狼と香辛料

発売日 : 2006/02/25
第12回 電撃小説大賞<銀賞>受賞作 行商人・ロレンスと、狼神・ホロが織りなすエポック・ファンタジー!
行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。 少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。 「わっちは神と呼ばれたがよ。わっちゃあ、ホロ以外の何者でもない」 まるで経験を積んだ大人のような話し方で、ロレンスを巧みに翻弄する少女。 「お前は、本当に神なのか?」 最初は半信半疑だったロレンスも、やがてホロが旅に同行することを承諾する。 そんなふたりの旅に、思いがけない儲け話が舞い込んでくる。 近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。 疑いながらも、ロレンスはその儲け話に乗るのだが……。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784840233026

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みんなのレビュー

  • mitei
    2012/06/02
    ロレンスの商会との取引が実際のビジネスのような緊張感があって面白かった。あとホロのキャラが気に入った。
  • 流言
    2014/02/19
    経済×ファンタジーというシンプルながらも鮮烈な骨子。舞台こそファンタジー的な独自の世界ではあるものの、剣にも魔法にも甘えられない中世風な世界観を独り往く行商人の姿は時代小説風とも言える。ロレンスの頭の切れ具合とその斜め上を行くホロの老獪さが痛快ながらも誰にも頼れない行商人のシビアさを感じさせてくれる。本性を露にしたホロに対して「怯えない」ではなく「破った一張羅を返せ」と飽くまで商人としての振る舞いを一貫する点やホロの正体が看破された理由など疑問に対して一つ一つ冴えた理由を用意してあり作者の心遣いが伺える。
  • た〜
    2015/02/26
    発掘再読)ちょっとした日常から大きな陰謀まで、心理戦の応酬。ホロが可愛い
  • 朝夜
    2013/08/09
    読了。軽いノリで読み始めたら結構頭使う内容で怯みました… 経済ネタやロレンスの商人の心得などキチンと理解しながら読むとかなり面白い内容で最後まで一気に読めました。 ホロの口調や性格がかなり独特だけど慣れると可愛いですね。 続きも気になるので早く読みたいと思います。
  • bookkeeper
    2024/04/22
    ネタバレあり
    ★★★★☆ 初読。行商人のロレンスは独り立ちして7年、それなりの信用も実績も勝ち得始めて、店舗を構える夢を追っている。のどかな穀倉地帯で知り合った、五穀豊穣の神を名乗る娘ホロとの旅が始まった…。  ケモ耳ともふもふ尻尾、何故か廓詞で話す女の子。小悪魔のようにも健気な風にも振る舞う。何やら色んな属性てんこ盛りですが、あまりあざとくは感じない。ロレンスが駆け引きに長けていて適度な距離感を保っているからか、貨幣の改鋳という経済的なテーマのせいか。共に孤独をその身に抱えた2人連れのこれからの旅路が楽しみです。