猟奇の贄 県警特殊情報管理室・桜庭有彩
発売日 :
2024/06/25
その失踪は、数々の猟奇的な事件の発端だった――
とある反社会的組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに配属された桜庭有彩には、人と人のつながりを糸という形で可視化できる特殊能力があった。
有彩は同僚である柿崎と共に、ある失踪事件を洗いなおすことになったのだが、それは大きな事件の一端で――。
少年たちを狙った生首事件、宗教団体の信者による人肉食事件、そして謎の団体による拷問ショー。一見バラバラに起こっているように見えた数々の猟奇的な事件は、ある一人の女性につながっていく。
有彩は同僚である柿崎と共に、ある失踪事件を洗いなおすことになったのだが、それは大きな事件の一端で――。
少年たちを狙った生首事件、宗教団体の信者による人肉食事件、そして謎の団体による拷問ショー。一見バラバラに起こっているように見えた数々の猟奇的な事件は、ある一人の女性につながっていく。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 902円(本体820円+税)
- ISBN: 9784049127355
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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眠る山猫屋2024/08/1551久々の牧野修作品は、ややソフトだったかな。主人公・櫻庭有彩の持つ特殊能力・他者の関係性が糸として見える力は、なかなか面白いと思えた。物語が進むにつれて、その力の有用性が発揮されていく。敵対する玻璃子の方が能力としては圧倒的だが。愉快犯に特化した謎の組織、毒虫を偏愛する超絶美形な先輩・柿崎も興味深い。物語が続いていくのなら、追いかけてみたいな。
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坂城 弥生2024/08/2941タイトル通り猟奇的な事件だった。
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雨2024/06/2627ネタバレありなかなか面白かった。神崎さんがめっちゃ綺麗な顔なのに微妙に口が悪いのと一人称が俺、なの最高です。続編あったら読みたい。
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petitlyz2025/05/2325ネタバレあり県警特殊情報管理室。人間関係の繋がりが見えてしまう有彩(アリア)。小学生の時、学校に侵入してきた犯人に級友を殺害されPTSDを持つが、犬のブンタと、そしてもう一人のメンバー柿崎とバディを組む。グロテスクな犯罪とそれを映像にして、ゲスな人に販売するビジネス。どうも警察の相当上層部と腐れ縁になっていて根絶できずにいた。主犯の女性は催眠術師のように口のクリック音と目元で相手を短時間支配する。なぜか、最近読む本では美しい男性が増えて、ここでも花束のように美しい柿崎だった。これは続きが読みたい。怖くて面白かった。
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空のかなた2025/03/0624相手を集中して視ると、その人の関係性が「糸」として視えるという能力を持つ女性警察官が主人公。彼女の所属は4人と1匹の警察犬という「特殊情報管理室」というわけの分からない秘密の組織。例えば「関係性が視える」というのは、支配・被支配の場合、背中から腐った緑のような糸が、彼を彼女を支配している相手に繋がっている、というように。敵は「園芸家」と呼ばれる殺人・犯罪集団。その手口が残酷でグロすぎた。水晶と呼ばれる玻璃子のラスボス感がインパクト大。
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