孤独な宝石商は恋を知る
発売日 :
2025/05/01
身分を隠した仮初の国王×石吐病を発症した宝石店の店主
グレイト・ラピス王国は、宝石の精に愛された国と言われており、国中から様々な宝石の原石が採れ、それらを輸出して栄えている。大切な人に宝石で作られた指輪を贈る文化があるこの国では、ルベルが経営するクラリス宝石店で指輪を作りたいという人は絶えない。しかしルベルは人前に顔を出さず、顧客とのやり取りは伝書鳩を通じた手紙だけ。クラリス宝石店は、店舗すらどこにあるかすら明かしていない。ある日、山を降りて買い物をしていると、怪しい商店に騙されそうになったところをゼノに助けられる。しかしゼノは宝石に対して、嫌悪感を抱いているようで…?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 858円(本体780円+税)
- ISBN: 9784041161623
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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きょん2025/10/088妾腹の王×幻の宝石店を営む職人。受は宝石の妖精に愛された印である赤い目をもち、人を愛すると宝石を吐いて死んでしまうという中々ハードな設定。しかし、一族の命に係わる話なんだから、両想いになれば大丈夫という石吐病の真実は伝わっていてもよさそうだし、父が息子に隠す理由も納得できない。息子に一生孤独を強いるつもりだったのか?不安定な治世で王様業に専念せず、町の自警団を兼業してるという攻の生活も無理だろうと思うとちょっと色々疑問が残った。
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蝶子2025/08/046ネタバレありデビュー作に引き続き自己犠牲的な受けが切なくて健気で可愛い雰囲気。両片想いでどう見ても相思相愛なのにすれ違うお約束が好き。攻めが自分の父親の母親に対する束縛が嫌だったと言っていたのに自分も受けに粘着しててあの男の血だったんだ…とショックを受けているシーンが二重丸。終盤はちょっとかけあしでご都合主義だったけど、中盤までの切ないラブストーリーがとてもよかったので目をつぶろう…。なんだかんだ言って一番偉いのは攻めの元婚約者だよな、こいつのおかげで受けは自由に外を歩けるようになったんだもんな。
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ユキモリ2025/05/236ネタバレあり未登録の前の作品も海賊らしくない海賊の話だったけれど、こちらも王様攻が秘密で街の自警団トップをしている設定が駄目だった。時間の捻出が謎だし平穏な時ならまだしも結構不安定な立場なのよね。というわけで次はもういいかな。
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葵上2025/05/273設定が多すぎる気がする。もっと分厚く書き込んでもらいたいなぁ。もったいない。
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しゅう2025/05/253ネタバレあり随所に宝石の話が散りばめられていてキラキラしいお話でした。宝石キラキラが好きなので嬉しかったです。が、王様自由過ぎです。王様が受けの森の中にある小屋で暮らして城に仕事をしに行き夕飯の買い物をして帰るって…会社員の旦那さんじゃないんだから笑
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