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ファンタジア文庫の新刊
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のれん2021/06/129情は味方、仇は敵なりといった中華世界観を持った魔王と勇者の仄かな恋愛物語。 ヒロインが勇者、魔王、皇帝を次々と襲名していき、それに相応しい業績が序盤で語られるハイテンポ。 再戦に燃える元魔王と彼に焦がれるヒロインの心情に重きを置いている様は完全に恋愛小説。 魔王の本心やヒロインの願いは非常に達観しており最後まで揺るがない。結局彼らの思いは変動せず一本調子で此方が拍子抜け。 文章も文節が短いのもあって描写が足りない印象。が、不思議な後読感。良くも悪くも今のファンタジア文庫では考えられない受賞作と言える。
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numami2024/08/051サラは「謀略の」とか「知略が」とかこれでもか、と前置きされているのに中盤以降大体のセリフの末尾に「?」ついててかわいい。別にアホの子というわけではないが。「銀の河の~」に比べるとまだ文章が粗くて、キャラの魅力が見えづらく、影響されてストーリーもやや薄味感はあるところ。ちょっと翻訳ファンタジーっぽくもあるか。
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hallelujah2018/07/311ネットでの評価が高かったので読了。 人間の勇者が魔王に勝利した後、魔王になり替わるという展開は面白かったが、入り込めないストーリーだと感じた。全体的に淡々としている。もう少し勇者が人間に対する憎しみを前面に出すようなキャラクターだったらば共感できたようにも思うが、今回の場合「感情よりも合理的に物事を捉えることができる人間に対して一目おく魔物たち」という演出だったので難しいかなぁ…。魔王も勇者も人生観が達観していたため、感情移入できる隙がないのが残念…好みの問題?
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みるく2016/05/071サラの頭の中と表情とのギャップが(^^;>あとがきイラスト
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alice2010/05/251前魔王に剣を付き付けたところが良かったです。 分かっていても鳥肌が立ちました。^^ サラの恋心を応援したくなります。
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