祟り神さまの災愛なる花嫁
発売日 :
2025/04/25
『十番様の縁結び』の著者が贈る、神と恋情をめぐる新たな和風契約婚物語!
「愛しているよ。どんな犠牲を払っても、君だけは幸福にしてあげる」
幼い頃に母と死に別れた大学生の未砂(みさ)は、それ以来、不幸続きの人生をひたむきに送ってきた。
そんなある日、夜の雨に打たれている美しい男性に思わず傘を差し掛けた未砂は、藤色の瞳を持つその青年――宝条亜樹(ほうじょう あき)から突然結婚を申し込まれる。
亜樹は、この国の経済に大きな影響力を持つ旧家・宝条家の現当主で、未砂の不幸は千年前にこの町を作り、最期は愛する女性に殺され祟り神となった〈藤の君〉による呪いだと告げる。
裏切った女性の血を引く未砂の一族の女は代々不幸な人生を送り、それは藤の君の末裔である宝条家の当主と結婚し、怨霊を鎮めることで一時的に解消されるという。
そして逆に、宝条家は〈藤の君〉を祀ることで繁栄してきたのだという。
未砂は婚姻の儀式を行って〈藤の君〉を鎮めるまでの期間限定で亜樹と契約結婚することを受け入れる。
だが亜樹は、なぜか未砂に愛を告げ、必ず幸福をあげると甘く微笑んで……?
幼い頃に母と死に別れた大学生の未砂(みさ)は、それ以来、不幸続きの人生をひたむきに送ってきた。
そんなある日、夜の雨に打たれている美しい男性に思わず傘を差し掛けた未砂は、藤色の瞳を持つその青年――宝条亜樹(ほうじょう あき)から突然結婚を申し込まれる。
亜樹は、この国の経済に大きな影響力を持つ旧家・宝条家の現当主で、未砂の不幸は千年前にこの町を作り、最期は愛する女性に殺され祟り神となった〈藤の君〉による呪いだと告げる。
裏切った女性の血を引く未砂の一族の女は代々不幸な人生を送り、それは藤の君の末裔である宝条家の当主と結婚し、怨霊を鎮めることで一時的に解消されるという。
そして逆に、宝条家は〈藤の君〉を祀ることで繁栄してきたのだという。
未砂は婚姻の儀式を行って〈藤の君〉を鎮めるまでの期間限定で亜樹と契約結婚することを受け入れる。
だが亜樹は、なぜか未砂に愛を告げ、必ず幸福をあげると甘く微笑んで……?
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 792円(本体720円+税)
- ISBN: 9784041161036
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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よっち2025/04/2322幼い頃に母と死に別れ、不幸続きでも前を向いて人生を送ってきた大学生の未砂。ある日、バイト帰りに藤色の瞳を持つ美しい青年・宝条亜樹と出会う契約結婚物語。この国の経済に大きな影響力を持つ宝条家現当主で、未砂の不幸には原因があることを説明した亜樹から、契約結婚を申し込まれ、原因である藤の君を鎮めるまでの期間限定で亜樹と契約結婚する未砂。一方で以前の彼女を知っているらしい彼との思い出を探り、その境遇を知る中で少しずつ変わる思いがあって、亜樹の真意を知った未砂が覚悟を決めて切り開いた未来がなかなか素敵な物語でした。
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Kana2025/05/1817ネタバレあり大好きな作家さんの新作。母が亡くなってから不幸に見舞われ続けている女子大生の美砂。祟り神を祀る旧家の宝条家の当主・宝条亜樹が美砂に、亜樹と結婚して神を鎮めることで、一族の繁栄と美砂の不幸を消すことができると言われ、契約結婚することに。まだ解決はしていないし、神と美砂が新たな約束をしたので続きそうだが、美砂と亜樹が幸せになれる結末を迎えてくれたらいいなと思った。
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色素薄い系2025/08/091お…終わってないじゃないですか……ヒロインの未砂は表紙の感じよりずっと強い子だったし逆に亜樹は不遇ヒーロー。というか代々片城の女を嫁にしてきたってそのうち血が濃くなってしまうのでは?と思ったんだけどそこら辺の言及はありませんでしたね。藤の君が愛していた人に殺された理由や先代様が本妻とは別に子供を作っていた相手(亜樹の母)なんかもまだ謎として残っているので続きが欲しいです。というか死ぬ事で一生の傷になりたいってなかなか病み要素のある言葉ですよね…
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NyankoroA2025/09/130十番様の主人公に似てたな。強くて優しい女の子が好き。唯一無二の2人という感じが良い。
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