これはあくまで、ままごとだから。 2

発売日 : 2024/09/10
恋心を隠してでも、彼らが望む関係は――?
恋人ごっこの「おままごと」を続けるうちに、深紅に対して本当の恋心を芽生えさせてしまった蒼一朗。そして兄妹の関係でありたいと強く望みながらも、蒼一朗の身体を渇望してしまう深紅。
 あの夜、一線を越えてしまった後も、何事もなかったかのように二人の日常は続いていた。もう二度とあんなことはしない。これからはあくまでも仲良し兄妹として一緒に暮らしていく。――そのはずだったのに。
 叶わぬ恋の代償行為として、いやらしい遊びを蒼一朗に仕向ける同居人・黄純。蒼一朗への好意を隠さず急接近する演劇部の先輩・奈白。それらを見ても平然としている深紅。そして、深紅の気持ちが分からずに苦しむ蒼一朗。“嘘”と“本音”が溶け合う、禁断の第二巻。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 814円(本体740円+税)
  • ISBN: 9784049158601

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2024/09/17
    ネタバレあり
    「ままごとだから」は免罪符になるのか?関係する皆が心にモヤモヤを抱えていたら、そのうち破綻するのは必然といえるのではないか。特に前半は心の内が語られるようになった黄純と、遠縁の演劇部の先輩・奈白に翻弄されながら、深紅への複雑な思いを募らせる蒼一朗と一緒になって感情を揺り動かされた感じがしました。そし深紅の心情が明らかになる後半では、彼女の抱える色々と矛楯した気持ちに戦慄さえ覚えてしまいます。すれ違っている蒼一朗と深紅の気持ちは一つになることが出来るのか。続きを楽しみにしています。
  • よっち
    2024/09/12
    あの夜一線を越えてしまった後も、何事もなかったかのように日常を続けていた蒼一朗と深紅。関係性を失いたくないがゆえに動けなくなってゆく第2弾。深紅に対して本当の恋心を芽生えさせてしまった蒼一朗。兄妹の関係でありたいと強く望みながら彼の身体を渇望してしまう深紅。それに叶わぬ恋の代償行為を求める同居人・黄純や、好意を隠さず急接近する演劇部の先輩・奈白とますます人間関係がカオスになってきましたが、幼馴染と別れてしまった友人、年上2人の関係性もじわじわと来ていますね…素直になれればいいだけなのにそれが一番難しい…。
  • てぃーも
    2024/09/18
    「恋」と「愛」 恋人に何を求めるのか…。家族に何を求めるのか…。兄妹に何を求めるのか…。 兄貴分の彩人に恋心を寄せる黄純。しかし彩人には紫穗という恋人がいて…、でも恋はしていないと言い…。蒼一朗に対する深紅の想いも、深紅に対する蒼一朗の想いも、そして奈白も…。恋人に恋愛感情を織込んで求める高校生ら。片や異なる視点『必要かどうか』を口にする彩人。理解を拒む彼らだが…。天才・奇才の集まったシェアハウス、同居人では無い奈白も絡んで次巻一体どうなるのか。途中気持ち悪さを感じつつ…、でも続きが気になってしまいます。
  • 椎名
    2024/09/12
    かなり特殊な構成になっているが、誰がどう考えているのかわからないというのも上手くリアリティに繋がっていて良いですね。引っ込み思案に見えて強かで天才肌の奈白がいい具合に場を引っ掻き回してくれた。個人的にはあや兄としほ姉の今の関係性に至るまでの打ち明け話と、今かつての恋と選ぶことになっても戦友である相手を選ぶと断言していたのが非常に印象的。こういう関係って実際あるよなあと思うし、それ以上はないという恋を経験した人間同士だからこそわかることもある。納得と共感に頷きながら読んでしまった。
  • れっちん
    2024/10/04
    あれ?『深紅』アンロックでは?と思ってたが、初めは『蒼一朗』でスタート 中盤、少しづつ歪さが加速していく。真代屋節全開、もうフルスロットル。 『深紅』パート なるほど、こういう心理状態、線がつながる。 この歪さ、絡み合った線、でも確実につながってる。 どうやったらこうなるねん。 もうぐっちゃぐちゃです。(注:この作品においては褒め言葉) このエンド何処に向かっていくのか?全く予想がつかない。 これはやはり『真代屋秀晃作品』なのである。 うーん、全く予想がつかない。(重ね重ねですが、褒め言葉です)