23時の喫茶店 明日を彩る特別な一杯を

発売日 : 2024/09/24
心ほぐれるひとときと、特別な紅茶をあなたに。
バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織は、ある日特別な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする。まるで興味のない伊織だが、不思議な巡り合わせでその喫茶店を訪れることに。迎えてくれたのは、人形のように美しく聡明な店主・透子だった。
 紅茶専門店だというその店で透子が淹れた一杯と、その紅茶にまつわる話を聞いた伊織は次第に心が解きほぐされ――。
 深夜23時。今宵も弱った心を癒す喫茶店の扉が開く。

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みんなのレビュー

  • machi☺︎︎゛
    2025/01/28
    初読み作家さんだし内容も全然知らなかったけど可愛い表紙につられて家の本棚に並べたいなと思って購入。人が纏う色が見える伊織。その特殊な能力のせいで無駄に疲れてしまうことも。そんな時、特別な条件を満たすお客だけ行ける真夜中の喫茶店に出会う。そこのオーナーの透子さんは謎多き美女。紅茶と伊織の特殊な能力でお客の心も解きほぐされる。透子さんの辛い過去の章が良かった。コーヒー派だけど丁寧に淹れた紅茶が飲みたくなった。
  • よっち
    2024/10/28
    バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織が、ある日特別な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする物語。不思議な巡り合わせでその紅茶専門店を訪れ、人形のように美しく聡明な店主・透子に出会う伊織。透子が淹れた一杯と紅茶にまつわる話を聞いた伊織は、次第に心が解きほぐされてゆく展開で、その不思議な店を訪れる悩める人たちが抱える問題に対して、アドバイスをする透子とともに鬱屈の一因だった共感覚を活かして、解決する手助けをしていくストーリーは続きをまた読んでみたいと思いました。
  • さいたまのたぬき
    2024/10/16
    ネタバレあり
    この本が2冊目という新しい作家さん。前作も日常の中に少しだけある不思議な世界を創っていらしたが、本作も少し不思議な能力のある青年が中心となる。深夜にしかも予約でしか開けないという不思議な喫茶店を舞台に物語が進む。読み進めるにつれて少しづつ登場人物の謎が解き明かされていくストーリーは少し不思議なこの世界にうまく入り込める組み立てとなっている。なかなかうまくいかない状況をお茶の葉がお湯の中でゆったりと広がるように解きほぐすようなゆったりとした小説。続編も可能かと思えるつくりなのでそちらも楽しみにしたい。
  • みにみに
    2025/05/09
    見事に装丁に釣られました。透子さんの営む紅茶専門店に縁が出来てバイトすることになった大学生の伊織。人の感情が色で見える彼は自身のあり方に悩みつつ、不思議な魅力の透子さんと彼女の淹れる紅茶で次第に癒されて…。色が見えようが見えなかろうが、そもそも世界の見え方は人によって全く違う。全体としてそう思える話だった。それにしても、仕事なんだろうけどもほとんどお金取らない。半ば趣味のような感じで喫茶店を経営できるのは羨ましいなぁ。行きたいお店であると同時にやってみたいお店でもある。紅茶専門店って素敵。
  • 流花
    2025/06/21
    ネタバレあり
    主人公の伊織は人が共感して欲しい時に見える色がわかる共感覚の持ち主。アルデバラン(=後に続くもの)という喫茶店の店主である椿紅透子(つばい)の色が見えなかったのが疑問だったが透子の過去が明らかになるうちに本人が望んでいないと気づいてしまう。アルデバランは悩みがある人などにとって貴重な存在のお店だが相手により自分の話を出して納得してもらう。それは自分の過去に向き合わなければいけないので大変。カメリア=椿やつばいという珍しい苗字が出てきたのは椿が紅茶と関係が深いとよくわかる。紅茶専門店だけあり紅茶の飲み方に→