好きな子のいもうと

発売日 : 2024/08/30
私の欲を叶えてくれるのは、大好きな人と瓜二つの妹――。
優等生姉と不真面目妹の間でもつれる、恋の三角関係。
私・雨宮結叶は、初恋の人・花房渚に告白し……振られてしまった。
未練に燻る私を見かねて、親しくしていた渚の妹・海望ちゃんからある提案が。
「私がお姉ちゃんへの想いを、忘れさせてあげます」
渚としたかったことを、全部彼女にしていい――と。
瓜二つの妹に大好きな人の影を重ね、渚の格好をした海望ちゃんとデートしたり、
「結叶先輩は、妹みたいに思ってる、大事な友達と……キス、しちゃうんですよね」
溺れるように欲をぶつけたり。
そんな“渚の代わり”として触れ合うなかで、次第に海望ちゃん自身に惹かれていく自分がいて――?

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みんなのレビュー

  • 雪紫
    2025/06/09
    「私がお姉ちゃんのこと、忘れさせてあげます。……だから、そのためにしたいことはなんでも言ってください」失恋しても親友を諦められない女子高生。そんな彼女にそっくりな妹が誘ってきて・・・。諦められない姉とアプローチしてくる妹に揺れる自信喪失気味の結叶の心境にそそられる。諦められない、巻き込めない、でも。その背徳感と姉妹それぞれの心境が明らかになった時、相当な爆弾だったと思い知らされる。姉妹の家が色々問題しかない家庭だし・・・いや、だからこそ想いは膨らみ、また、今になっているのか・・・。
  • 芳樹
    2024/09/03
    ネタバレあり
    初恋の人・花房渚に告白して振られてしまった主人公の雨宮結叶の前に現れた、渚に瓜二つの彼女の妹・海望が「私がお姉ちゃんへの想いを、忘れさせてあげます」と、告げることから始まる三角関係の恋物語。同著者の百合作品「うばわれ」とは打って変わったヒリヒリとした雰囲気に、感情が大いに揺さぶられました。今回は海望に焦点を当てて三人の関係をスタートさせる導入部という感じなので、次回は渚が結叶を振った真意を含め、渚を深く掘り下げて物語の奥行きを広げてもらえたら嬉しく思います。続編が気になる期待の新シリーズです。
  • よっち
    2024/08/31
    初恋の人・花房渚に告白して振られてしまった雨宮結叶。未練に燻る結叶を見かねて、親しくしていた渚の妹・海望からアプローチされる恋の三角関係。元気がない結叶に渚としたかったことを自分と一緒にしよう提案する海望。相変わらず渚への想いを自覚しながらも、瓜二つの妹に大好きな人の影を重ね、渚の格好をした海望とデートしていく一方、渚や海望の置かれた境遇も知っていく中で少しずつ確実に変わっていく想い。渚も結叶がかけがえのない存在なのは間違いないと思いましたけど、真っ直ぐで迷わない海望の本気が伺えるラストが印象的でしたね。
  • 真白優樹
    2024/08/30
    高校二年生の始まり、ずっと一緒に居た優等生に告白しフラれた少女が、その妹から迫られ始まる物語。―――終われない止まれない、その心に届くまで。燻って、燃え上がって、向き合えなくて。三者三様の思いが繊細な描写の中で描かれる中、二つの思いが絡まり合っていく百合な物語であり、繊細だからこそ美しくまさに耽美的なお話である。未来の約束をお先に、姉を差して抜き去って。果たして決意した妹は、どんな攻勢をかけてくるのか。そして抜き去られた優等生は、自分の思いに向き合う事は出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。
  • リク@ぼっち党員
    2024/09/08
    ネタバレあり
    タイトルどっちかというと「あねを好きな人」じゃないか? 好きな相手の妹・海望が、姉に振られたことをきっかけにグイグイと迫って来る。海望が回りくどいアプローチをかけるのに対し、結叶が海望の変化に気づいて直接踏み込んでくるところに、人たらしの才能を見た。まぁ結叶は良い意味で普通な女の子なので、絡め手で行くよりも直接好意をぶつけた方が効果的な気がする。なので海望はかなりいい位置につけたのでは。拗らせたら面倒くさいのは渚の方だと思うので、渚が暴走する前に決着をつけられるか? はたまた渚が全てをひっくり返すのか?