義妹生活 another days

発売日 : 2025/02/25
これは『義妹生活』のもう一つの物語。
「──小説を書くときに私が書き忘れてしまったことを、上野監督やスタッフの皆さんがきちんと見落とさずに拾ってくれた──そんな印象を持っています」(本文より引用)

2024年7月に放送を開始し、大好評の内に放送を終えたTVアニメ『義妹生活』。
その各話放送後に、Xで綴られた原作者・三河ごーすとの熱い想い。
それらのテキストを改稿したものと、読売栞の過去を彼女の視点で描いた書き下ろしの外伝小説──「グッド・バイ」を収録。
作品の奥深い魅力を増幅するための、ファン必携の一冊が登場!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 770円(本体700円+税)
  • ISBN: 9784046845559

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みんなのレビュー

  • なっぱaaua
    2025/03/14
    ネタバレあり
    前半はアニメの原作者による解説。原作者が何を表現しようとしていたのか、アニメとの違いは何かがよく分かる。原作よりもアニメが何だかあっさりしているなと感じたのは丸や読売先輩、藤波夏帆とのやりとりが少なかったというのがあるのね。成程。後半は読売栞について。読売栞ファンとしてはボーナスの様なもの。清楚な黒髪美女なのにおっさんくさいという、何それ美味しそうなのっていう人の鬱屈としたところが読めて良かった。そして後輩君とのファーストコンタクトが面白かった。~続く~
  • 芳樹
    2025/08/13
    【BW】アニメ未視聴だったので、三河氏の感想なら読まなくても良いかな…と思っていたのですが読んで大正解。悠太と沙季を始めとする主要な登場人物の掘り下げが三河氏よる各回の感想を通じて行われているので、アニメ未視聴だとしてもこれは必読の作品集と言って過言ではありません。特に書き下ろしの『グッド・バイ』の内容は今回掘り下げられた読売先輩の内面を知っていることが前提です。アニメ未視聴でこの巻を読むのを逡巡している方にこそ、ぜひお薦めしたい一冊です。
  • よっち
    2025/02/23
    24年7月に放送を開始して、大好評の内に放送を終えたTVアニメ『義妹生活』。その各話放送後にXで綴られた原作者の熱い想いや読売先輩の過去エピも描いた番外編。TVアニメ1~12話の原作小説のアニメと違う点、ポイントとなる細かい描写の解説、その段階で悠太と沙季がどういう心境だったのか、両親との距離感はどうだったのか。2人の物語ゆえにあまり掘り下げられていなかった周囲の行動や視点、そして読売先輩や藤波の背景が掘り下げられていて、思わず各巻を読み返してしまいました(苦笑)読売先輩の過去エピもなかなか趣が深いです。
  • ひぬ
    2025/09/01
    ネタバレあり
    【電子】「義妹生活」のアニメ化を経ての作者の各話に対しての感想、そして読売栞の過去を描いた外伝の二本立て。色々な意味で面白い試みだなと。悠太と沙季の二人の造形がかなり深まる一方、三河先生の創作論(何故そのようにして描いたのか)、そしてアニメで何を追加、カットしているのか等の説明も面白かったです。ここまで深く解説する作者も珍しいものです。外伝は読売先輩と工藤准教授や悠太とのバイトでの出会い。そして彼女を形成する過去というのが思った以上に重かったですが、より解像度が上がって良かったです。
  • てぃーも
    2025/03/16
    ネタバレあり
    アニメ版に対する原作者の長文の所見&解説、アニメを一話ずつ見直しながら読んでいくと、新たな気付きのある一冊でした。そして読売栞さんメインの短編小説、悠太も沙季も知らない読売先輩の人生観、続刊の義妹生活で語られる事は無いと思いつつも、物語の深みを想う事が出来る内容でした。