キスは大事にさりげなく
発売日 :
2005/07/01
崎谷はるひ待望の新シリーズ電子書籍化!
日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で静かに暮らしていた一之宮藍は、突然の祖父の死で降りかかってきた莫大な相続税に、すべてを失うことになってしまう。しかし、途方にくれる藍の前に現れた志澤グループの後継者・志澤知靖は、祖父同士が旧知の仲だったと告げ、藍は祖父の作品とともに彼に引き取られることになった。だが与えられた身に余る贅沢に戸惑う藍は、衝動的にその身体を志澤に差し出そうとしてしまうが――!? ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784044468118
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角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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せ〜ちゃん2017/08/2246ネタバレあり★★★★「白鷺シリーズ」1冊目。全6冊(内スピン2冊)。 日本画の大家である祖父の急死により天涯孤独となり全てを失いかけた藍は、大手財閥の会長の孫である志澤に引き取られる。 中学時代から学校も行かず、祖父と二人だけの生活をしてきた藍の俗世とかけ離れた様子がとても特異な雰囲気♡ いきなり全てが変わり、何の見返りも求められずに世話をされる事に慣れない藍は戸惑うばかり…。志澤は妾腹の子という立場に蔑まれながらも野心を内に秘めた堅苦しいまでの仕事人間だが、これまた藍の幼く美しい心と美貌に戸惑っている♡ 続く→
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tera。2014/03/2618「白鷺」シリーズ第1弾。高永さんのイラストがイメージにピッタリで、本当に素敵。まるで光源氏のような出来過ぎくん知靖が、自分の気持ちにも気付かない未発達な大人だったところが切なかった。藍の作るご飯がどれも魅力的で、弥刀が羨ましくてならなかった。今回は登場人物の説明や、知靖と藍が互いの気持ちを通わせるお話‥ってところでしょうか。福田が今後どう関わってくるのか、知靖と志澤家との関係はどうなるのか続きを読もう。しかし弥刀くん、自分の話はいいけど、他人のプライバシーは黙っておきなさいよ。
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nono2018/07/1717ネタバレありBL。本棚整理の為に再読。白鷺シリーズ第1弾。日本画家の祖父を亡くした藍が、志澤グループの後継者の志澤知靖に出会い、恋に堕ちる物語の始まり。19歳ながら世間と隔絶した生活を送っていた藍と、不本意ながら面倒を見ているうちにドツボに嵌まった知靖の恋話は、二人のやり取りなんかは好きなのですが、高齢でありながら孫の未来を頓着しない一ノ宮清風や、阿漕な遺産相続について憤慨する事が多くて再読を躊躇いましたが、読んでみれば年の差カップルの溺愛ぶりが堪らないお話^^やっぱり楽しく読了。
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ゆみる2015/08/2215物語の基本構造は王道でありつつ、文学的な言葉選びや綿密な人物造形、芸術に関しての造詣の深さ等により、エンタメ作品が失いがちな品性や深みを適度に内包しているところに崎谷作品らしさを感じます。ただ他作品でもそうだったのですが絡みのシーンで突如官能小説のような体を成すところ、喘ぎや幼く拙いセリフが"想像上の処女"やショタを感じさせるところは、これまで効いていた抑制がそこだけ外れているような座りの悪さを感じます。慣れるとこれもまた崎谷さんのお家芸(個性)かな?と思いつつ、どうしても気恥ずかしさが拭えません^^;
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ハル2021/05/1114ネタバレあり白鷺シリーズ① 日本画家の祖父一ノ宮清嵐を亡くしこれからの事に途方に暮れてた藍の元にあらわれた志澤知靖。藍に厳しい事を言うが祖父の絵を寄贈する事を提案され…東京で知靖と暮らす事になった藍。知靖となかなか馴染めないけど彼の後輩弥刀と親しくる。知靖と素直で純な藍がお互いに意識し合ってるのに1歩前に踏み出せないのがもどかしい。気持ちがぶつかり合い藍が元の家に戻ったのを追いかける知靖。思いを通じ合わせ初めてのHが良きでした❤裏の世界に通じる福田がこれからどう出てくるのか気になります😖
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