蟲と眼球と殺菌消毒

発売日 : 2005/12/01
町では手長鬼と名乗る怪人が残虐な事件をくり返していた。その犯行に超常のものを感じたグリコは手長鬼と対決する決心をするが…
あれからひと月――。「エデンの林檎」の不思議な力を受け容れながら、仲間の鈴音や愚龍と共に日々平穏に暮らそうとするグリコのもとへ、賢木財閥から二人のエージェントが送りこまれて来る。その使命はなんと、「グリコの両親」!? 慣れない「家族生活」にすっかり調子が狂うグリコ。その頃、町では手長鬼と名乗る怪人が残虐な事件をくり返していた。その犯行に超常のものを感じたグリコは、手長鬼と対決する決心をするが……。グリコの不器用な優しさが胸を打つ――。未曾有の学園ファンタジー、再び開幕!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 638円(本体580円+税)
  • ISBN: 9784840114707

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みんなのレビュー

  • Yobata
    2015/05/01
    ヘビを撃退し、ようやく望む日常に帰ってきた3人だったが、町に手長鬼という殺人鬼が現れ,賢木財閥からグリコの両親なる男女が派遣される事に。また日常が狂う中、さらなる影がグリコ達に迫り…。殺菌消毒回。鈴音達との友情が芽生え、図らずとも両親ができ、人間らしい日常に浸る事が出来たものの、手長鬼との戦闘,仇である藉口無法によって自分が化け物である事を再確認してしまい、鈴音から離れる決意をしてしまうグリコ。しかしその間に鈴音が殺菌消毒の手に落ちる。今回はそれぞれの好意が届かず悲劇になったひたすら悲しい話だった…。→
  • ソラ
    2006/09/17
    *あれからひと月―。「エデンの林檎」の不思議な力を手に入れながらも、仲間の鈴音や愚龍と共に日々平穏に暮らそうとするグリコのもとへ、賢木財閥から二人のエージェントが送りこまれて来る。その使命はなんと、「グリコの両親になること」!?慣れぬ「家族生活」にすっかり調子が狂うグリコ。一方その頃、町では手長鬼と名乗る怪人が残虐な事件を起こしていた。その犯行に超常のものを感じたグリコは、手長鬼と対決する決心をするが…。グリコの不器用な優しさが読む者の胸を打つ!
  • 謡遥
    2013/03/05
    まさかのティディベアを読まずに二巻から読み始め。この人の話は度肝を抜かされると言うかなんというか、言い表せないなにがしかがあって、今回はグロ方面といつもの方面で感じます。なかなかいいなあと思うんですが。
  • ねね
    2014/03/24
    再読。シリーズ2作目にして鈴音が大変な事になっちゃったり、幼女が変態に監禁されちゃったり、潔癖症で死んじゃった女が殺菌消毒したりされちゃったりする本。(←こう書くと何だか物凄い)いや本当に物凄いというか、えぐいです。それでも「化け物の自分は、こんなに殺してきた自分は、幸せになっちゃいけないんだ――」と悩みながら、鈴音たちを守るグリコが救いというか何というか。あと梅ちゃんの壊れ具合。「弱くなったら、化け物になった自分を受け入れてくれたゼキくんに捨てられちゃう」痛々しい。ラノベだけどなかなか苦しい
  • くろり - しろくろりちよ
    2013/02/05
    <蟲と眼球>シリーズ2冊目。物語は徐々に広がり、『神』という概念が現実を侵食する。十人殺しの殺人鬼・手長鬼、突然できたグリコの両親。非日常と日常の交差。根源的に人間の思想の中に存在し続けている神話という原型。殺菌消毒という名の「ノアの箱舟」たる能力を持つ神の大きな欠片。ピースが集められ、全て人間が基盤にして来た神話への切り込みが始まり。結果払われた犠牲…グリコの片腕、そして何よりうさりん閣下の心臓にして魂。加速的に加速する物語と根源の融和が著者の真骨頂。独特に嵌り込む著者特有の世界感は癖になる。