朧の花嫁

発売日 : 2024/05/15
【大人気コミカライズ原作】政略婚からの純愛物語、待望の書籍化
●○●大人気コミカライズ原作、待望の書籍化●○●
 大正時代の函館。旧華族の清子は顔の痣により冷遇されて育った。そんな彼女は、金のため顔も知らぬ実業家に嫁ぐように命じられる。
 清子が出向いた屋敷には、商才あふれる美貌の青年・朔弥がいた。しかし彼の目は不自由になりつつあり、これまでの縁談への苛立ちから彼女を拒絶。それでも清子は真摯に接し、朔弥も、その育ちゆえに真心で人を見る彼女に心惹かれ、互いにかけがえない存在に。
 だが、痣を知った岩倉本家は彼女を追い出そうとして――。彼と生きるため、清子はその人柄と聡明さで懸命に試練に向き合い……?

●○●登場人物●○●
伊知地清子(いちじ・きよこ)
名家の娘だが、痣のせいで蔑まれてきた。人の真心を見る聡明さがあり、時に朔弥も驚く洞察力を発揮する。

岩倉朔弥(いわくら・さくや)
長身で圧倒的な商才をもつ美貌の青年。だが目が不自由で少々ひねくれ者。清子に惹かれ……。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040752112

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

富士見L文庫の新刊

  • 焔狼国の逆後宮 つがいの妃は空の玉座を守る
    NEW
    焔狼国の逆後宮 つがいの妃は空の玉座を守る
    救国か、解呪か――不死の少女は、究極の選択を迫られる
    松藤 かるり (著者) / 久賀フーナ (イラスト)
    発売日: 2025/12/15
    富士見L文庫
  • 鬼狩り神社の守り姫 四
    NEW
    鬼狩り神社の守り姫 四
    「……千尋くん、約束だよ」人と鬼の全てを知った二人が出した答えは――
    やしろ 慧 (著者) / 白谷ゆう (イラスト)
    発売日: 2025/12/15
    富士見L文庫
  • 手芸喫茶『自由時間』へようこそ 編み物は、幸せの桜色
    NEW
    手芸喫茶『自由時間』へようこそ 編み物は、幸せの桜色
    大丈夫、編み物は何度だってやり直せるから――手芸が紡ぐ、癒やしの物語。
    雨傘ヒョウゴ (著者) / 佳奈 (イラスト)
    発売日: 2025/12/15
    富士見L文庫
  • 十番目のユナス 呪いの伯爵と死なない生贄
    NEW
    十番目のユナス 呪いの伯爵と死なない生贄
    「死ぬだけ」の未来を変えるため。生贄と主人の奇妙な共同生活が始まる!?
    旋 めぐる (著者) / もちゃろ (イラスト) / 路玖乃 きみ (キャラクター原案)
    発売日: 2025/12/15
    富士見L文庫
  • 皇宮軍人の花嫁女官
    皇宮軍人の花嫁女官
    「君に結婚を申し込む。ただし、妻の役割も、一切何も求めない。」
    木之咲 若菜 (著者) / 睦月ムンク (イラスト)
    発売日: 2025/11/14
    富士見L文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • Kana
    2024/06/02
    ネタバレあり
    初読みの作家さん。大正時代の函館が舞台。主人公の清子は旧華族の長女だが、生まれつき顔に痣があるので蔑まれてきたが、父からお金のために実業家の岩倉家の長男・朔弥へ嫁ぐように命じられ岩倉家を訪れる。顔の痣のせいで自分に自信がない清子だけど、朔弥に真摯に接することで朔弥も心を開いていく。清子は素直で聡明な素敵な女性だから、朔弥と幸せになってほしい。続編が出るようなので楽しみ。
  • みゆ
    2024/11/12
    漫画とはまた違った展開~。サクサク話が進むので、読みやすいです。これ、エブリスタ発なんですね。どーりで展開が早い。時代が昭和りよも前なので、男性優位社会でヒロインとヒーローは対等ではありませんが、それを理解したら、キュンポイントは沢山あります!!
  • アマノサカホコ
    2025/04/02
    ネタバレあり
    大阪市図書館。顔に痣のあるヒロインと視力に障害のあるヒーローが婚約して始まる恋の物語。出会いは酷い態度をとったヒーローだけど、後悔している気持ちが書かれていて、その後もヒロインの事が気になって、出て行こうとするヒロインを必死に引き止めたり、イライラして余裕のない大人気ない所が可愛いと思えるヒーローだった。ここで評価がわかれそう。ヒロインは育った環境から自信がもてないのはしょうがなくて、役立たずになると存在している意味がないと思っているのか痛々しい。手作りお財布のエピソードがお気に入り★★★★おかわり
  • じお
    2025/06/23
    ★★★☆☆ 顔に生まれつき青あざがあることから、家族に迫害され、名家の娘でありながら使用人のようにこき使われてきた女性・清子、彼女は金目当てで嫁に出されるが、そこで目の不自由な男性・朔弥と出会う、一般的な名家の子女にうんざりしていた彼から最初辛く当たられるものの、真摯に接する清子に彼は淡い思いを、そしてまた清子も自分の見目を気にせずにいてくれる朔弥を大事に思うようになるのだった、近藤が良いやつ過ぎると思ったシンデレラストーリー第1巻。面白かったです、増加の一途をたどるこの手のシンデレラもの。→ス。
  • 2025/12/05
    読みやすくて一気読み。何気に手に取ったけど楽しめた。清子の深い読みで会社が上手くいっているのが面白かったけど、さらっと書いているのは次巻からじっくり書くのかな!?他もちょこちょこ見られるからそこをもうちょっとしっかり書いていただけるともっと楽しめたかも。でも、清子と朔弥がどうなっていくか気になるし、清子が仕事にどう影響をあたえていくのかも楽しみである。