右園死児報告

発売日 : 2024/09/03
右園死児案件が引き起こした現象の非公式調査報告書である
明治二十五年から続く政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。右園死児という名の人物あるいは動物、無機物が規格外の現象の発端となることから、その原理の解明と対策を目的に発足した。
  • レーベル: その他単行本
  • 定価: 1430円(本体1300円+税)
  • ISBN: 9784047380455

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みんなのレビュー

  • 中玉ケビン砂糖
    2025/07/06
    ネタバレあり
    #読了 「考察勢悶絶!」とあるのでまあまあ長いこと悶絶していただろうに。「和製SCPベースのアポカリプス譚」と一言では要約できるがそれだけだと寂しいので書きます。ある古文書に記録が確認された「うぞのしにこ」なる元凶から始まる壮大なサーガ。といってもその形態は『戦前/戦後の新聞記事・週刊誌・手記・日誌の一部・漏洩した都市伝説的機密文書・インタビュー・テープ起こし・ビラ・web上のスレ』など、ありとあらゆるメディアから採られた見開き程度の情報が集まり織り(編纂)なされた何らかの「記録(と示唆)」だ
  • みっちゃん
    2025/04/13
    ネタバレあり
    「うぞのしにこ」という不可解で謎に満ちた怪現象がもたらす厄災。とにかくグロテスクで意味不明。連鎖反応のように、蟻地獄のように人々が巻き込まれて変容していく。気持ち悪。このままその怪異を掘り下げていくのかと思いきや、何故か話は大きく、壮大に。国家、ひいては地球の存亡を賭けた、ヨハネの黙示録もかくありなん、という最終戦争へと。置いてかれた感が半端なかったっす。
  • ミステリにゃん
    2024/10/12
    ネタバレあり
    驚いた。ここ数年で読んだホラーものの中で1番合わなかったよ^^; 最初の数ページが面白そうだっただけに切ない。中盤からは目が滑りはじめ(没入できないツラさよ、、)終盤頃からは合体ロボ的な妙な気分になり困惑する始末。私には受け止められない無理である。そんな一冊だった。この読後感をどうしてくれよう^^;(知らんがな) もっとドキドキ想像してはズバン!と気色悪がりたかったのだが、それが叶わなかった悲しみよ。帯のコメント、背筋氏はタイトル以外のどこをどう絶賛したのか知りたいものである。
  • yukaring
    2024/09/27
    「右園死児(うぞのしにこ)」という得体の知れない恐怖が綴られる報告書風ホラー。語られる怪異がとにかくグロテスクで不条理、おぞましさにゾッとさせられる。政府、軍などによる明治25年から続く非公式の調査報告。「右園死児」から発生する異常な現象が羅列されているのだが果たして「右園死児」とは何なのか?「右園死児」と名付けられた人や動物、無機物は右園死児化して重篤な災いを引き起こし、また人間らしさを奪い人々を発狂の淵に追いやる。未知への恐怖や死児に対する考察などホラーやミステリ、またSF要素も楽しめる1冊だった。
  • 眠る山猫屋
    2024/09/07
    『ウゾノシニコ』と名乗る人物、名付けられた動物、物品、あるいは文書に関する極秘報告書の数々。この『右園死児』は甚大な災厄を引き起こす“呪い”のような存在。見つけ次第、迅速に処置せねばならない。明治25年から始まる『右園死児報告』が連面と続くのが本書。ただのオカルト書籍と思って読んでいくと、とんでもない場所へ連れて行かれてしまう。既知の災厄である右園死児を追う国家機関、軍部、探偵や一般人、宗教家。関わってしまったら、もう抜け出せない。そしてスライドしていく時相。偽史が暴走していく。 呪術廻戦の影響を (続)