ギャルにも負ケズ

発売日 : 2024/09/20
静かな日常が、ギャルに乱される。いや、まぁ、迷惑ですけどね…(嬉)?
僕……遠谷幸文は、高校でひとり文芸部の部長を務めている。
どんな活動をしてるのかって? 例えば……敬愛する宮沢賢治先生の著書を読んだり、活発に活動……嘘です、部屋にこもって本を読んでいるだけです(泣)。
そんな平和な文芸部に、東京から転校してきたギャル、渋沢美鐘が入部してきた。
なんで? どうして? 全然そういうキャラじゃなくない? 
その日から文芸部は、賢治先生の足跡を追って岩手を走り回ったり、「ほんとうのさいわい」を探してみたりと、彼女のペースに巻き込まれて変わっていくのでした。
ちょっと待って(嬉)! 平和な毎日を返して(嘘)! 
転校生×文学×恋心=新しい青春小説の開幕!

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2024/09/23
    ネタバレあり
    宮沢賢治の作品を愛する高校生男子の遠谷幸文のクラスに、東京からギャルの渋沢美鐘が転校してくることから始まる、岩手県の高校を舞台にしたボーイ・ミーツ・ガール物語です。幸文が美鐘に『銀河鉄道の夜』の本を貸すことによって始まる二人の交流を切っ掛けに、「ほんとうのさいわい」とは何かを二人で考えながら、美鐘が抱える問題に幸文が向き合っていく展開がとても素敵だと思いました。二人のこれからが気になる期待の新シリーズです。実に良き青春作品でした。
  • よっち
    2024/09/21
    岩手の高校でひとり文芸部の部長を務めていた遠谷幸文。その静かな日常が東京から転校してきたギャル渋沢美鐘が入部してきたことで変わっていく青春小説。岩手にやってきて宮沢賢治に興味を持ったらしい美鐘と、賢治先生の足跡を追ったり、「ほんとうのさいわい」を探してみたりと、少しずつ彼女のペースに巻き込まれてゆく幸文。2人に関わる可愛い幸文の妹・真央の存在もいいアクセントになっていて、最初は住む世界が違うと思って臆していた幸文も、美鐘の境遇を知ってゆく中で自分がどうしたいのか少しずつ見えてきた今後の展開が楽しみですね。
  • わたー
    2024/12/11
    ★★★★★面白かった。宮沢賢治作品が好きで内向的な主人公が、東京からやってきたギャルとの交流を通して、自分にとっての「ほんとうのさいわい」とは何かを見つけようとするSF(すこし不思議)なボーイミーツガール。宮沢賢治リスペクトを多分に含んだ作品で、タイトルこそ雨ニモ負ケズのもじりではあるが、そちらよりはむしろ銀河鉄道の夜を意識して書かれているという印象。公式のあらすじからは軽めなコメディという印象を与えるが、ヒロインは抱えている問題のせいかあまりギャルギャルしくないことに加え、主人公も大人しい子なので
  • ふじ
    2024/12/10
    先輩の著作、祝2冊目。デビュー作はボーイミーツガール平成ラノベ!って感じでしたが、今回はそれに加えて岩手愛・宮沢賢治オマージュがふんだんに散りばめられ、テーマも宮沢賢治になぞらえつつ、ラノベらしからぬ?真面目なもので、ターゲット層ではないであろう私もあっという間に楽しく読了しました。願わくば一般文芸も読んでみたいです。岩手の図書館とか書店に沢山並んで、多くの読者に届きますように。
  • 碧海いお
    2024/10/08
    ドラゴンマガジンで存在を知って読みました。文芸部の部長をしている主人公・遠谷幸文が転校生・渋沢美鐘が入部をしてくる。 最近のラノベだと題名にギャルがついていると、主人公に媚びている印象を受けますが、何気ない日常でした。宮沢賢治の作品がいくつも登場をし、ライトノベルの文章としては変わっている。文章自体も宮沢賢治っぽい。 続きが出そうな気がしますが、これで終わりなのだろうか?