多元宇宙的青春の破れ、無二の君が待つ未来

発売日 : 2024/04/25
並行世界の危機は去り、次なる刺客は……未来?
並行世界への逃避行を終え、元の世界に戻ってきた湯上秀渡。1年遅れの高校生活をスタートさせたと思いきや──
「久しぶりだね、秀渡君」
先進世界の友永朝美と秀渡自身が肉体を伴って目の前に現れた!先進世界の自分曰く、秀渡は「自分と友永朝美が幼馴染である」という記憶を抹消され、朝美とは無関係な並行世界に居るらしい。一世一代の告白の答えも消えている始末だ。並行世界の発生原因は、大平邦華という秀渡のことを「先輩くん」と変な呼び方をするクラスメイトらしく──? 一体、彼女は何者なのか。そして、秀渡は告白の答えを、再度取り戻すことはできるのか? カオス&エモーショナルな青春SF第2弾!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 814円(本体740円+税)
  • ISBN: 9784046834751

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/04/25
    並行世界への逃避行を終え、元の世界に戻ってきた湯上秀渡。1年遅れの高校生活をスタートさせたと思いきや、先進世界の友永朝美と秀渡自身が肉体を伴って目の前に現れる第2弾。先進世界の自分から知らされる、朝美と幼馴染の記憶と抹消されて、無関係な並行世界で一世一代の告白も消えている状況。その発生原因がクラスメイトの大平邦華にあることを知り、基元世界を取り戻すために動き出す秀渡。その中で明らかになってゆく邦華側の事情があって、彼女の誤解を解いて説得するためのピースを埋めようと奔走したその結末はなかなか良かったですね。
  • のれん
    2024/04/28
    ネタバレあり
    平行世界の次は時間遡行SFに決まってるよな! という青春SFの楽しい部分だけを抽出した展開。 この手のSFで青春を表現すると基本的に『BTF』になりがちなのだが、今作は開き直って手垢まみれの「親が別れる展開を作った子供が消える」展開を組み込んでいる。この勢いがやはり良い。 しかもタイムパラドックス節全開の現象やキャラの行動が円環して終わりがないという構成も良い。ありえないSFが忌避されていく21世紀SF界においてこういう気持ちよさは必要である。 平行世界の同期同様、SFの自由さを再認識できるSFだ。
  • 和尚
    2024/04/25
    面白かったです、一巻に引き続き、SFと青春を楽しめました! 正直一巻がとても綺麗に終わったと感じていたので、てっきり単巻かと思い込んでましたが、読み終わってみて、こうして二巻を読めてよかったです。 良かったポイントを上げようとすると根幹のネタバレになるので、一巻で好きだった方は是非読んでみてくださいということと、こういう幸せな締め方はとても好きでしたという感想のみにしておきます!
  • なみ
    2024/10/05
    並行世界から戻ってきた秀渡の前に現れたのは、大平邦華という謎の少女だった。 今回は並行世界だけでなく、過去や未来などの時間軸も関わってきて、前作よりもさらにダイナミックな作品になっていました。 邦華の正体やプリズムの機能など、散りばめられていた謎が、後半でしっかり回収されていくのが楽しかったです。 最後まで読み終えると、パズルがぴったりとハマるような爽快感も感じられました。面白かったです!
  • 碧海いお
    2024/05/10
    ネタバレあり
    1巻で綺麗に終わっていたので続きが発行するとは思いませんでした。SFの並行世界。 ただ、令和発行だとゲームのSTEINS;GATEの用語システムみたいに解説が欲しいと思ってしまう。今の時代、何度も繰り返して読み直すという文化があまりなくなったせいかもしれない。世界線によって人間関係・言動・行動が異なるなんて今のラノベとして異質。 本格的なSFが読みたいという方向けの本だと感じました。