狼と羊皮紙 新説狼と香辛料 10

発売日 : 2024/04/10
囚われた仲間を救うため、月を狩る熊の伝説が眠る傭兵王の下へ向かう――!
エシュタットを騒がせた“薄明の枢機卿”を騙る偽者を成敗し、身に余るふたつ名を背負う覚悟を決めたコル。傍らに並び立つ、人呼んで太陽の聖女・ミューリもどこか誇らしげな様子。
 公会議に向けた準備も大詰めのところ、二人の下にエーブの部下で羊の化身・イレニアが投獄されたとの報せが届く。
 しかも投獄先は山岳都市ウーバン、七人の選帝侯のうちの一人、傭兵王を名乗るデュラン選帝侯が治める要害の地。
 姉と慕う彼女の窮地を救わんと鼻息荒いミューリは、早速イレニアを助けに行こうと計画を練るが、どうやらイレニアは選帝侯お抱えの天文学者を誘拐した罪に問われていて――。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 770円(本体700円+税)
  • ISBN: 9784049155587

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/06/03
    エシュタットを騒がせた薄明の枢機卿を騙る偽者を成敗し、身に余る二つ名を背負う覚悟を決めたコル。囚われた仲間を救うため、月を狩る熊の伝説が眠る傭兵王の下へ向かう第10弾。公会議に向けた準備も大詰めの状況で、二人の下にエーブの部下で羊の化身イレニアが投獄されたとの報せが届き、七人の選帝侯の一人、傭兵王を名乗るデュラン選帝侯が治める山岳都市ウーバンに向かうコルたち。その鍵を握る選帝侯お抱えの天文学者により明かされた「月を狩るもの」の正体はなるほどなと思いましたけど、実利に解決の道を見出した結末は現実的でしたね。
  • イシカミハサミ
    2024/05/03
    「薄明の枢機卿」の名も広まり始めた世界線。 急峻な山に囲まれた街に呼び出される。 起こっている出来事とは。 物語としては面白いし、解決策も鮮やか。 ただ「薄明の枢機卿」の物語としてなにかが進んだのかというとクエスチョン。 コルとミューリの新たな一面は開いたかな。
  • 椎名
    2024/04/15
    天文学を中心とした一冊で、面白かったのだが尻すぼみになってしまった印象を受けてしまった。オチが弱かったというか、山場の盛り上がりがぴんとこなかったのかな。香辛料の新アニメが始まったが、是非とも羊皮紙のアニメ化をお願いしたい……。
  • bluets8
    2024/04/14
    今回の話の中心は天文学。「月を狩る熊」ってそういうことか。人ならざる者たちの中での話だったので、もっと神話的なものだと思い込んでいた。スケールの大きいロマンとワクワク感を強く感じる物語で面白かった。一方で、毎度驚きと関心を与えてくれる逆転の一手が魅力の、狼と香辛料シリーズにしては珍しくオチに説得力がない。大昔あった道を復旧させれば利益が出るのは分かるけど、どうやって元に戻すのかの方法論が一切論じられていない。相手はなんでこれで納得したんだろう。あと虎の威を借る狐状態の主人公は単純に格好悪い。
  • みどり
    2024/05/07
    ネタバレあり
    薄明の枢機卿として立つと決めたコルの気持ちだけれど、「力を持つ」ということは、諸刃の剣だと気づいてきた感じが、読者としても一緒にもやっとする感じ。私はなんかミューリのことが最初から好きな方ではなかったんだけれど、10巻まで来ても「成長」と「停滞」を感じてこっちもイラっとしちゃう。こんな気持ちは私だけかもしれないけれど。