ぼくと魔女式アポカリプス

発売日 : 2006/02/25
自傷と微笑。 哀しい魔女の終わりの方式――。
これは、ぼくと彼女の前に突然現れた、ひとつの大きな 「連鎖」 の話だ。 少女の告白という何の変哲もない 「普通」 から生まれる、無意味な 「特別」 の連鎖――。 滅びた魔術種たち。 種の復活を賭けて行われる、人間を代役とした争い。 それらの存在を知ったぼくの横で、魔女種族の代替魔術師となった彼女は戦う。 そして戦うために行い続ける。 哀しい微笑で、哀しい自傷を。 「普通」 と 「特別」 が混濁し、ぼくたちの眼前に残ったのは、ただ無慈悲な――。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 715円(本体650円+税)
  • ISBN: 9784840233132

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みんなのレビュー

  • 謡遥
    2013/08/27
    様々なことが曖昧で、それでも確かなことは存在していて、確かなことは胸糞が悪くなることばかりだという。信じられるものがほとんどない世界で、彼はどう生きていくのでしょうか。『黒』水瀬さんお疲れ様です。みたいな?C3よりも黒いね。流石。草太のハイスペックさが羨ましかったり、生徒会長どうするのかなとか期待したり、砧川の関西弁に萌えたり、澪の淡泊さに憧れたり。あと、最後のシーンは『ダレン・シャン』を思い出した。あのニンニク臭いのを。
  • ymartak
    2014/01/30
    複数の魔術師によるバトルロワイアルに巻き込まれる高校生の物語。設定といい展開といいなかなかにシビアでダーク。
  • アツシカ
    2018/12/26
    フーダニットだ!前提条件を提示しつつ伏線を張り、二転三転の末に見事着地させる特殊設定ミステリ。日常と非日常の狭間に存在する彼らは果たして何を得るのか。対価・代償というのなら、彼らが失ったものに見合うものを手にできることを切に願います
  • ソラ
    2007/08/24
    【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) これは、ぼくと彼女の前に突然現れた、ひとつの大きな「連鎖」の話だ。クラスの空気でしかない少女の告白という何の変哲もない「普通」から生まれる、無意味な「特別」の連鎖―。滅びた魔術種達。種の復活を賭けて行われる、人間を代役とした争い。それらの存在を知ったぼくの横で、魔女種族の代替魔術師となった彼女は戦う。そして戦うために行い続ける。哀しい微笑で、哀しい自傷を。「普通」と「特別」が混濁し、ぼくたちの眼前に残ったのは、ただ無慈悲な―第10回電撃ゲー
  • NICK
    2014/11/26
    「古き良き」とすら言いたくなる自意識過剰型セカイ系異能バトルロイヤル。この作品が出たのは8年ほど前だが、もはやノスタルジーすら感じられる構成である。とはいえ水瀬葉月ならではの鮮烈な「痛み」がアクセントを加えていて、ブラックな楽しみがある。ある種の自傷行為は死ぬためでなく、むしろ生の実感を得るために行われる。つまり、痛みとその傷こそが否定性を帯びた生の証、記号なのである。死んでなお戦わされる彼女たちは果たして生きているのか死んでいるのか。まどマギを一部先取りした問いを生の証としての「痛み」を軸に描いている