応などなど。普段は感覚で適当だけど。素人と変わり者の専門家のバディ物。題材が料理なのが魅力的。続きが出たら読みたい。
  • アカツキ
    2025/08/18
    雑誌編集者の四葉は少年コミックから料理に配置換えされる。原稿回収のため准教授・朝倉のもとを訪れると、四葉の大食と鋭い味覚を朝倉が目に留めて担当になるよう迫る。四葉は朝倉が連載コラム「料理の謎」に書くネタがないと困っているのを知って…。連作短編3作品。一般小説の皮を被ったラノベという感じ。読みやすいけれど所々ノリがキツい。料理描写と四葉の食いっぷりが良いので深夜ドラマ枠で飯テロしてもらいたいわ。
  • りんりん
    2025/08/16
    出版社に勤める四葉は、大食漢で、味の違いが判る。そんな四葉は、料理科学の准教授・朝倉の担当をすることになった。3話からなる連作短編集。最初の2話は、日常の謎を扱ったもの。最後の1話は、雨降って地固まるみたいな感じ。
  • 栗山いなり
    2025/07/20
    底なしの胃袋を持つ女性編集者が料理科学者の担当になる一風変わったお料理小説。料理科学ってのが結構新鮮だったからか説明の長さは気になったが興味深く読めた。よく考えたら最近こういう小説もかえって珍しくなってる気がする