神様の本

発売日 : 2025/01/24
ビブリア&御用人新作収録! 神×本×大人気作家が贈る至福のアンソロジー
現存する最古の日本語訳聖書を追い、その謎を紐解く古書店の女店主・栞子(三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」)、「ゴッド オブ 、神様 団子」と言い残して倒れた青年と、あるミステリー作家(似鳥航一「下町和菓子 栗丸堂」)、パパ活中の女子大生と『人間失格』(紅玉いづき「カミサマは待ちぼうけ」)、落ちぶれた元人気作家が「本の神様」に導かれ、宮沢賢治の物語世界に迷い込み……(「深夜0時の司書見習い」)、天国にある出版社が聖書の矛盾を修正すべく神の監修のもと奔走(杉井光「ハレルヤ出版編集部」)、光源氏の最期を記したといわれる『源氏物語』幻の帖「雲隠」を求め、神と御用人の良彦が大奔走!(浅葉なつ「神様の御用人」)
温かくほろりと泣けて、時にユーモラスで大胆。豪華執筆陣が「神×本」というテーマで紡ぐ、珠玉の6編。心満たされる至福のアンソロジー。

【参加作家一覧】
三上 延/似鳥航一/紅玉いづき/近江泉美/杉井光/浅葉なつ

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みんなのレビュー

  • 2025/06/19
    好きな作家さんが参加しているので読んでみました。本と神様がテーマで、どれも楽しく読めました。
  • ひさか
    2025/03/03
    2025年1月メディアワークス文庫刊。三上延:ビブリア古書堂の事件手帖~約翰福音乃傳~、似鳥航一:下町和菓子栗丸堂~神様団子~、紅玉いづき:カミサマは待ちぼうけ、近江泉美:深夜0時の司書見習い~注文の多い図書館~、杉井光:ハレルヤ出版編集部、浅葉なつ:神様の御用人~雲隠~、の神と本をテーマにした6編の書き下ろしアンソロジー。シリーズものが4つもあって豪華の極み。三上さんは今までのビブリア〜の中には無かった傾向の話で面白い。他も全て良い出来で、お得感ありました。
  • ジョンノレン
    2025/07/17
    ネタバレあり
    表題をテーマとする6話のアンソロジー。ビブリアの三上氏の関東の隠れキリシタンと和訳聖書に絡む話と、和菓子屋系の似鳥氏の話はこんな感じなんだとシリーズを想像しつつ楽しんだ。続く紅玉氏のパパ活女子の内面に肉薄する話は疲れたけどそれなりに。近江氏の宮澤賢治フューチャーでジュマンジ的にフィクションの中に放り込まれるストーリーは結構興奮し心も動かされた。静謐な文章と話を予想した杉井氏は聖書の中身の矛盾点や何やらを浮き彫りにしつつ神や天使の登場に加え出版界隈のあれこれも絡め力一杯の悪ノリで→
  • オーウェン
    2025/08/27
    神様をテーマにした6つのアンソロジー。 やはり注目はビブリアの話。 日本語訳の聖書が取り上げられ、それを売却しようとするが、依頼人の言動に栞子はある気付きを。 そして杉井光さんの「ハレルヤ出版編集部」 神様は人間を自由に出来ても、聖書に自由は効かない。 よって大天使ガブリエルから校閲を促されるというパロディ話で笑えた。 ラストのオチも本に寄せており、こういうタイプの作品も書くのかと意外だった。
  • 坂城 弥生
    2025/02/26
    個人的にビブリア古書堂の事件手帖の新作が読めたのも嬉しかった。