成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末を
発売日 :
2025/02/25
『Unnamed Memory』著者が贈る、大本命ループファンタジー!
「ユール・ラキス、お久しぶりね。これを機に私と二年くらい婚約しましょう」「分かった。その婚約を受けましょう」
派遣社員だった八瀬咲良は、ある日友人の真砂からお願いを受ける。「異世界に行って二年後に起きる惨劇を止めて欲しい」と。『妖精姫物語』の主人公ローズィアとして新たな人生をスタートさせた咲良を待ち受けるのは、”妖精契約”の失敗により世界が破滅する未来――。一度は失敗し、気づけば二年前に死に戻ったローズィアは、何度もループする悲劇の歴史を打破するため、もっとも信頼する人物に助けを求めた。
ユール・ラキス――ローズィアの幼馴染であり、身分を偽る隣国の王子とともに、咲良はもう一度人生をやり直す。願わくは、死んでしまう運命のこの人も救えるように。
大切な人を救うためには手段を選ばない成り代わり令嬢と、彼女に振り回される不遇な青年の知られざる駆け引きと戦いが幕を開ける。
大ヒット『Unnamed Memory』の古宮九時が贈る、圧倒的に面白いループファンタジー!
派遣社員だった八瀬咲良は、ある日友人の真砂からお願いを受ける。「異世界に行って二年後に起きる惨劇を止めて欲しい」と。『妖精姫物語』の主人公ローズィアとして新たな人生をスタートさせた咲良を待ち受けるのは、”妖精契約”の失敗により世界が破滅する未来――。一度は失敗し、気づけば二年前に死に戻ったローズィアは、何度もループする悲劇の歴史を打破するため、もっとも信頼する人物に助けを求めた。
ユール・ラキス――ローズィアの幼馴染であり、身分を偽る隣国の王子とともに、咲良はもう一度人生をやり直す。願わくは、死んでしまう運命のこの人も救えるように。
大切な人を救うためには手段を選ばない成り代わり令嬢と、彼女に振り回される不遇な青年の知られざる駆け引きと戦いが幕を開ける。
大ヒット『Unnamed Memory』の古宮九時が贈る、圧倒的に面白いループファンタジー!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784041157169
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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なっぱaaua2025/05/2547ネタバレあり古宮九時さん初読です。異世界転生ループものでした。健気にも大切な人を救う為に奮闘する主人公が素敵でした。何故ループするのかが特殊設定によるものでしたが、この物語では大切な話でしたね。そして守ろうとするものたちもいろいろ関わってくる訳で。ループすると記憶が残るという設定は解決の糸口となる点では良しなんですが、当の本人は相当辛いだろうな。まどマギのほむらの様な感覚なんだろうな。咲良の行動力がハピエンに繋がるという点でまず動くことは大事なことだと思いました。
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合縁奇縁2025/04/1637ネタバレあり「ユール・ラキス、お久しぶりね。これを機に私と二年くらい婚約しましょう」「分かった。その婚約を受けましょう」元派遣社員の咲良はある使命を託され、愛読する『妖精姫物語』の主人公・子爵令嬢ローズィアとして生きることに。使命とは、この世界で必ず起こる惨劇を回避し、繰り返される2年間の「ループ」を止めること。未来を変えて大切な人々を守るため、幼馴染で東国の次期王・ユールと共に謎多き世界に立ち向かう!-死を免れない不遇な運命を負う彼のことも救うために。全速力で進み続ける成り代わり令嬢の痛快なループファンタジー。
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わたー2025/03/2628★★★★★面白かったが、これだけは言わせてほしい。ほんとに古宮先生はさああああ、読者の情緒をめためたにするような作品を出してくださってさあああああ、大好きですありがとうございます勘弁してください。二年後に必ず迎える惨劇を回避するために、親友から「ローズィア」を受け継いだ咲良。親友が挫折し彼女に託すまでの15回のループに関する情報を片手に、ハッピーエンドを模索していく死に戻りループもの。古宮先生がこの題材で物語を描くとこうなるのかと、作家性とテーマのマリアージュを存分に、そう存分に楽しませてもらった。
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和尚2025/03/1227面白かったです! 終わり方だけが全てじゃない。 そんな主人公の、結末へ向かうための繰り返す旅路。主人公のみならず、登場する皆好きでした。だからこそ心を持ってかれるのですが。 端々に散りばめられた一言にくすりとなったり、ほうっと息を吐いたり。この文章がやはり好きですね。中盤までの頁数で余韻の密度を出してくれるの本当凄い。 ループの中で一つ一つ謎を解いて真実に向かい、良き到達点に辿り着く構成も面白く、単巻で締まっていて満足度が高いお勧めの一冊でした。
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よっち2025/02/2324友人の真砂からお願いで、異世界に行って二年後に起きる惨劇を止めることになった派遣社員・八瀬咲良が繰り広げるループファンタジー。真砂が描いた『妖精姫物語』の主人公ローズィアとして、幼馴染ティティが絡む妖精契約の失敗や儀式王の犠牲を回避するために、婚約した身分を偽る隣国の王子ユールの助けも借りながら様々な手を打っていく展開で、大切な人たちのために我が身を省みないローズィアの奔走や、関わる人たちが積み重ねてきた思いがあって、明らかにされていく真相を乗り越えた末にたどり着いた微笑ましい結末はなかなか良かったです。
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