龍に恋う 贄の乙女の幸福な身の上 七
発売日 :
2024/12/13
「俺は、君の最も近くにいる理由がほしい」波乱の「半妖編」、ついに完結!
力の暴走を抑えるため自らを掛軸の中に封じた銀市が、珠の尽力によって帰って来たのが去年の暮れのこと。
激動の年が明け、銀古も日常を取り戻した頃、珠は銀市から「故郷を探し、父に会おうと思う」と打ち明けられる。自らの過去と向き合おうとする銀市の覚悟を受け止めた珠は、ともに彼の故郷を探すため、雪深い信州へ足を運ぶことに。
初めての蒸気機関車、初めての旅館。慣れないもてなしに戸惑ったりしながらも、銀市との遠出に心躍らせる珠。
そんな中、一連の騒動の原因であるアダムが、突如二人の前に姿を現す。
掛軸の中の世界で、二人の決別の原因となった大火事件の真相を知った珠は、銀市とアダムの間の誤解を解くためにある提案を持ち出して――?
人と妖がともに生きる未来のために――
波乱の「半妖編」、ついに完結!
激動の年が明け、銀古も日常を取り戻した頃、珠は銀市から「故郷を探し、父に会おうと思う」と打ち明けられる。自らの過去と向き合おうとする銀市の覚悟を受け止めた珠は、ともに彼の故郷を探すため、雪深い信州へ足を運ぶことに。
初めての蒸気機関車、初めての旅館。慣れないもてなしに戸惑ったりしながらも、銀市との遠出に心躍らせる珠。
そんな中、一連の騒動の原因であるアダムが、突如二人の前に姿を現す。
掛軸の中の世界で、二人の決別の原因となった大火事件の真相を知った珠は、銀市とアダムの間の誤解を解くためにある提案を持ち出して――?
人と妖がともに生きる未来のために――
波乱の「半妖編」、ついに完結!
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784040747064
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みんなのレビュー
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よっしー2025/01/1727ネタバレあり最後の珠と銀市とのやり取りも素敵だったのですが…個人的にはアダムが珠の思考に毒気を抜かれ、ツンツンしながらも少しずつ懐柔されていく展開がお気に入りです。アダムの元々の性格に加え、珠の言葉に裏がないからこそ、邪険にも出来ず、最終的に流されたのでしょうか。また、3人の和気藹々とした団らん場面を期待してます!!
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Kana2024/12/1926ネタバレあり大好きなシリーズ7作目。今回は銀古を休業し、長期休暇で銀市の故郷を探す旅に珠は銀市と軽井沢へ。軽井沢でアダムも登場し、旅に加わる。珠の誕生日会の話は読んでいる私も嬉しくなった。この場に瑠璃子がいないのは少し残念だったけど。次巻は珠の村の話のようなので早く続きが読みたい。
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はなりん2025/05/1722掛軸の中から戻った銀市と珠。銀市が自分自身と向き合う為、父龍に会いに軽井沢へ珠と旅行に行く。そこで、アダムと会い、3人で過ごす時間は危うさをはらみながら、穏やかで切ない素敵な時間でした。銀市とアダムの関係が修復できてよかった。銀市も父龍と母の想いに触れ吹っ切れたよう。銀市と珠も距離が近くなってドキドキしっぱなしでした。
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冬野2025/01/1622シリーズ第七弾にして半妖編完結巻。銀市は両親の過去と向き合うため、珠と共に冬の信州へ。シリーズの集大成的な内容でとても良かった。この旅程は銀市や深咲など色々な人にとって、過去の呪縛から解き放たれるための過程だったのかも。人の複雑な感情が複雑なまま描かれていて読み応えがあった。誕生日会のシーンが素敵。ただアダムがした行為をあまり覚えてなくて物語に完全に浸れたとは言えないのが惜しい(前々巻読了が約二年前なので)。ラストシーン、これはもう結婚式なのでは!?次巻からは珠の過去に焦点が当たるかな。楽しみ。星:5/5
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かなで2025/04/1021ネタバレあり掛け軸の中から出てきた銀市とともに、銀市の故郷を探しに信州へ行くことになった珠。途中、掛け軸事件の一因でもあるアダムと出会い、利害が一致し協力することに。加えて珠は掛け軸の中で知った銀市とアダムの行き違いについてどうにかできないかとも悩んでおり…。そんな道中で、妖たちの権能が奪われているという事件に遭遇。→やっぱり珠って生贄じゃなく、むしろ…正反対の存在なのかな…。外堀を埋めて指輪を渡す銀市、よくやった…!アダムさんとはもう一度この本のような穏やかな時を過ごしてほしいと思うけど…。次巻も楽しみ。
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