何かの家

発売日 : 2024/08/23
湧き起こる違和感の数々。あなたは果たして気づけるか――
 その家には約束事がある。それは“決して一人で入ってはいけない”ということ――。
 大学生の冬馬が夏休みに実家に帰省すると、父親から民俗学を学ぶ学生・雪穂のフィールドワークのためにある場所への案内役を頼まれる。そこは例の約束事がある家だった。目的地に向かう道中、雪穂は不思議な話をする。曰く、例の家には必ず誰か一人が囚われて、次の人が来ない限り永遠に出られなくなってしまう、というもので……。
 ――これは、家にまつわるひと夏の物語。

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みんなのレビュー

  • あっか
    2025/08/07
    新刊。面白かった!もう43ページのあの瞬間でゾゾッとさせられてから一気にグッと引き込まれて一気読みでした。その後もその『ゾゾッ』感に何回も襲われてめっちゃ怖い。ホラーミステリ好きなので好み。ただシステムがわたしには難しかったー!笑 今誰がどういう順番でどうなってるんだっけ…?と何度も頭で一回整理しました。笑 結構細かい伏線が多いので、丁寧に覚えながら読んだ方が後々楽しいかも。ただ、最後の正体全然分からなかった!笑 HNの意味を調べて、もう一回ざっと読み返して、ああそういうこと!?(多分)と思えました^^;
  • あたびー
    2024/08/26
    その家にひとりで入ってそこにいる誰かとかくれんぼをすると、入れ替わってしまう…なかなかスリリングなアイデアだと思ったのだけど、好奇心旺盛な小学生だけじゃなくて強盗殺人犯まで現れて、最後はほぼスラップスティックな大混乱に。ちょっと首を捻りたくなるご都合主義なところもありましたが、何しろ入れ替わりの激しい登場人物たちについて行くのがやっとでした😅
  • キナコ
    2024/11/28
    ヒューマンホラー系。タイトル買いした一冊。その家に一人で入ると中にいる誰かと入れ替わってしまうという怪異。誰が入って、誰が出てきたかが分かってないと混乱しそう。結果的にはハッピーエンドなんだろうけど、探偵役の女の子の正体がもやっとしたかな。 怪異の条件と人物同士の関係を理解してないと何回か読み返しそう。
  • 2024/08/31
    ネタバレあり
    ホラーだけど群像的な感じ。入れ替わりも交代制にするのはなるほど!と思った。
  • おうつき
    2024/09/08
    ある空き家を巡る奇妙な出来事を描いた特殊設定ミステリ。良い意味で思っていた内容と違っていて、どっぷりと作品に没入できた。徐々にルールが明確になっていく後半部は何が起きているのかを把握するのにかなり頭を捻ることに。何が正しいのか信じられなくなってくるような、じわじわ効いてくるホラー要素もあり、ラストはゾクッとするような感覚に陥る。