暴君公爵の不敵な溺愛 「思い出すまで逃がさない」と迫られてます

発売日 : 2024/07/12
「お前は俺のものだ」濡れ衣の公爵と記憶喪失の修道女が皇帝殺しの謎に挑む
見知らぬ場所で目覚めたルチェラ。
そこは美しくも尊大、暴風公爵と悪名高いカイの屋敷だった。

カイは現在皇帝殺しを疑われている。
潔白を示すには現場に倒れていたルチェラだけが頼りらしいが――ルチェラは記憶を失っていた。

記憶を取り戻すため、ルチェラは事件に関わる場所を連れ回されることに。
解放されたい一心で従うが修道院で虐げられた辛い記憶まで蘇る。

だがカイは過去も肯定し、ルチェラを必要としてくれた。
噂とは裏腹に真に国を思うカイを助けようと真相に迫るが、思いがけずルチェラの秘密も暴かれ――。


==登場人物==

ルチェラ
皇帝が死亡した現場近くに、修道服を着て倒れていた。
感情が高ぶると金色に光る特別な瞳には、皇国の根幹に関わる秘密が隠されていて――?

カイ
マルジョッタ皇国の皇帝を支える八公爵の一人。美青年だが傲岸不遜。
領民の生活向上のために改革を進めているが、その強引さゆえになかなか理解されない。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040754437

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みんなのレビュー

  • ひぬ
    2025/09/04
    ネタバレあり
    【読み放題】目が覚めたら記憶喪失、そして見知らぬ場所にいたルチェラ。皇帝殺しを疑われている公爵・カイの潔白を示すための手掛かりであるルチェラの記憶を取り戻すため、事件に関わりの場所に向かうことになりますが…記憶を失ってる割にはノリが軽いというか、悲壮感があまりないので割とサクサク読み進められました。ガチャとか普通に現代の単語が出てくるので転生を疑っていましたが、ただ単に普通に使用していただけのオチ。正直(現時点では)溺愛ではないので若干のタイトル詐欺ですが、まぁその片鱗はありそうなので一応いいかな…
  • アマノサカホコ
    2025/06/15
    ネタバレあり
    大阪市図書館。失われた記憶の中に皇帝殺害の犯人を目撃した可能性があり、記憶を思い出してもらえなければ失脚してしまうヒーローと、記憶を取り戻さなければ逃げられないヒロインによる暗殺事件解明の物語。事件を追う楽しさあり、名前をつけたのは俺だからお前は俺の物と言う俺様ヒーローも印象的。味方のいないヒロインには心の拠り所になっていて記憶探しをしながら2人の性格がわかる交流がよかった。ただ、ヒーロー側の心情がやや分かりづらく彼の気持ちがもう少し描かれていれば、物語により深く入り込めたように思う★★★続くならおかわり
  • 冬野
    2024/08/05
    作者さん二作目。記憶喪失の修道女ルチェラと、不遜な公爵カイが冤罪を晴らそうとする謎解きファンタジー。ルチェラの感情が途中で追えなくなり「何かわちゃわちゃやってんなー」と遠くから眺める読み方になってしまった。序盤のカイの悪すぎる印象が挽回されなくて厳しい。有能でも言っちゃ駄目なことはあるやろ…顔がいいから何なん?の気持ちにもなる。トマトの件はフォローがないとただ辛いだけでは。目の色の変化=魔女と思われるようになった経緯も不明で、終盤の展開にも納得できず。あと普通にカイよりメルベイユの方が良くない?星:3/5
  • 2024/08/30
    ネタバレあり
    見知らぬ場所で目覚めたルチェラ。そこは暴風公爵と悪名高いカイの屋敷だった。カイは現在皇帝殺しの疑いがあり潔白を示すには現場に倒れていたルチェラだけが頼り。しかし、ルチェラは記憶を失っていて…。タイトルは暴君公爵なのに作中では暴風公爵だし溺愛シーンはないしンンン???タイトルと中身が一致しないんだが???もし続きが出たら溺愛があるのかな。ただ記憶が徐々に戻っていく流れは自然でよかったし、ルチェラの心の声でメインで進む展開は面白くてテンポよく読めました。ルチェラの心の声が楽しかった。好きな文章でした。
  • さいか
    2024/07/21
    ネタバレあり
    伏線の張り方と回収の仕方が滑らかで一気読みしてしまった。この人なんか怪しくない? とけっこう序盤から思ってたらビンゴだった。完全に悪じゃなかったのが切ない。文章のテンポがよくて読みやすくはあったけど世界観が無茶苦茶なのが残念。セーフとか恋話とかはギリギリ許容範囲としても、ガチャとかイケメンとかは完全にNGワードではあるまいか。あと、タイトルは『暴君』なのに本文が全部『暴風』なのは何故なんだろう(そういう余計なことばっかり気になってしまうのがめんどくさいなという自覚はある・笑)。