Unnamed Memory-after the end- 4
発売日 :
2024/04/17
世界から逸脱した王と魔女の果てしない旅路――新章第四巻!
「先に生活できる拠点を作りましょう」
旅を再開したオスカーとティナーシャは、外部者の呪具を探して第三の新たな大陸にわたることに成功した。情報のまったくない謎の大陸を探索する二人。だが、滅びた集落ばかりが残っており、なかなか手がかりは掴めない。そこにナフェアと名乗る不思議な少女が現れ――。
神話の時代に分かたれ、まったく異なる歴史をたどった五つの大陸。その新たなる二つの大陸を舞台に、呪具探索と破壊の旅の旅が始まる!
旅を再開したオスカーとティナーシャは、外部者の呪具を探して第三の新たな大陸にわたることに成功した。情報のまったくない謎の大陸を探索する二人。だが、滅びた集落ばかりが残っており、なかなか手がかりは掴めない。そこにナフェアと名乗る不思議な少女が現れ――。
神話の時代に分かたれ、まったく異なる歴史をたどった五つの大陸。その新たなる二つの大陸を舞台に、呪具探索と破壊の旅の旅が始まる!
- レーベル: 電撃の新文芸
- 定価: 1485円(本体1350円+税)
- ISBN: 9784049156041
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電撃の新文芸の新刊
みんなのレビュー
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よっち2024/04/1629旅を再開した外部者の呪具を探して第三の新たな大陸にわたることに成功したオスカーとティナーシャ。情報の全くない謎の大陸を二人が探索する新章第4弾。滅びた集落ばかりが残る中で現れた不思議な少女ナフェアとの交流とその顛末。その後渡った科学文明が発達する大陸での日々と、被検体扱いされる魔法士への迫害。大陸分割神話で各兄弟神の思想が色濃く反映された大陸を舞台に、永き時を生きるものならではの発想だったり、環境へのそれぞれの適応具合を興味深く読んでいましたが、全てが終わった時に2人はどうなるのかつい考えてしまいました。
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かなで2024/09/2013ネタバレあり魔法大陸から遥か彼方にある、人が暮らした形跡はあるのに、『誰一人人間がいない』大陸へたどり着いた夫婦。しかしオスカーの前にだけ、言葉が通じないけれど小さな少女が現れる。また、その大陸からも離れた『機械が発達した』大陸では、夫婦は運び屋として世界を巡る。残りの『世界外の呪具』を探すために。→アイテアの3番目の兄スヴィセトの管理も4番目の兄と思われる機械文明も残酷。一定数超えたら全ての種を絶やすことも、人間は守るべきもので番わせるだけ番わせる世界もどちらも中心部分にいた人たちには残酷な世界すぎて、言葉も(続)
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ユウ@八戸2024/05/0612ネタバレあり新たな大陸で外部者の呪具を探す第4巻。SNSで作者さんがスローライフとかおっしゃってましたがだいたいいつも通りのアンメモです。おもしろかった。「虚無大陸」という名前から嫌な予感はしていた前半。オスカーと孤独な少女のハートフルなふれあいと見れなくもないけど。救いがない…。「埋没の大陸」で新しい文明に触れ、世間に馴染んでいるような馴染む気がないようなふたりが頼もしすぎる。銃も使えるようになったアカーシアの剣士。しかし今回も呪具の終わりと、ティナーシャの最期がしんどかったですね…前回と比べればスローライフか…
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ゆり2024/04/2710ネタバレありWeb版既読者にも嬉しいほぼ書き下ろしニ編。カラー口絵の二人の格好に度肝を抜かれる……しかし二人とも楽しげで良かった。虚無大陸、夫婦の自給自足生活が楽しそうでした。遺跡発掘謎解き……大陸の真実はなかなかえぐい。そして檻中大陸!エギューラ!機械文明にカルチャーショック受けながらもなんだかんだ順応している夫婦がこれまた楽しい。兄妹の最後がぐさぐさきました。ティナーシャが考えているよりオスカーの愛は重くて深いのだけど、いまいち伝わっていないすれ違いが切ない。敢えて残しておいた呪具を今後どうするのかも気になる。
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bluets82024/04/248呪具を探索する逸脱者夫婦の物語はまた別の大陸へ。虚無大陸は無人島が舞台のAVG風。二人の能力あってこそだが、普通に楽しそう。檻中大陸は70~80年代アメリカ風。古ぼけた青いバンでバカ話しながら長閑な田舎町をドライブ…いいね。世界情勢と選んだ職の所為で平和とは程遠いけど。そして呪具の探索が順調だったばかりに、見えてきてしまった旅の終わり。オスカーでもこんなになるんだな、と。弱ったオスカーの姿に、愛の深さと逸脱者の生の過酷さが感じられて胸が締め付けられる。特に今回は二人でいる穏やかな時間が多かったので余計に。
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