紅至宝物語 流浪の用心棒と神秘宿す舞姫

発売日 : 2024/07/12
傾国の舞姫を聖地まで護衛せよ――無頼の用心棒と“至宝”を宿す娘の二人旅
用心棒のウィードはいわくつきの宝・紅吉祥【くれないきっしょう】のハントに同行する。
それは数百年に一度、指輪や盃等を依代に顕現する、国をも揺るがす力を秘めた代物らしい。
だが顕現のとき「器」に選ばれたのは人間――舞姫ラウラだった。

元奴隷の彼女は権力者に利用されかねないその力を拒絶。
力を捨てるため聖地への旅を決意し、報酬につられたウィードは護衛を引き受ける。

奔放なラウラに手を焼くウィード。
一方ラウラは人生に投げやりな彼が歯がゆい。
即席の主従関係でしかなかった二人が変わっていく中、紅吉祥を狙う者が現れ――。


==登場人物==

ウィード
腕利きの用心棒。面倒を嫌い、高額の報酬が出る依頼しか引き受けない。
女の悲鳴が苦手。
過去は別の仕事をしていたようだが……?

ラウラ
旅芸人の一座の舞姫。
卓越した舞の技量と容姿の美しさから、「傾国の舞姫」と呼ばれる。
奔放な性格だが、他人を細やかに気遣う一面も。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 770円(本体700円+税)
  • ISBN: 9784040754840

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みんなのレビュー

  • 虚と紅羽
    2024/10/17
    ネタバレあり
    世界をも掌握出来る強大な力を放棄するために旅に出た舞姫とその用心棒。内容と設定の重さのわりにお得パックくらいの手軽さで読めた。雰囲気は好きなので今後の作品に期待くらいで。 壮大な旅と見せかけて実は国内を移動しているだけ。狭い旅路。緊迫感に欠ける部分はあるものの、最初から最後まで終始気を張りつめてハラハラピリピリ読むよりは気が楽かも。それならそれでキャラ背景にもっと重みをつけるとか、街の雰囲気とか、道中の些細な話を入れても良かったかな。 二人とも表紙イラストとキャラ設定が合っていないような気がするのだが。
  • 冬野
    2024/08/09
    強大な力を持つ至宝・紅吉祥の器に選ばれたラウラと、用心棒ウィードが紅吉祥の譲渡のため旅をするファンタジー。キャラが生き生きしていて、成り行きで組んだ二人がぶつかり合いながら相棒になっていく過程が良かった。ただ人物の周囲十mほどしか描写されないので、作品世界が見えてこないのが惜しい(人物の描き方が良いので余計に)。この国にある食材・料理、庶民の服の素材や形、そんなところから文化水準とか時代感も伝わるのでは。大きいとか質素とかの形容詞じゃなく、作者さんが見ている景色をもっと具体的に教えてほしかった。星:4/5
  • さいか
    2024/08/18
    ネタバレあり
    ラウラが根は悪い子じゃないのは分かるけど気性が激しすぎて読んでてちょっと疲れる。紅吉祥については結局なんにも解決していないので壮大な序章という感じ。続きが出るなら読みたい。ところで本名と偽名の響きが似すぎてて偽名の意味なくない? と思ったのは私だけだろうか(笑)。
  • 灰猫
    2024/07/21
    ネタバレあり
    キャラはよくできていて、掛け合いはいい。ウィードとラウラのぶつかりあいから、お互いに信頼を得るという行程はよい。ウィードの過去のトラウマが話しにつながるのもよい。ラウラに宿る紅吉祥という力が鍵となり、主になるとその力が公使できるという展開だが、力が獅子のような物理的に攻撃力をもつ存在なのでちょっと驚いた。ノアからもらう木イチゴがトリックになったりしているのがいい。ウィードの死んだふりと主になった振りはよかったが、グレアムが何故正気になったのかというところは引っかかった。王道な最後だが続きはあるのだろうか?
  • さなだ
    2024/09/23
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