侯爵令嬢の嫁入り その運命は契約結婚から始まる 三

発売日 : 2024/08/09
この結婚は本家継承のため。契約から始まった運命に向かい合う時がきて――
かつて『廃屋令嬢』と蔑まれた雛は、冷酷な実業家の鷹と、契約により夫婦となった。雛の母の形見を取り戻す約束は果たされ、鷹の元婚約者に花嫁の座を脅かされてなお、二人は今も夫婦であり続けている。契約を超えた繋がりに、まだ気付こうとしないまま――。
 初秋、転機は訪れる。土岐宮家当主たる御大が、ついに本家の後継者を決めるという。御大の“謎かけ”を解くため、鷹と、異母妹弟の春華、祐樹が競い出す。鷹にとって雛との結婚は、当主の座を手にするための踏み台に過ぎないはず。その時、雛の運命は……?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040753799

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みんなのレビュー

  • はなりん
    2024/10/13
    シリーズ3巻。完結かしら?土岐宮公爵家の後継者争いの決着と契約結婚の結末。予想外の決着でした。復讐が目的だったのですね。雛の揺るぎない誇りが素敵でした。鷹さんは仕事はできるのに、雛には最後までヘタレでした。全て無くしても告白は鷹さんからして欲しかったなぁ。
  • さーさん
    2024/11/06
    土岐宮公爵家の後継者を決めるため、鷹は老人の課した謎かけに挑む。契約が果たされた先に待ち受ける雛と鷹の選択とは。シリーズ完結巻。契約結婚という体裁に縛られながらも、2人の間に流れる空気は穏やかで、特に鷹の和らぎようがすごい。もっと異母弟妹と熾烈に争うかと思ったら、唐突に登場した婚約者の影響で別人並みに春華がまっとうになって驚いた。これなら普通の兄妹関係が築けそう。土岐宮公爵家をあっさり解体して爵位も財も捨てて、ただの夫婦になったラストは清々しくて良かった。侯爵令嬢らしからぬ倹約ぶりはこの伏線だったのね。
  • 2024/09/15
    ネタバレあり
    「廃屋令嬢」と蔑まれた雛と冷酷な実業家・鷹の契約夫婦シリーズ最終巻。土岐宮家当主たる老人がついに本家の後継者を決めるという。老人の「謎かけ」を解くため鷹と異母妹弟の春華、祐樹はそれぞれ行動を起こすのだが…。当主争いは今までの苦労はなんだったのってくらいさらっと終わり鷹の復讐も無事に達成。雛と鷹の関係は元々焦れったかったけど今回はいつも以上に焦れったいというか鷹ハッキリ言ってよ!!!ってなりました。若干イラつくレベル。何はともあれ雛と鷹にとってはいい終りになってよかったです。
  • さいか
    2024/11/17
    ネタバレあり
    過去エピソードが辻褄合わせのように唐突に出てきたなーという印象。鷹が当主になりたい理由がそういうことだったというのも含めてもう少し前巻までに伏線めいたものがあったら良かった気がする。お互いに自分の気持ちはもう分かってるのに言ったら壊れてしまうと思って言い出せないもどかしさはとても良かった。妹がちゃっかり普通に幸せを掴んじゃったのが今までを思うと少し複雑ではある(笑)。
  • NyankoroA
    2024/09/22
    お互い思い合っているのに、怖くて本心が話せない二人が、もどかしいけど、素敵だった。周りの人の信頼を勝ち得て、苦境を打開していく展開もよかったな。ハッピーエンドの後の後日談も読みたい。