春夏秋冬代行者 黄昏の射手

発売日 : 2024/12/10
宵闇を齎す者――「黄昏の射手」。 夜は彼の努力によって作られている。
「夜を統べる者。その神名は――」
 世界に安らかな朝と夜を授ける為に三百六十五日空に矢を射る者。神の御業を託された『巫の射手』。
 大海原に浮かぶ大和と呼ばれる列島の国では、射手はこう呼ばれている。
 朝を齎す者、『暁の射手』。
 夜を齎す者、『黄昏の射手』と。
 黎明二十一年五月、黄昏の射手・巫覡輝矢は囚われていた。目覚めたとき、そこは自分の部屋ではなかった。春夏秋冬の代行者達と同様に神に力を与えられた彼が、なぜ見知らぬ地に? 加えてなぜ、彼を守る従者・慧剣は傍にいない?
「輝矢様」
 そして響く少女の声。それは現人神たちに降りかかる新たな苦難を告げるものだった――。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 880円(本体800円+税)
  • ISBN: 9784049158618

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みんなのレビュー

  • なっぱaaua
    2025/01/24
    ネタバレあり
    なんてこの物語の神様達は不憫なんだと思わずにはいられない。今回被害にあうのは黄昏の射手。春夏暁秋ときて黄昏なんですがまさかの誘拐。それも理由が理由というか、差別が激しいわ。まぁ神様のためにはお金が動くという話なんだろうが。転山は確かに影響が大きすぎるね。それにしてもそれが差別に繋がるとは。結末は意外なものだったけど主犯は何にしても罪を償わなければならないと思う。ところで怪盗王子シマエナガの施設が南の島の竜宮に出来るのはどうだろうか。シマエナガの住みそうなエニシの方が合ってると思うのは野暮なのだろうか。
  • つっちー
    2025/04/12
    ネタバレあり
    シリーズをずっと読んでいると、現人神の民に対する甘さは、現人神としてのある種の呪いだと思ってしまいます。特に輝夜は、それが顕著に表れていて、今回の一鶴に対する扱いも、個人的にはう~んってなりました。現実的な人々との乖離がある意味、現人神らしいとも言えますが。今、わかっている現人神でタイトルになっていないのは冬のみとなりました。もしかして、冬の物語でシリーズ完結になるのだろうか。それはそれで、少し寂しいですね...
  • るぴん
    2024/12/22
    今回は黄昏の射手・輝矢の誘拐事件。他の代行者と違って輝矢が大人だったからか、いつもよりは読んでいてハラハラはせず。今回も大人達の都合に巻き込まれた子供達が気の毒だった。狼星と撫子の恋バナが微笑ましい。意外に狼星はちゃんと考えていたんだな。「代行者」という神の力を与えられた現人神━━本当に絶妙な設定を考えたものだなー、と思う。代行者を巡って利権を奪い合ったり争ったり命を狙ったり。代行者本人だって自ら望んで代行者になりたかったわけじゃないのに…。最後の輝矢と来訪者の再会には涙が止まらなかった。
  • 真子
    2025/01/31
    ネタバレあり
    あー、面白かった! 大人と思っていた黄昏の射手。実際は大人にならざるを得なかった子供だったのかな。でも見事な解決。射手界隈でもいろいろごたごたがありそうで、関係各所の団体の関係と、そろそろ地図が欲しいところ。代行者同士の恋愛も射手界隈の恋愛もしがらみがあって難しそう。皆が良きところに落ち着くように。次は冬?ついに終わってしまうのかなぁ。。
  • よっち
    2024/12/11
    従者・慧剣ととにも遊びに出かけた黄昏の射手・巫覡輝矢。その途上でさらわれて見知らぬ場所で目が覚める第8弾。輝矢を連れ去った羽型鎮守衆の天音一鶴とその幼馴染・小太刀大河。従者・慧剣と引き離され、一人拉致された輝矢。とある目的のために育てられてきた一鶴から語られる、輝矢も知らない以前の黄昏の射手の過去、そして輝矢に明かされる一鶴の目的。過去の悔恨に縛られた一族の悲願と、そのためだけに育てられた娘、そして一鶴と大河の幼馴染関係を知った輝矢の対応がほんと冷静で大人でしたね…。それぞれの恋模様も気になるところです。