男装の華は後宮を駆ける 2 亡妃の翡翠

発売日 : 2024/09/24
男装令嬢と皇子の身分を隠した恋!? 後宮の謎を追う中華ファンタジー!
宮中を揺るがす事件から半年が過ぎた春のこと。
重午節の宴に呼び出された外戚令嬢の芙蓉(ふよう)は、酔い覚ましにと後宮を歩いていたところ、
かつて罪を犯した魯淑妃(ろしゅくひ)が住まう冷宮から火の手が上がっているところを目撃する。
火は消し止められるも、宮殿は全焼。魯淑妃は焼死してしまう。
失火による事故死と思われたが、亡くなった魯淑妃の口からは、謎の翡翠の飾りが発見され、
不穏な事件の可能性が浮かび上がる。
事件の調査のため、秘密裏に皇帝とやりとりする必要が生じた皇太后は、再び芙蓉を皇太后の文使いに任命。
芙蓉はまた身分を隠すために男装し、皇帝側の文使いの蒼君(そうくん)と酒楼で落ち合う。
再会の喜びもつかの間に、芙蓉は蒼君が事件の捜査を命じられていることを知り、共に捜査することに。
しかし、翡翠の正体に迫るほどに、2人の身に危険が迫る。
果たしてこの翡翠の正体は一体……?
後宮を揺るがす悪を見つけ出せ!両片思いバディのノンストップ中華ファンタジー!

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/10/28
    宮中を揺るがす事件から半年後。重午節の宴に呼び出された芙蓉が、かつて罪を犯した魯淑妃の住む冷宮から火の手が上がっているところを目撃する第2弾。火は消し止められるものの宮殿は全焼。亡くなった魯淑妃の口から発見された翡翠の飾りの謎から不穏な事件の可能性が浮かび上がり、再び文使いに任命されて蒼君と事件の捜査を始める芙蓉。並行して彼女と皇弟の突然の縁談話もあり、真相に迫るほど2人の身に危機が迫る状況でしたが、相変わらず男装して行動力もある芙蓉は危なっかしい一方で、全てがいろいろ繋がってきた今後の展開が楽しみです。
  • はなりん
    2025/01/11
    シリーズ2巻。お互いに正体がわかっているのに、それぞれが相手にはバレていない、嘘をついていると思って接しているのが、もどかしい。また、読者からは両片思いなのに、お互い自覚がない。それももどかしい。事件は、前巻で事件を起こし冷宮に幽閉されていた魯淑妃が、口に翡翠の飾りを含んだまま焼死し、その飾りをめぐる陰謀の調査をする蒼君と芙蓉。敵がかなり強者でハラハラしっぱなしでした。黒幕は最後に名前がでてたあの人っぽいですね。芙蓉の結婚の話と絡んでどうなることやらですね。
  • 蝶子
    2024/09/30
    ネタバレあり
    この作家さん、前シリーズの転生ものがすごく好きだったので新作も読んでみてるんだけど、やっぱり前シリーズのほうが好きかな。でも今回の作品もおもしろくないわけじゃなくて、ミステリ要素がしっかりしてるし中華の知識がいっぱいあるんだなというのを感じるので、手堅い感じ。五行ってそんなにいろんなことに通じるんだ、烈火の炎で学習したから詳しいことは知らなかった笑。あとやっぱり婚約者の皇弟が怪しいやつで、わかっていたもののおもしろくなってきたぞという感じ。
  • 2025/09/07
    今回も面白かったけど、蒼君が芙蓉に対してうだうだしてるのがちょっとイラッとする(笑)そして、腰の重い皇帝陛下も(苦笑)それにしても、あの最後、気になりますね。やっぱり黒幕はあの人ですか!?それによってあの問題も解決か!?どういう展開になるのか次巻が楽しみですな。
  • punto
    2024/12/28
    皇太后にすごくかわいがられているヒロイン、芙蓉。彼女にとっては大叔母なら、蒼君にとっては祖母なので、孫のほうが可愛くないだろうか?と思ったけれど、全部皇子だと、対等に扱うしかないのかな。しかし芙蓉の性格は可愛がられそう。これはちょっと皇太后の気持ちが分かった(笑)。