久遠の禁域 神奈備物語

発売日 : 2025/05/23
禁域で見つけるのは、不死の真実……? 心震える壮大な和風ファンタジー!
神が住まうという禁域・神奈備(かむなび)。
広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいなかった。
十十木(ととき)という少女を除いては。
彼女はかつて神奈備に迷い込み、
豊富な知識を持って戻ってきた。
そのため村の人々に「帰り者」と蔑まれつつも、知識を生かして暮らしている。

そんな中、彼女は上品な青年・六路(ろくろ)から神奈備の案内を頼まれる。
実は彼は国主の息子で、父親からある密命を受けていて……。
心震える和風ファンタジー!

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みんなのレビュー

  • よっち
    2025/05/22
    神が住まうという禁域・神奈備。広大で危険なその樹海に足を踏み入れ、戻ってきた者はいないと言われる禁城を巡る和風ファンタジー。かつて神奈備に迷い込みながらも豊富な知識を持って唯一人戻ってきた少女・十十木。そのため村の人々に「帰り者」と蔑まれつつも、弟の千千木を気にかけながら知識を生かして暮らしていた彼女が、国主の息子で父親からある密命を受けた六路から神奈備の案内を頼まれる展開で、そこから明らかにされていく禁城の樹海に隠された驚愕の秘密があって、過去の因縁に決着をつけて繋がったその結末はなかなか良かったです。
  • ひぬ
    2025/08/21
    ネタバレあり
    【電子】禁域・神奈備に迷い込み、戻ってきた少女・十十木。以前の記憶を失うも神奈備の森についての豊富な知識を手に入れた彼女は村人に蔑まれながらも生活しますが、国主の息子・六路に神奈備の案内を頼まれ…作者買い。大切なものを守るために生きる十十木の信念が良かったです。神秘的な雰囲気もある中、神奈備に住む人々の真実に驚かされました。終盤はやや駆け足。十十木の記憶についての秘密は割と唐突だとは感じましたが、色々な意味で納得。最後は少し寂寥感がありました。
  • かなで
    2025/08/14
    ネタバレあり
    神が住まう禁域─神奈備に迷い込んで帰ってきた者はいないとされていたが、7年前一人だけ帰ってきた娘、十十木は、村で異質な者として暮らしていたが、亡くなった両親と病気がちの弟の千千木に愛されて育った。しかし不治の病である根糸の病にかかったこと、六路(不老不死の術を探している)と出会ったことで、死ぬ運命を変えようと動く→この作者様で珍しく刺さらなかったかも…。因習とか排他的な村とか神隠しとか好きなんだけど伏線は500年前の櫛姫くらいで急な後出しにより終わった感。妹弟はハピエンだが六路はバッドエンドに近いと感じた
  • 蝶子
    2025/06/27
    ネタバレあり
    終わり方が予想外だった。てっきり六路と十十木は一緒に暮らすのかと…。世の中のシンデレラの潮流に一石を投じたな。ずっともののけ姫みたいな美しい自然描写が続いて、ひょっとしてポストアポカリプスSFなんじゃないかと疑ってたんだけどそんなことはなく笑、500年前のことにすべてちゃんとオチをつけて綺麗に終わった。続編ないのかも。あったら六路と十十木に再会してもらって結婚してほしい気もする。いやしないほうがいい気もする、生きているレイヤーが違うもんな。ハッピーエンドと言えばハッピーエンドだしな。二人とも目的は達成。
  • まぁ
    2025/05/26
    神話的でした。幼い頃に禁域から生還した十十木さんが国主の息子である六路さんととともに再び神がいると言われる地へ、不老不死を探して踏み込むわけですが、すべて丸く収まりハッピーエンドではないところが個人的に良かった。どうもこうもないのかもしれないけど、自分で決めて自分でやって、後悔もあるけど、生きているんだから、最期に良かったと思えれば幸いですよね。