火目の巫女

発売日 : 2006/02/25
第12回 電撃小説大賞<銀賞>受賞作 “化生” を討つ巫女の戦いを描く、和風ファンタジー!
その国は、“化生” と呼ばれる異形の怪物に脅かされていた。化生に対抗できるのは、「火渡」 という弓を預かるただひとりの “火目” だけ。火目を目指すものたちが集う、宮中の火垂宛──。そこには “御明かし” と呼ばれる三人の火目候補、化生に村を焼かれた伊月、どこか謎めいた盲目の佳乃、無邪気で才能溢れる常和がいた。化生との遭遇と戦い、火垂宛からの脱走。三人はさまざまな苦難を経験し、時に諍い、時に助け合いながら絆を深めていく。そんな折、化生の勢力が増し、当代の火目の衰えが囁かれるようになった。そして伊月は、御明かしと化生の奇妙な共通点を見つけるが……。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784840233033

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みんなのレビュー

  • 光心
    2017/06/13
    表紙に惹かれて。結構闇が深い作品だと思うのだが、思えばこういう純粋に和風ファンタジーとも言うべき作品はだいたい闇が深いのである。佳乃を救った伊月だが、果たして正解だったのか……この作品は「我」を通すキャラクターが多く、それが犠牲なのか勝手なのか判断がつかない部分が多いがそれを通したいと思った自分を誇ることだけは忘れずにいる必要がある。そうじゃないときっと正しいと思っても、何もできなくなってしまうから。
  • 鑑真@本の虫
    2014/02/24
    貰い物。 直前に『生徒会探偵キリカ』の新刊を読んだので、杉井光繋がりで積ん読から引っ張ってきた。 物語は、"化生"と呼ばれる異形に脅かされる国を舞台に、かの異形に対抗する"火目"と呼ばれる巫女と、"御明かし"と呼ばれる火目の候補生を巡るものとなっている。 今巻では、御明かしの三人から新たな火目が選出され、火目となった直後の出来事までが描かれる。 粗筋から敬遠していたが、緻密な世界観と気の抜けない展開が楽しませてくれた。 最終的に三人がこういう結末を辿ってしまったのは悲しいが、救いを信じたい。 隠れた名作。
  • 名都
    2015/07/04
    高校生だった時に好きだった作品。今で思うと百合っぽい。全くそうはならないのですが(笑)始めっから最後まで物語の中に引き込まれました。劣等感満載の主人公大好き!
  • †ラーグ†Face up! Strongly あなたと超えて行く 地獄
    2006/03/01
    「どうみても、●子です」
  • 1_k
    2011/11/27
    安心の杉井クオリティでお馴染みの杉井先生の第一作。メモ帳など今の作品を読み慣れていると、起伏に乏しく間延びした印象の本作は物足りなく感じる。まだまだ荒削り感があり、ここからこうも化けるとは。またそれを見抜ける電撃編集は改めて業界トップだと認識させられる。