最後の陰陽師とその妻

発売日 : 2024/11/25
突然の結婚から始まる、純度100%の和風シンデレラファンタジー
天涯孤独の身であり怪異が見える千曳泉は、「知人の嫁にぜひ」という突然の手紙に導かれ、上京する。そこで出会ったのは、怪異と戦う美しい青年・比良坂拝音。
彼は帝都を守護する最後の陰陽師であり、泉の結婚相手だった。
新婚生活の中で、無愛想ながらも泉の力を認め寄り添う拝音。特異な目を持つが故の孤独を抱えていた泉はその優しさに触れ、二人の距離は次第に近づいていく。
しかし、この結婚には国の命運をかけたある秘密が隠されていて――。
神話より結ばれし二人の、不器用な愛と絆の物語。

【登場人物】
・比良坂拝音(ひらさかはいね)
陸軍で特任顧問を務め、帝都最後の陰陽師として怪異を滅する任を担う。
日本人離れした美貌の持ち主。

・千曳 泉(ちびきいずみ)
天涯孤独の身であり、怪異を見ることができる”神照目”を持つ少女。
島根から上京してきた。内気な性格だが、芯は強い。

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みんなのレビュー

  • みどり
    2024/12/03
    ネタバレあり
    続いても、続かなくても良い終わり方をさせているなぁ。もうちょっとだけでも続いたらいいのに、って思うけれど、出版事情がね~。大正ロマンの香り漂う陰陽師のお話。この方の「怪異」に対するスタンスは変わらず。「明るいところ、信じる者がいなくなったところ」からはだんだん「怪異」が減ってしまうということと、怪異に近しいからころ「調伏」とか「祓い」が忍びない祓い屋とか見える人の気持ちは良い感じにほっこりさせてくれて好きなんだけれどな。
  • ネムコ
    2025/04/12
    可愛い夫婦。「下男」の正体が衝撃的。
  • 八岐
    2025/01/24
    ネタバレあり
    ★★★ 時代的に仕方ないんだろうけれど、上から居丈高に怒鳴る事でしかコミュできない旦那と、おどおどと萎縮し怯えるばかりの奥さんとでは見ていてしんどかった。旦那が本来優しく気遣いも出来る男だというのもわかるし、泉にそのへんちゃんと伝わってるだけれど、そうあるべしと教育受けたんでしょうね。泉の方がちゃんと意見述べて人との接し方も希望を述べれば案外ちゃんと話聞いてくれそうな人だと思うんだけれど、泉の方も全く自己主張出来ない人生送ってきたのもあって、距離感縮まらずきつかったなあ。
  • 栗山いなり
    2024/12/25
    怪異が見える特異体質の少女・泉が怪異と戦う陰陽師・拝音の元に嫁入りする事から始まる和風時代劇ファンタジー小説。峰守ひろかずがシンデレラロマンスを書くとこんな風になるって感じの作品。エンタメ作品としての基本的な部分を抑えつつ色々刺さる部分もあって良かった
  • ウハタ
    2024/12/01
    あとがき読んだ限りだと次巻はないのかな?もうちょっとこう二人の関係が発展する所が読みたいんだけどな。泉が成長していく所もうちょっと見たい。拝音の外見が日本人離れしてる理由とかも特に出て来なかったし。無愛想な拝音の後頭部を何回か叩きたくなった。「お前はもうちょっと言葉を選べ!!」とか言いながら叩きたかった。曲利さんの外見は勝手にツリ目の糸目、後ろ髪を項の少し上で結んでる姿を想像してた。もうちょっと読み応え欲しかったなぁ。