英雄はアンブロシアを喰む 下
発売日 :
2024/08/01
2023年話題作『英雄はアンブロシアを喰む』待望の完結!
俳優の真宮藍は半神ニキアスによって神々が支配する世界に導かれ、己の正体が英雄候補に無限の力を与える「神の果実」であることを知る。当初は異世界に連れてきたニキアスを許せずにいたが、ニキアスが父神なき後、荒廃した祖国を救う過酷な使命を負っていることを知り、ニキアスに惹かれていく。アンブロシアを取り戻すという神々との誓いを果たしたニキアスは、ついに無実の罪で裁かれた父神を解放するため、十二柱の神子たちとの戦いの場に臨む。一方、アンブロシアとして覚醒しはじめた藍に、ニキアスの親友であった神子カイロスが接近し‥!?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 1650円(本体1500円+税)
- ISBN: 9784041152393
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角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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honoka2024/08/1130ネタバレありは〜ぶ厚かった。かんちゃん@様も仰る通り、手がぷるぷるしましたよ。後書きで『指輪物語』にリスペクトされたとあるが、やはり前巻でも書いた通り、西洋版十二国記な印象。故意に誰かがアンブロシアの実を飛ばしたという事実で更に。西洋の神々はよくわからんけど、人間を娯楽の対象としてる話とか多いのかな。クライマックスはそれこそ手に汗握るスピード感。しかし藍は今後一生人前ではマントを被ってなきゃなんだね。円陣闇丸さんの美麗絵で世界観マシマシ。
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ひぬ2024/12/2921ネタバレあり【電子】開催が遂に決まり、父神の無実の罪を晴らすため、へロスマキアに挑むことになったニキアス。そんな中、カイロスが藍に接近し…下巻も面白かったです。実際のへロスマキアは戦闘のオンパレードからの裏切りなどで手に汗握る展開でした。案の定最終決戦はカイロス相手になってしまいますが、やはり因縁ある彼でないと。(藍とは少し違う意味で)ニキアスの事を想っている故、色々思うところはありますが嫌いにはなれないキャラです。最終的にアンブロシアとしての藍がなくなる訳ではないですが、ニキアスとのこれからの旅路は気になります。
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uuuuuuuuko(うーこ)2024/12/2313ネタバレあり長かったけど面白かった。カイロスのニキアスに対する執着がおいしかった!2人とも死ななくてよかったなー。カイロス、セルジオス、シメオンはもちろんのこと、ニキアスの父神とかタナトスとか気になる人全員美しいようなので勢ぞろいの挿絵が欲しかった!ここで描かれる神が神子や人間に冷たくて全く好きになれない。別々の世界になってよかったよ。殊勲賞はユウトにあげたい。下巻についてた小冊子読まねば。
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もきゅ子2024/11/019ネタバレありとても面白かった。ついにヘロスマキアの開催が決まる。他の神子達と話し合って味方陣営を増やしたりしていく。キャラクターが増えて楽しい。そしてニキアスが不在のタイミングでアイの元に現れたカイロス。まさかのニキアスへの激重感情がアイへの興味の理由。バチバチな神子二人に挟まれて三角関係ぽく巻き込まれたアイが「頼むから、暑苦しい男同士の感情は直接ぶつけ合ってくれよ」となるのが面白かった。二人があのまま俳優とボディガードだったらという妄想トークを楽しそうにしているシーンもとても好き。
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ユキモリ2024/09/037ネタバレあり上下巻合わせての感想。ギリシャ神話風世界での神々の駆け引きに巻き込まれた半神と人間がいい迷惑。元々受は異世界の英雄のための果実になるはずが、神の悪意で現代日本に流され人間として生まれたものの違和感を感じているなど下でhonokaさんが書かれているように十二国記を思い出したなぁ。異世界にさらった攻への受の反発や謎の提示、否応なしに周りから狙われる受の危機の上巻を経てクライマックスが続く下巻に惹き込まれた。理を違えた世界は柵も消えたのでこれから群雄割拠の時代になりそう。攻は受を護りきってほしいな。
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