黒公爵様の恋文代筆人

発売日 : 2025/04/14
その恋文、裏があります。悪役貴族と恋を読み解くロマンス×ファンタジー
王と亡き王妃による恋物語の逸話にて《恋文文化》が花開く王国。

《恋文代筆人》ユーディの元に、恋文嫌いの貴族の男が依頼を持ち込む。
これをきっかけにマフィアの元締め《黒公爵》ヴィンセントに目を付けられたユーディは半ば強制的に、彼のお抱え恋文代筆人にされてしまう。

社交界に花街と様々な恋文に関わる中で、噂とは違う彼の本当の姿を知っていく。
ただユーディにも誰にもいえない秘密があって……

偽る少女と悪役貴族が、恋文の裏を読み解き、心ある恋文をしたためるロマンス×ファンタジー。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 858円(本体780円+税)
  • ISBN: 9784040758275

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みんなのレビュー

  • ぐっち
    2025/05/10
    恋文文化のある世界、良い。黒公爵ヴィンセントにやとわれた、恋文代筆人・ユーディは何か秘密を持っているようで…。しっかりした世界観、二人の距離感も良かったです。終わったような続くようなで、続きも出るとよいな。
  • イシカミハサミ
    2025/07/11
    相変わらず鳳乃さんは面白そうなことをたくらんでいるなぁ、という作品。 問題なのはそのたくらみを全部明かす前にシリーズが終わってしまう、もしくはちゃんと完走しても謎を残すクセがあるところ。 あまり期待しすぎず、続きが出版された時には見逃さないように、待っていたいと思います。
  • ころころ
    2025/06/29
    ネタバレあり
    恋文代筆人。それはここグラダリス王国の《恋文文化》を支えた者達の総称であり、現国王と今は亡き王妃との逸話から始まった。それから15年、さる名門貴族当主ヴィンセントは恋文の返事に苦慮し、知り合いの未亡人に紹介された恋文代筆人を訪ねるが…。すごく好みの作品。キャラクターがまず好き。恋文代筆人として確かな仕事をしているけど抜けたところもあるヒロインと彼女を補佐するしっかり者の少年。彼女に依頼して来たのは如何にも貴族然とした青年。特殊な力を持つ彼女は彼の良からぬ思惑に気付き敢えて怒らせるような恋文をしたためる。
  • 冬野
    2025/05/29
    初読み作者さんの謎解き要素ありファンタジー。予想以上に面白かった。貴族社会に恋文が文化として根付いている様子が細やかに描かれ、しっかりと練られた世界観に安心して浸れる。自由が制限された時代でも女性はしたたかである。思わせぶりな表現が多用されているため少し頭を使って読む必要があるが、読む進めるにつれ見えてくる景色が広がって予期しない地点へ連れていってもらえる。ユーディとヴィンセントの間に直接的な接触は殆どないけど、ほんのり色気が漂うような関係性がよい。この先が読みたいのでぜひ続編が欲しいところ。星:5/5
  • つじ みやび
    2025/04/14
    めちゃめちゃよかった……後半になって一気に糖度増したの、すごくよかったです。こんな顔でこんな、こんな!殺し文句いわれちゃあ!!!ねぇ!?!? そもそも「恋文代筆人」とは?というところから丁寧に説明してくださる世界観があったので非常に読みやすかったです。貴族と平民の差みたいなのも、辛いけどわかりやすい。するする読めました。 ただのお手紙ではなく、恋文だからこそ気を付けたいことや、こもる思いが面白い。そして恐怖の権化黒公爵様がやろうとしていることと、はじまりの恋文代筆人の存在……先が気になります!