わたし、二番目の彼女でいいから。 7

発売日 : 2024/03/08
もうちょっとだけこのままでいさせて。それが間違った望みでも。
早坂さん、橘さん、宮前を“二番目の彼女”として付き合い始めた桐島。だけど、こんなの茶番だと誰もが分かってた。少しだけ大人ぶった俺たちには、それでも手放せない感情があるだけで、実のところ何にも変わっちゃいない。
 そんなある日、遠野は偶然、桐島の昔の恋人の正体に気づいてしまい……。
 誰もが静かな破綻を予感しながら。
 誰もが見て見ぬふりをして。
 無情に季節だけが進み、物語はクリスマスを迎える。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784049154450

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2024/07/12
    ネタバレあり
    【BW】今回展開されるドラマはスクリーンの向こう側というか、ガラスの壁を一つ隔てて繰り広げられていて何一つ手に取れないようなイメージでした。前半戦はそのくらいの「茶番劇」に感じた一方で、早坂に対して遠野が明確に敵意を示し始める中盤以降にどんどん解像度が上がっていくのが強烈でした。相変わらずクズの極みである桐島ですが、遂に自分の意志で一つの人間関係に終止符を打ったことは、この物語が一つの転換点を迎えたといえるでしょう。未だどんな結末へ向かうか定かではありませんが、ここまで来たら最後まで見届けたいと思います。
  • よっち
    2024/03/08
    早坂さん、橘さん、宮前を二番目の彼女として付き合い始めた桐島。そんなある日、遠野は偶然桐島の昔の恋人の正体に気づいてしまう第7弾。茶番とはわかっていても、それでも手放せない感情。誰しも静かな破綻を予感しながら、誰もが見て見ぬふりをして進む物語の結末。いやそれ無理あるだろと突っ込みたくなる桐島と天才軍師・浜波がビターエンドを目指す展開が楽しすぎて、でも過去を精算しないまま見て見ぬふりをしようとしても、ふとしたきっかけでそうなっちゃいますよね。ある意味必然の結末でしたけど、ここからどう動くのか続刊に期待です。
  • S.T.
    2025/06/11
    ネタバレあり
    京都編、正式な終わりは次巻なんだろうけど、今巻で事実上の終焉。冒頭からの全力彼氏生活は、まあかつての二番煎じでしかなく破綻ありきだからねえ。遠野がどれだけ頑張っても、どれだけ健気でも、桐島の中の橘さんと早坂さんに勝てないの、それが恋愛と言ってしまえばそれまでだけど、やるせないね。ヤるだけヤって『二番手』に収まった宮前の方が結果的に軽傷で済むよな…。それでも、ラストでちゃんと桐島が決断したので読後感はそこまで悪くはなかった。物語が終焉に向かっているのは作者も認識しているようで、最後はきちんとまとめてほしい。
  • のれん
    2024/03/12
    ネタバレあり
    桐島は可哀そうな女の子に瞬間瞬間惚れるヤツだと思っていた。しかし、それは高校の間だけだったようだ。大学生を大人かどうかはともかくとして、自分に尽くし嫉妬する程度では惚れなくなるぐらいには彼のクズ度は成長した。 自分のために泣きながら身を引いて、それでも未練がましい目を向けながら、倫理で自ら傷つく。コイツが惚れた女はもっともっと可哀そうなのだから。 今回の主役は遠野、早坂以上に浜波。だって桐島のすべてを知って、すべてを慮ってるんだぞ。コイツが自分の心を隠してたら一番可哀そうだろ。この作者ならやりかねない。
  • hooligans.nag
    2024/03/08
    ネタバレあり
    今巻では不義理をおこなわなかった桐島がついに一つ目の決断を下せました。やはり高校時代からの二人が、いや早坂さんの存在感こそが一番大きいですね。どうやら次巻では教育実習に行く予定らしいですが、そこでも女がらみのトラブルに巻き込まれるのは必定かな。 浜波はやはりポンコツでしたね。なんだかんだで重要な所でポカをやっちゃてますから、いままでも。東京で彼と会っていたのだろうか?とうの昔に別れちゃてる気がするんですよ。この物語のメインヒロインは負けヒロインにすらなれない浜波ですね。